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ikeママンの純情な感情編No37


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第3章 純情な感情編


No37   ( 知らない過去  )











教会の窓から射すステンドグラスの光が

今は木製の一番前の長椅子に座る二人を包んでいました

ikeママンの足元が虹色にキラキラ輝きます

ゆっくりジェニーさんは話し出しました・・・・・・








 「 数年前・・・

  知り合いのオーナーにあけみを面倒見る様に頼まれたの・・・・


  初めて 

  あの子を見たときはあんまりパッとしない子だったわ

  この世界に飛び込んであの子なりに必死だったとおもうけど

  ある ラウンジで店の女の子にひどいイジメに合ってね・・・・



  その頃からよ あけみが外見も中身も変わったの・・・・・・     」







ジェニーさんは一息ついて話し始めました







「 ike・・・・・・ 枕ホステスって知ってる?  」






「 言葉だけは聞いたことある・・・・・     」








「 お客と寝て店に来てもらうホステスのことよ 

  いつの間にかあけみは自分の客と寝てまで

  売り上げを上げていたわ 

 

  あたしが叱ったら あけみは言ったわ

   売り上げを作らないとまたイジメられると

  どんな手段を使ってでも 

   自分はNo1の座を守り通すと・・・・・・・




 もともと あけみの母親もホステスあがりの

 愛人で最後まで本当の愛を掴まえられずに死んだそうよ



 因果というか・・・・


 

 不思議ね・・・・・・




 親の業を子供が繰り返すなんて・・・・・  」








ikeママンは今までの明るいあけみちゃんからは想像もつかないような

ディープな内容に驚きましたが 

なんだか心の奥で納得している自分もいました



そう・・・・・

彼女の中にある激しさ・・・・

そして 男性の前での彼女のしたたかさ・・・・・

ikeママンも見習っているとこは確かにありました






「 そんなあけみが初めて本気で恋した男が  」









「 マスターですね・・・・・・       」







口を挟むつもりはなかったのですが 

思わず出てしまった言葉でした







「 あけみは彼に夢中になったわ  

 何度もマスターのお店に面接に行ってここで働きたいと

 彼に懇願したけど 

 マスターはあけみの性格を見抜いていたんでしょうね

 自分の店とあけみは合わないと判断して

 彼はあけみに断り続けてきたわ


 あけみは仕方が無く でもマスターと繫がっていたくて

 「 ZIP 」 の迎えのキャバクラで働き出したのよ       」







ジェニーさんは大きなため息をついてまた話し始めました






「 マスターもはじめは相手にしていなかったけど

 あれだけ慕われたらいつの間にか

 あけみを妹のように可愛がるようになっていたわ

 でも 2年前 あんたがフラッと「 ZIP 」にやってきて・・・・・・・  」







ikeママンはいつの間にか手をぎゅっと握り締めていました






「 マスターのアンタに対する可愛がり様を見ていると

 誰がみても彼がアンタに惚れているのがわかったわ


 あんたも彼の愛情を受けて

 本当に二人で幸せになるはずだったのよね・・・・ 」










   本当に・・・・・・

   どうしてこんなことに・・・・・






ikeママンはあのクリスマスの夜からずっと考えていた答えが

もう少しでわかるような気がしていました


長年の経験から 

こんな時は自分の気持ちは抑えて

まず 相手の話しを全部聞くのが正解だと感じていました








「 数ヶ月前・・・・・・

 あのひどい嵐の夜・・・・・・

 深夜も遅い時間に彼があたしの所に来ていったわ


 あけみを抱いてしまった・・・・・・・              」






決定的だと思いました

ikeママンは今や瞳を強く閉じて 

両手で顔を洗うように覆いました






「 あたしが・・・・・・・・

 彼を拒んだ夜に?・・・・・・・・      」







失意の底に沈んでいくような気持ちのikeママンを

ジェニーさんは自分のほうに向けて言いました






「 ike・・・・・・・・



 一度やそこらの男の浮気を許すようでないと 

 本当に幸せをつかめないわよ!


 もし あんたがもう一度彼とやり直したいと思うなら

 このあたしが命をかけてでも今後いっさい

 あけみはあんた達に 近づかせないわ!    」

                





ikeママンは首を振りました 

そして そこまでikeママンのことを

考えてくれているジェニーさんに感謝しました・・・・・


しかし この時点でikeママンの答えは決まっていましたし

今は不思議なほど冷静に

ジェニーさんに納得してもらえる言葉を捜していました







「 ジェニーさん・・・・・・・


 人の気持ちは自分の自由にはならないですよ・・・・・


 いくらジェニーさんがそう言っても

 もう あの二人は愛し合っています わかるんです


 それに マスターを思う気持ちは・・・・・


 あけみちゃんのほうが上だと思うし・・・・     」







これは本音でした

今考えれば ikeママンの方こそ

N君を諦めた辛さからマスターの愛情に逃げようとする

卑怯な自分を見てみぬフリをしていました



そう・・・・・・


結局はikeママンも人のことは攻められず

自分がかわいいので自分の事を大事にしてくれる

自分を好きになってくれているマスター・・・・

彼を都合良く好きになろうとしていたのでした

ですから あの嵐の夜 

マスターを自分の体が受け入れなかった時から

これには気付いていました



思えばN君の時もそうでした

そして ikeママンは最近になって 

自分のある傾向性に気付き初めていました




 

それは


  

ある一定の心の境界線を越えると

ikeママンは急速に恋愛の感情が冷めていくのを感じていました




そう・・・・・そして 

今回もマスターの件も同じでした








  あたしは・・・・・・・

  人を愛せない・・・・・・








そんなことを考えていた時

不意にジェニーさんが片手でikeママンの顎をつかみ

ステンドグラスからこぼれる光にikeママンの顔をさらしました

思わず眩しくて ikeママンは目をぎゅっと閉じました













「 ・・・・・・この 傷・・・・・・

    どうしたの?          」





















ジェニーさんに気付かれました


































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テーマ:R18要素あり恋愛小説 - ジャンル:小説・文学

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