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ikeママンの純情な感情編No20


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第3章 純情な感情編


No20   (  警報   )












御堂筋の近くのしゃれたレストランの屋外に

しつらえられた二人用のテーブルに座って 

ikeママンは 夕暮れ前のコーヒーの表面に

ちらちら模様を作り出すのを

楽しい気持ちで見つめていました


都会の喧騒が ikeママンと向えに座っているマスターを包んでいます

ikeママンは今二人のあいだに漂う沈黙を心地よく感じていました


こうなることを今までまったく考えていなかったといえば

ウソになります 

ikeママンは肘をつき 向かえに座る

この10歳も年上の男性が

ブラックコーヒーをすすり 片眉を吊り上げて

小冊子を読む姿を見つめていました





「 う~~ん・・・・・・   」




「 何を読んでいるの? 」






ikeママンは興味深げにマスターの次の言葉を待ちました





「 十代の頃から 

 私は自分が男性の注目を集めることに気付いていた

 男たちの甘い言葉や熱い視線にも慣れていた

 そして  そういう男達との思わせぶりな

 やり取りがスリリングなのも良く知っている・・・・


 そういうゲームなのだ

 男は女に惹かれ、

 女はもっと男を惹きつける・・・・・


 そして いろいろな手順を踏んだ結果  

 男は女をベッドに連れて行く・・・・・・・・



 なるほど・・・・・・  」





マスターはちらっとikeママンを見て

小冊子の表紙を見せました

ikeママンは覗き込んでその冊子をみました




「 ジェニーさんの小説なんだ

 自費出版で 買わされたよ    」





二人は大爆笑しました




ちょうどその時 通りかかった女性が 

誘惑するような眼差しで

マスターをじっと見つめていました

明らかにマスターをお気に召した様子でした

ikeママンは立ち去る女性のほうをチラッとみました

いかにもどこかのママ風な黒いドレス姿で

腰をフリフリ去って行きます




「あの人 かなりの美人やったよ 

マスターのことじっと見てた  」




「 そう? 

  気がつかなかったな  

それもういらないのかい?  」





マスターは興味なさそうに言ってikeママンの食べ残した

スパゲッティを指差して言いました




「 ん もうおなかいっぱい   」




「 まったく・・・・・ 貸しなさい  」




そう言うと 

マスターはそのスパゲッティをキレイにたいらげてしまいました




「 食べ物は作ってくれた人に

感謝して食べないといけないよ  」




そう言いながらも 

ikeママンは今まで出会った男性の中で

マスターほどikeママンのことを甘やかす人は

いないと思っていました



ikeママンは楽しく時を過ごしていました

特にマスターと一緒にいることが楽しく感じていました

彼はおもしろくて魅力的な人でした 


最近では

頻繁にこうして二人で食事をしているとき

ikeママンは二人がいっさい仕事の話をしていないことに

気付いていましたが したいとも思いませんでした




そして あの告白から数日・・・・・




マスターはあの時に言った通り 

ikeママンに告白の返事を

要求などしませんでした 



彼は空気のように・・・・・


ごくごく 自然にikeママンの回りに存在しました

ikeママンは完璧にマスターの優しさに甘えていました






あの時・・・・・

誰かの優しさに支えられないときっと 

一人では乗り越えられなかったでしょう

ikeママンはとにかく忙しくしました

よく働き よく遊び よく笑いました

頭の中で鳴り続けている警報をムシしながら・・・・・・






自分が壊れてしまわないように・・・・・





何も考えたくない・・・・・




思い出したくない・・・・・・






 

毎日 ヨレヨレになって 自宅に帰りつくと

ベッドの横の留守録の点滅を見つめます

ikeママンは上着を脱ぎながら 再生を押します








ピッ 「 新しい メッセージ 3件です  」










ピーーー 「 ・・・・・ike・・・・・・

        俺です・・・・Nです・・・・

        一度 会って話しがしたいんだけど・・・・・

        頼むから会ってくれませんか?     」











 ピッ! 「  次のメッセージです! 」












ピーーー 「 ・・・・あの・・・・・



         俺です・・・・・・

         さっきの留守電にも入れたけど・・・・・

         会って話しがしたいんやけど・・・・・・

         いつでも いいから・・・・  


         電話ください・・・・・  」











 ピッ! 「  次のメッセージです! 」















ピーーー 「 ・・・・・ 何回もゴメン・・・・・



         Nです・・・・・・・・



         まだ・・・・・帰ってないかな・・・・・・

         もし このメッセージ聞いたら・・・・・

         本当に何時でもいいんで・・・・・・



         電話ください・・・・・・・・・・



         待ってます・・・・・・・・         」




































ピーーー!! 「  消去しました  」








































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テーマ:R18要素あり恋愛小説 - ジャンル:小説・文学

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