スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-- : -- : -- | スポンサー広告 | page top↑

ikeママンの純情な感情編No19



ランキングに参加しています! 応援ポチッ プリーズ!! 

 



  


   


第3章 純情な感情編


No19   (  思いがけない告白   )












まだ 少し出勤時間には早いと思われる午後・・・・・




ikeママンは 「ZIp 」 の店に向かうエレベーターに乗っていました




まだ どこのお店も開店していない雑居ビルのこの時間は

最上階の8階に近づくにつれ

ピアノの音が鳴り響いていました

預けられている店の鍵を差し込んでドアをあけると

その音はいっそう鮮明にハッキリ聞こえます

 


そう・・・・ 

そのピアノの音は 「 ZIp 」 においてある

木製の古いピアノで

弾いているのは  この店のマスターでした


誰もいないお店で   

タバコの煙の中

大型バイク  ハーレーダビッドソンの横に設置された

木製のピアノを弾く

その彼のシルエットは一枚の絵葉書のようで 

男性がピアノを弾くのを

ikeママンは素直に美しいと思いました



ikeママンが入ってくると軽快に鍵盤を叩いていた

ジャズをやめ

少年のような笑顔でマスターは微笑みました





「 やぁ  早かったね  」





「 ん・・・・・ なんとなく眠れなくて・・・ 」






ikeママンは磨きこまれたテーブルにヴィトンのバッグを置くと

マスターが座っている長いピアノ椅子に向きを変えて

一緒に座りました




「 なにか飲む? 」





「 ううん・・・・・  それよりマスター・・・・・

 もっと 弾いて・・・・・     」





「 リクエストは?  」






「 別れのうた   」






ゆっくり 店内にスローなクラッシックが流れました





ikeママンはこの曲が中学のころから好きでした





放課後 音楽室から聞こえてくる この曲・・・・・


グラウンドでクラブ活動をしている生徒の声・・・・


K子やM子と3人ではしゃいで過ごした日々・・・


放課後 グラウンドを走る 


彼の・・・・・・


N君の姿・・・・・・




あの頃は自分も希望に満ちていて

今思えば一番幸せだったような時間・・・・・




フイにもう枯れたと思っていた涙が一滴頬を伝いました

ikeママンはマスターの肩にもたれ

涙も拭かずジッとピアノを聴いていました




マスターは無言で囁くように・・・・・・

それでいて慰めてくれているようにピアノを引き続けてくれました





「 傷ついているね・・・・・・   」





「 そんなことないよ・・・・・・・  」





「 かわいそうに・・・・・・・・    」







マスターはピアノを弾くのをやめてikeママンの肩をそっと抱きました





「 悲しいことを忘れるには 

  他に楽しいことをかぶせていくといいんだよ   」





マスターはikeママンの瞳をじっと見つめて言いました





「 その点 僕は女性を楽しませる職業だからね

 僕は店の女の子には手を出さないことを決めているんだ

 それを 長年の自分の主義にしてきた 」






マスターの片手がikeママンの後頭部を優しくつかみ

自分に引き寄せ 


イケママンの唇に軽く自分の唇を重ねました・・・・・・・






「 ・・・・・・でも 君は特別だ・・・・・・・    」







あまりにも唐突な出来事だったので 一瞬でも

ikeママンはマスターにキスされたのを

自分の気のせいかと錯覚するほどでした

頭の思考がついていきません






「 傷ついている所をつけこんで悪いけど

 僕もこんな絶好のチャンスを逃すわけにはいかないんだ


 2年前・・・・・・

 コンパニオンでベンツの隣に座って 

 寂しそうに笑ってる君をみつけたのは僕だよ

 

 ikeちゃん・・・・・・

 君にはある種のオーラがある   

 カウンターの中にいても みんな君の存在を

 感じているんだよ    」






ikeママンは半分マスターの言葉を聞いていませんでした

さきほどキスされたのかどうか

まだそれにこだわっていたからでした

マスターはikeママンの頬をなで 

愛しそうに見つめこう言いました






「 まったく・・・・・・・

 わかっているのかな?

 僕は 告白しているんだよ    」





「 こく・・・・・はく・・・・・    」






「 ああ・・・・・ ikeちゃん・・・・・・

 君が好きだよ・・・・・・・         」








好きだという言葉にikeママンの思考は激しく反応しました

人に告白をされて反応したのは 

つい昨日のこと・・・・




この店にくるまでムリヤリ蓋をしていた思いが堰をきって

あふれ出しました・・・・・・



車の中で激しく囁かれた愛のことば・・・・・


ベッドの中で好きだと言われるたびに血が泡立つあの感覚・・・・


彼を自分の体の中心に深くうずめ 

唇では彼の口の中に自分の舌を

差し入れ 上下一体となった幸福・・・・・






「 ああ・・・・・ もう・・・イクっっ・・・・・・           」

ike  好きや・・・・・ 」





せっぱつまった告白・・・・・

絶頂を迎える寸前の彼のせつなそうな顔と荒い息





N君の顔・・・・・・


N君の声・・・・・・


N君の体・・・・・・







なんと次から 次へ ikeママンの心に溢れてきてとまりません

そして ゆみちゃんの罵倒・・・・・・


ikeママンは全身がバラバラになりそうな激しい衝動に駆られていました








「 ・・・・うっ・・・・・・

 ふぅ・・・・・・

 ひっく・・・・・       」






「 わ~~~~!!ikeちゃん!!

 泣かすつもりで言ったんじゃないんだ!!

 返事はゆっくりでいいから!

 

 ね? 


 そうだ!  メシいこう!!

 おなかすいていない?  」




 


マスターの必死の慰めも虚しく 

ikeママンの涙は暫く止まりませんでした

しかし さすがにマスターは大人な振る舞いを見せ

ikeママンが泣き止むまで根気良く付き合ってくれました


さんざん泣いて涙もかれた頃 

ikeママンは急に初めて人前で

こんなに泣いた自分が恥ずかしくなりました・・・・・・


少しバツが悪く感じ出したikeママンは目の前で

頭を撫でてくれていた

マスターをチラッと見つめました

優しいマスターの眼差しに心が癒されます







「 ・・・・・・ん?・・・・・・・   」






「 ・・・・・・おなか・・・・・・・


 すいて  死にそう・・・・・・     」






「 それじゃ、 なんとかしないと ♪   」







マスターは笑ってikeママンの腕を取り 自分の腕にからませて

二人はドアをあけて店をあとにしました














ikeママンは今まで 3度  N君を諦めました・・・・・・














一度目は 中学の頃 彼に北港でフラレた時・・・・・













二度目は 高校を中退して不良になったあの頃・・・・・















そして  三度目は・・・・・・・




















初めて女の喜びと痛みを覚えた

二十歳の秋・・・・・・・・・・




























ランキングに参加しています! 応援ポチッ プリーズ!! 

 


スポンサーサイト

テーマ:R18要素あり恋愛小説 - ジャンル:小説・文学

13 : 37 : 15 | ikeママンの純情な感情編No19 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<ikeママンの純情な感情編No20 | ホーム | ikeママンの純情な感情編No18>>
コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://ikemaman.blog95.fc2.com/tb.php/192-82f227ff
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |

バックナンバー

最近の記事

RSSリンク

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ランキング

ブロとも申請フォーム

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。