〜節約主婦☆ikeママンのちょっとお得な話し〜から 引き続き本格的なブログ小説をはじめました☆ 皆さんに楽しんでいただければ幸いです☆
ランキングに参加しています! 応援ポチッ プリーズ!!
( 番外編 )
☆M子の海岸物語☆
1990年代初頭・・・・
ここは神戸の { 暗がり峠 }
普段は神戸の夜景を一望できるので恋人同士のステキな
デートスポットとなっているが
この峠は週末の夜ともなると走り屋のおかげで
全く別の顔を見せていた
月明かりに照らされた山の中
頂上付近の駐車場でたけしは
激しい爆音と共にぞくぞくとヘッドライトを照らしながら
駆け上がって来る 走り屋の車をみながら大きくため息をついた
「 はぁ〜〜〜っ・・・・・・M子ちゃん・・・・・ 」
「 なんや?なんや〜?
オイッ!たけし!
お前 着いて早々女の名前かよっ! 」
たけしがもたれているガンメタのGTRの下から
ジャッキを上げて車の中に入っていた Nが
ひょこっと顔を出して怪訝そうにたけしに言った
「 まったく どいつもコイツも
女・女って 盛りやがって
たった 今その女と会ってきたばっかなんやろ?
女に現(うつつ)を抜かしてるヒマあったら
ドライビングテクニックの一つでも磨けよ!
おらっ!
タイム計るから一周行こうぜ! 」
GTRの底から抜け出してきたNがジャッキをもどしながら
たけしのケツを軽く蹴りとばした
蹴られたおしりを押さえながらたけしがつぶやいた・・・・
「 俺・・・・・・・
言われへんかったんや・・・・
本当はこの峠を降りた所には
神戸でも有名なホテル街があって・・・・・・
こいつらみたいなヤツがこの展望台に来る女を
次々に引っ掛けてやりまくってるて
翌日にはその感想を言い合いながら・・・・
そんなお手軽な恋もあるって・・・・・・・
ああ・・・・・
どうして言える?
あんな キラキラなお目めで見つめられて!
どうして言えよう!!
君が知らないだけで
そんな 野獣達がおるって!! 」
たけしは涙ながらに二人を指さして吼えた
「 野獣って誰のことや? 」
「どうやら 俺らのことらしいぞ? 」
悶絶しているたけしをひややかな目で見ながら
腕組みしているNに いつの間にきたのか
まーくんことまさとがNの肩に肘を突きながら
不思議そうにたずねた・・・・
「 お前そんなん言うて
ゆう子ちゃん狙ってたやないか!
ほなアレもうええんやな! 」
まさとが缶コーヒーを飲みながらたけしを
からかうように挑発した
しかし その言葉をたけしは聞き逃さなかった
「 ・・・・まーくん・・・・・・
今 ゆう子ちゃんのことアレって言った? 」
「 んっ?? 」
Nもまさとの方を振り向いた
まさとの肩がギクッとなった
そして 二人でまさとににじり寄った
「 先週まではゆう子ちゃんのこと
アレ呼ばわりなんかしてなかったよな・・・・・ 」
「 そうや!そうや!
スターレットのいかしたドリフトかます
金髪でDカップのゆう子ちゃんを
先にかわいいって言ってたのは俺やぞっ! 」
「 お前!ゆみちゃんっていう彼女おるやんけ! 」
「アホッ! それとこれとは話しは別じゃ!! 」
「 だぁ〜〜〜!!
とにかく!
まーくん! ゆう子ちゃんとヤッたやろ!! 」
たけしはまさとの胸ぐらをつかんで叫んだ
「 んな ワケないやろ! 」
まさとはあせって答えた
「 ゲッ!マジ??
どうやった??
よかった?? 」
Nも好奇心に目がランランと輝いていた
二人に詰め寄られ完璧にまさとの目は泳いでいた
暫くして観念したらしく まさとはとうとう切り出した
「 あんなに・・・・
腰回されちゃ
すぐ いっちゃう
」
「 ガァ〜〜〜〜!!
ゆ〜〜〜〜こちゃ〜〜〜〜ん 」
「 なんでや〜〜〜!!
いつも なんでこんなヤツに〜
」
Nは頭を抱えてしゃがみこんで悶絶していた
たけしは展望台から落ちそうなぐらい身を乗り出し
夜景にむかって吼えていた
その時 ファファン♪ と
車のクラクションが3人を呼び止めた
振り向くとスターレットに乗ったゆう子がこっちを向いていた
「 まーくん!! 」
「 え〜と・・・・
じゃ!! そういうことで! またあとでな! 」
そう言うと
恨めしそうに見ているNとたけしを残してまさとは
白いスターレットの助手席に乗り込んだ
大きな排気音をあげてスターレットは
勢い良く下山していった
「 今日も・・・・・・
彼女は腰回すんやろか・・・・・ 」
「 ああ・・・・
回しまくりやろな・・・・・ 」
展望台に取り残された二人は虚しくそうつぶやいた・・・・
「 まぁ・・・・・・・
これでゆう子ちゃんはアウトやな・・・・
でも よかったやんけ
真剣になれる相手ができて 」
Nがタバコに火をつけながら たけしに言った
「 ああ・・・・・
今のショックで一瞬M子ちゃんを忘れてしまってたよ
彼女は今までの子とはちがう!
もしかしたら 初恋かもしれん! 」
たけしもNのタバコを一本取って火をつけた
「 初恋が誰でも 一番真剣なんや! 」
「 お前もそんな時あったんか? 」
「 さあな・・・・・ 」
二人は夜空を見上げながら大きく肺一杯の煙を吐き出した
「 機会があったら 会ってみたいなぁ〜(笑)
たけしが真剣になったお嬢様! 」
Nは 笑いながらそうつぶやいた・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その頃 M子邸
「 ikeちゃん!! 」
「 M子? 」
電話の向こうの声はまちがいなしにikeちゃんやった
すごい! すごい!
やっと声聞けた! 何年ぶりやろう?
実家に帰ってたんや!
「・・・・久しぶり・・・・・ 」
ウチは電話をかけることしか考えてヘンかって
何を話すかまでは考えてなかった
ikeちゃんも何を話したらええか分からんようやった
暫く沈黙がつづいたあと
ウチは咄嗟に思いついた事を言った
「 ドライブ行こう!! 」
「ぎゃ〜〜!!M子危ない!! 」
「 ちょっとikeちゃんもうちょっと向こう行って!!
だいたい 何で2シートのBMに3人のってるわけ??
あんたん家なら 他にも車あったやろ!! 」
「 二人ともちょっと黙ってて!!
これやったらパパが ぶつけてもええって
言ってくれてんもん!! 」
先週誕生日に買ってもらったばかりの
二人乗りのオープンカーのBMWに
ikeちゃんとK子とうちの3人で何故か夜の
1号線を走っていた
ikeちゃんと二人になるのはとても緊張したので
ウチはこんな時場をなごませてくれるであろう
K子を呼んだ
ikeちゃんは助手席に K子は後ろの荷物置き場に乗った
思ったより荷物置き場は揺れるらしくK子は
文句を言いまくってた
それを聞いたikeちゃんは終始笑ってて楽しそうだった
「 ナンパしにいこ〜〜(笑)(笑)(笑) 」
「 つーか これ以上どこに乗せるのよ!!
M子あんた 免許取ったんいつよ!! 」
「 え〜〜っと・・・・・1ヶ月前? 」
「 降ろしてっ!!
」
なんだか中学に戻ったみたいだった
ikeちゃんは本当に嬉しそうに何を言っても笑ってた
あんまり ゲラゲラ笑うものだから
今まで何してたの?とか 何で連絡くれなかったの?とか
聞きたい事はいっぱいあったのに
なんだかそんなことはどうでもよくなった
それは たぶんK子も同じ気持ちだった
初めてボーイフレンドとデートした日・・・・
大切な友達も帰ってきた
ウチは運転しながらなんとなく
たけしをikeちゃん達に紹介することを想像していた
ウチの友達とたけしの友達・・・・・・
みんなで遊びたいと思うのは
今思えば自然なことやったと思う
そうやって人は
繫がりを広げていくもんやから・・・・・・・
ランキングに参加しています! 応援ポチッ プリーズ!!
ランキングに参加しています! 応援ポチッ プリーズ!!
( 番外編 )
☆M子の海岸物語☆
「M子ちゃん!来てくれたんや!こっち!こっち! 」
そう言うとたけしはウチの手をひいて
近くの集会場まで連れていった
額のハチマキの回りに玉のような汗・・・・
首からお守りをさげたオリーブ色の肌には
真っ白なサラシが巻かれていた
ウチは後ろからその広い背中を眺めていた
少し鼓動が早いような気がした
「 着替えるからちょっと待ってて!
どこ行く?
ハーバーランドでも散歩しに行く?
それとも 中華街で何か食べようか?
タコヤキは? 」
たけしのいつも通りの質問攻めにウチは圧倒されながら
いそいで後ろを付いていった
「 あ・・・あの ハッピ・・・ 」
「 ん? ああっ!ハイッ! 」
たけしはウチの肩にハッピをかけた
「 ここらへんでは彼女に自分のハッピを着せることになってるんだ
だから 着といて! 」
・・・それって・・・・・
ウチはたけしの彼女ってこと?・・・・
「 たけし・・・・
肩赤くなってる・・・・ 」
「 ああ 今年は乗り子やったからあんまり
かついでないけど
去年とか往復太鼓台担いだら
2〜3日は肩が上がらんようになるんやで〜!!
それよりこれっっ! 」
集会所の近くにはたけしのシルビアが停まっていた
そのトランクをたけしは バカンっ!
と空けた!
なんと
その中には大きな バラの花束
があった
「 これ・・・・ウチに・・・? 」
「 この花より キミの方がキレイだよ! 」
キラーン!
「 ・・・・・・・・・・ 」
「 ・・・・・・・・・・・ 」
「 何か・・・・リアクションを・・・・・ 」
「 あっ! ああ・・・・・
でも 花は鉢植えのほうが長持ちするわね・・・・ 」
「 ・・・・・そうだね・・・・・・ 」
ウチは何て言ったらええかわからんかった
そう 実際ウチは花なんて贈られ慣れていたし
バラより胡蝶蘭の方が豪華で好きだった
「 え〜とっ!
気を取りなおして・・・・
あっM子ちゃん!!子猫 がおるっ!
すっげぇ〜 かわいい〜♪ 」
たけしは道端にいた小さな白い子猫を抱きかかえた
そして かわいい♪かわいい♪ と何度も猫にKISSをした
「 ・・・・・どう? こんな俺・・・・ 惚れた? 」
「 ・・・・・猫アレルギーやねん! 」
ひややかに つい本音を言ってしまった
そんなウチに何故かたけしは大爆笑した
「 あはははははっ!!
すっげ〜!!
まったく 小細工通用しねぇ〜〜(笑) 」
なんとなくウチも釣られて笑ってしまった
それからたけしは (もう計算やめた! )とか
(正々堂々と行く) とか何やらワケのわからんことを
言っていた
それからウチらは中華街に行ったり 夜はメリケンパークを散歩した
まるで 本当のカップルみたいだった・・・・
やだ・・・・・
何?これ? 楽しいやん・・・・・(゚´=Д=`)
たけしも もう彼が言う (小細工) をしなくなっていた
ウチらはいろんな話しをした お互いの情報を交換しあったし
たけしは神戸でも有名の(朝倉電気)の社長の三男坊だった
「 アニキ2人が優秀なおかげでさ 俺は本当に両親に
あんまり期待されずに育ったんだ
だから俺は比較的自由にさせてもらってるんだ
でも
M子ちゃんは大変だと思うよ 」
こんな優しい言葉と
メリケンパークの夜景に胸を打たれて・・・・・
つい 先日の心に引っかかってた事を打ち明けてしまった
「 中絶費用のカンパねぇ・・・・・・ 」
ウチは吐き出すように この間のクラスの女の子のことや
友達がいない事とか色々話してしまった
ウチが一気に話し終わるまでたけしは口を挟まず聞いていた
ウチにはそれがありがたかった だって言葉が途切れてしまったら
泣きそうだったから
全部話し終わってから タバコを吸いながらたけしが
そう一言つぶやいた・・・・・
「 ウチ・・・・・・
古いかもしれんけど・・・・・
そういうのって・・・・・ 神聖なことやと考えてんねん・・・
運命っていうか・・・・
心から好きな人ができて もう言葉だけじゃ足りなくて・・・
愛を全身で伝えたい時に自然とSEXするもんだと思ってた 」
「 ・・・・・理想的だね・・・・ 」
たけしはウチの横で目を閉じて ウチの話しを静かに聴いていた
まるで 歌でも聞くように・・・・
ベンチについた ウチの手の小指が 隣のたけしの小指にあたってる
「 あの子達が簡単に中絶費用の事言ってる時
正直言って・・・・ 心の中では
ウチ・・・・
ゾッとしたんよ・・・・
でも 妊娠しちゃった子の事考えたら少し可愛そうかなって
それも思ったんよ・・・・ 」
「 優しいんやな・・・・・君は・・・・・ 」
「 ううん・・・・
それは ちがうわ・・・・・
嫌われたくないだけなんよ・・・・
悪く思われたくなくて・・・・・
小さい子が遊んで欲しいから お菓子を配るのと同じよ 」
ポツッと・・・・・
手に何か落ちた・・・・・
ウチの涙やった・・・・・
「 時代おくれかな?
ウチ・・・・・
好きな人に心から愛し愛され・・・・
その人の子供を産む・・・・・
そんな考え方 重いンかな?
もっと みんな簡単に恋するもんなんかな?
ウチ昔 友達に重いって言われたことあんねん・・・・
もっと 物事軽く考えた方がええんかな?
もう どう考えたらええかわからなくて・・・・ 」
ウチは嗚咽がもれないように口に手を当てた
なぜか涙が止まらなくなってた・・・・・・
何でこんな事をたけしに話してるンやろう?
その時 そっとたけしがウチの肩を抱いた・・・・
その腕は力強く そしてすばらしく優しかった
「 アホやな!
時代遅れなわけないやろ・・・・
そんな子達ばっかりじゃないよ
皆 もっと 真剣に恋してるよ
重いなんて・・・・
君の考え方 俺はすごく好きや・・・・ 」
「 ・・・・・初めて会った時
ウチに強引にKISSしたくせにっ! 」
「 ・・・・・・ごめんなさい ・・・・・・ 」
たけしはウチを抱きしめながら すっごく困ってた
それが なんかウチにはとてもおかしかったんで
つい 笑ってしまったんよ
「 ちぇ〜っ! さっきまで泣いてたのに!
もう 笑ってんのかぁ〜??
俺をイジメて楽しんでるやろ〜!! 」
とっても楽しくて 優しい時間が流れた
ウチらは駐車場まで手をつないで帰った
ウチはこの大きくて温かい手に繫がれてると
不思議といつも感じる 寂しさや不安が消えていた
最後までたけしは紳士で優しかった
家の前でウチを降ろしてウインドウ越しに二人は見つめ合った
「 今日は来てくれてありがとう・・・・・
また 電話していい?? 」
「 いつ? 」
「 じゃあ・・・・・ 明日! 」
「 明日が今すぐ来たらいいのに・・・・ 」
ガンっ!!
「 キャァァ! たけし!大丈夫? 」
たけしは車のハンドルに思いっきり頭突きした!
「 かっわいいこと 言うナァ〜〜
アカン・・・・
俺マジになりそう・・・・ 」
ウチはたけしの言ってる意味がわからんかった
たけしは小さく一束ウチの髪の毛をつかんでいった
「 ねぇ・・・・・ M子ちゃん・・・・・
俺と付き合ってよ!
本当は今日はこれを言いたかったんだ・・・・ 」
「 え? 」
「 ・・・・・・KISSしたいけど・・・・・・
ちゃんと返事もらうまでガマンだなぁ〜!
じゃ!
返事は今度でいいよ!
おやすみっ! 」
シルビアが排気音を上げて走り去ってもウチは
その場にずっと立ち尽くしたままだった
貰った花束を握り締めて・・・・・
「 ・・・・・たけしのバカ・・・・・・・ 」
・・・・KISSしてくれてもよかったのに・・・・・・
ウチにするKISSと猫にするKISSは一緒なんやろか?
昔読んだ 「赤毛のアン 」でアンがギルバートに
告白されるシーンがあったな
きっと アンも今のウチみたいな気持ちやったんやろか・・・・
門限より少し遅くなるかもとママには言ってあったものの
ちょっとバツ悪く家にも戻ってリビングに入った時
ウチはちょっとママの顔が見れなかった
そんな事は全然気付かないママが嬉しそうにウチに言ってきた
「 ねぇ〜〜!!M子ちゃん!
今日ね ママ 難波で偶然誰に会ったと思う〜?? 」
「 だぁれ? ママ? 」
ウチは貰ったバラの花束を花瓶に移しながら
ママに聞いた
「 な・ん・とっ! ikeちゃんよ!! 」
「 うそっ!! 」
「 本当!実家に帰ってるんですって〜
あらっ? キレイなバラね〜
誰に貰ったの〜〜???
って・・・・ M子ちゃん??
どこ行くの? 」
ウチはママの話しを最後まで聞かずに
電話口まで急いでいった!
そして 今でもしっかり覚えている電話番号を押した
トュルルルル・・・トュルルルル・・・・トュルルル・・・・
ガチャっ
「 もしもし? 」
・・・・ikeちゃんだ!
ランキングに参加しています! 応援ポチッ プリーズ!!
Author:ikeママン2
☆あらすじ☆
管理人ikeママンが
中学の時に大好き
だったN君・・・
中学初恋編はN君
との楽しい思い出が
いっぱい
そして
二十の再会編では
なんと 初恋の君は
走り屋になってた?
どうなる?二人の恋の
行方は?



