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純情な感情編 No2 

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第3章 純情な感情編


No2 ( 誰を思う? )










 ワン・ツー! ワン・ツー! 



  ハイッッそこで飛んで!! 

  まわる! っ! そこよっ!

  ハイ 逆さま開脚っ!!   」






「ぎゃーーー!!っ

マジ こわ~~いっす~~ ヽ(*'0'*)ツ!! 」






秋も深まり・・・・・

真夜中には肌寒い頃 ここ深夜の 「ZIP」 で

ikeママンは新しく天井から設置されたポールにつかまり

逆さまに宙釣りにされていました





「 ちょっと!ike! 

  もっとマジメにやんなさいよ!

  本番のハロウィンパーティーまでもう一週間しかないのよ!



  皆 必死で練習してるのに

  アンタだけ今だにサマになってないじゃない! 」






ミナミの超人気ニューハーフショーパブのダンサー件振り付け師の


(通称)ジェニーさん


がどんくさいikeママンに指を指し腰に手を当て

シビレを切らせて怒っています






「 そんなこといったって これ逆さはマジムリですっ゛(`ヘ´#)

  恐すぎですよ!

  お店終わってから

  ぶっ通しなんで少しは休ませてくださいよ! 」





ikeママンもブチ切れてポールにもたれ反論しました

ここ数日だけでポールに巻きつきすぎて

内太腿は青あざだらけですし

振り付けを覚えるのに高いヒールは足にもかなり負担がかって

マメだらけでした




「 口ごたえはもっとマシに踊れるようになってからにしてちょうだい!

 もっとセクシーに!いい?

 このポールは愛しいアンタの男なのよ!


 その男をアンタは全身で誘うの

 体を使って男をその気にさせるのよ!女心全快よ!

 誘うのよ!  」





「 さぁさぁ ちょっと休憩しようか

ikeちゃんもジェニーちゃんもご苦労様! 」





マスターが飲み物を持ってくれ

今にもケンカしそうな勢いの二人の間に

仲裁に入ってくれました





「マス・・・ 」


「カズちゃん!! (マスターの名前) 





ジェニーさんはマスターに駆け寄りました




「 聞いてよ!!

 ikeったらこんなに飲み込み悪い子みたことないわっ!!

 この子についてる 乳と尻はかざりよっ!! 

 色気まったくなしっ 

 もうあたし自身なくなっちゃって~~~」






巻き毛を振りかざし 

泣きまねをしてジェニーさんはマスターに

抱きつきました








・・・・・あんたの乳のほうが飾りじゃねぇーかよ!

   本名(よしお)のくせに!

  高校の時 野球部だったくせにっ!


          ゛(`ヘ´#)








ikeママンはムスッとして反抗心まるだしでした

ジェニーさんは厳しすぎてikeママンはとても好きになれませんでした

それに とてもキレイなこの人は

お客の前では精霊のように美しいのに

本性はすごいヒステリーでとっても口が悪いのです





「 まぁ まぁ ジェニーちゃん あんまり興奮すると

 女性ホルモンが効かなくなるよ


 ムリはいうけど

 うちのハロウィンは本当に楽しみにしてる人が多いんだ

 だから プロの仕事してくれるジェニーちゃんに頼んだんだよ

 さぁ これを飲んで頑張って  

 終わったら何か食べに行く?  ん?  何でもいいよ?  」

 






マスターはジェニーさんの腰に手を回し

頬をそっっと撫でて言いました

まんまとマスターワールドに

はまったジェニーさんが落ち着きを取り戻していいました





「 ええ  ええ  そうね・・・・・

  私少し興奮しすぎたみたい・・・・

  ikeがあまりにも バカで振り付けを覚えないから

  私ったら そうね・・・・ 

 

  ikeにはもっとスタンダートな曲の方がいいかしら?

  若いからUPテンポで激しく踊らそうとしてたけど

  この子のダルさは返って

  切なげな雰囲気のほうが会ってるかもね・・・  」





「そうそう  その調子♪  」



マスターがジェニーさんの機嫌を取りながら 

 彼女?彼?に見えないように

( お願い ) と両手を合わせて 

必死でikeママンに合図を送っていました






あ~あ しょうがないなぁ~!

これも仕事かぁ~・・・・・・(`ε´)







「 ちょっと! ike! これで一回好きに踊ってみなさいよ! 

  この曲は 

  離れていった恋人に戻ってきてと呼びかけてる切ない歌なの

  いい?

  あんたの その全身を使って 愛しい男を取り戻すのよ!  」






ホールに流れてきた曲は 

当時一世を風靡した ジャネット・ジャクソンの


「Come back to me 」でした


ikeママンはドキッとしました 

なぜなら 

この曲はあの切ない海からikeママンが気に入って

ずっと 聞いていた曲だったのです







☆よかったら聞いてみて~ (クリック)

「Come back to me 」




「 ikeちゃん♪ 俺のこと思って踊ってね~っ♪ てイテッ! 」




ふざけるマスターのお尻をジェニーさんがつねりました

ikeママンは再びポールの前に立ちイメージを作り上げようと

ポールをジッと見つめました







これが愛しい男・・・・・・

イヤだな~~~こんなガリガリ ( ̄^ ̄)







また 目を閉じればフラッシュバックで浮かんできます・・・・

毎朝目が覚めると今日は彼のことを考えるのは止めようと決意します

あの人がどこで誰と何をしようと私の知ったことではない

そう 思い込もうとしていました

ikeママンはポールをつかみ

曲に会わせてゆっくりと旋回し出しました







Come back to me I'm beggin' you please
どうか 返ってきて 私を欲しいとどうか思って


I want you to
あなたが必要なの









ジヤネットの切ない歌声が耳に響いてきます

そして同時にあのN君の顔が浮かんできます

あの まなざし!

頭の中までまっすぐ見通して、どんな秘密もくまなく

見透かすような瞳・・・・・

首筋に流れる汗・・・・

鎖骨・・・・・そして 筋肉が隠された広い胸・・・・








Wherever you are I love you All my life I've waited
私の人生には貴方が必要 あなたを愛しているの


もTo see your smile again  In my mind I hated
もう一度 あなたの笑顔をとりもどすまでは・・・・







ikeママンはポールに体を摺り寄せ

腰をくねらせ絡み付いていきます








彼が私を望んでくれたらいいのに・・・・・・








あり得ないことを思いながら踊り続けました

気付くと観客席は暗くなっていて 

マスターもジェニーさんの

姿も薄暗く見えなくなっていました

ステージは明るいライトを照らされ 

ikeママンは自分とN君の妄想の中で夢中で踊りつづけました








パンパンパンパン!!






「 すばらしいわっ!! ike!! 

  やればできるじゃないっっ!! 」






 「ホントだ! すごい切なくてよかったよ~♪  」







いつの間にか曲は終わっていて

マスターとジェニーさんの拍手がお店に響いていました





「 この子にこんな才能があったなんて!


  ああっ  私もまだまだね! 

  これにアレンジを当てて

  曲の3フレーズ目をカットして・・・・ 

  そうだわ!衣装も変えなくちゃいけないわっ!  」






「 よかったね~! ikeちゃん 

  これなら 本番メインでいけるよ! 」






ハシャギまくるジェニーさんに 上機嫌のマスター・・・・











まだ 荒い呼吸を整えながら 

褒められたにもかかわらず

ikeママンはとても複雑な気持ちになりました・・・・・

















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11 : 22 : 58 | ikeママンの純情な感情編No2 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

純情な感情編  No1

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時は1990年代初頭・・・・・


あの熱かった夏も過ぎ 御堂筋の銀杏は黄色く色好き

人々の服装も肌を露出する部分が少なくなって来た頃・・・・・



ここ大阪はミナミの心斎橋・・・・

大阪でも若者が集まるオシャレなアーケードには2丁目劇場という

最近オープンしたばかりの吉本の劇場があり 

連日よしもとの人気お笑い芸人の出待ちをする

女子中学・高校生がごったがえしていました

そしてその2丁目劇場の4Fの美容室 


「アッシュ



水商売のお姉さん御用達のお店でした





「 ねぇ~~♪ikeちゃん☆トリートメントしていく~?

 お髪にお艶がでるわよ~??   」




鏡ごしに笑顔でお姉系の美容師の 

順ちゃんがikeママンに話かけてきます

青い瓶に入った液体をもって 短い髪にハンチング帽にピアス

一見 男前の順ちゃんのしぐさは 

やたらくねくねして常に小指は立っています




「 あっ やっちゃってください  」




ikeママンはガラス越しにこのビルの下の2丁目劇場から

人気お笑い芸人が早足でひっかけばしを疾走して行くのを

見ながら答えました


そして その芸人を夢中で追っかけてる

女子学生のここまで聞こえてくる奇声を

聞きながらそっと目を閉じました・・・・・












☆おまたせ☆

第3章 
 

( 純情な感情編 )


No1   忘れられない












目を閉じて耳をすませば・・・・・・


聞こえてくる あの海の音と潮の匂い・・・・


そして ・・・・ 彼の言葉と彼の匂い・・・・・




あの 絶望的なN君との出来事から

早 2ヶ月がたとうとしているのに

ikeママンは今だに彼から言われた言葉が

忘れられませんでした・・・・・・


2ヶ月もN君に会っていない 声も聞いていないというのに

N君の残像は一日中ikeママンの傍から離れませんでした

夜はさらに始末が悪くて

何時間も寝返りを打ってようやく眠りについたかと思うと

今度は夢にさいなまれました




バカげている・・・・



ikeママンは自分に腹が立ってきました

自分はいつまでも昔の事を引きずる人間ではないと思っていました





「 もう ガキのころとはちがうんや・・・・ 」





眉間にしわをよせ苦しそうなN君の顔・・・・・・

あの時の彼はたまらなく魅力的でした

熱い体に氷のような冷たい言葉・・・・・



なぜ 忘れられないんやろう?



答えのない問いかけでした

ikeママンが高校を中退し 彼の元を去ってから

今になって初めて聞いた彼の本音

しかし  彼は許してくれなかった

M子やK子が突然姿を消した自分を 

何事もなかったかのようにikeママンを許してくれたように

彼もそうしてくれると思っていました


でも考えてみれば・・・・・

世の中 そう都合良くは行かないのがあたりまえでした






彼には彼女がいるし・・・・・

私はホステス・・・・・

今さら どうしようもない・・・・

返って ああ 絶好宣言されたようなもので

よかった・・・・・






この2ヶ月何度そう自分に言い聞かせたでしょう?

ikeママンは近くに置いてあったファッション雑誌を手に取り

まだ暫くかかるであろうトリートメントされた髪に

電熱を当てられながら

極力 リラックスしようと心がけました







「 あれ~~~??

ikeちゃんやん! ひっさしぶり~♪  」








気がつくと 明るく  

アイラインバッチリのかわいい女の子が隣の席で

美容師にカールを頭に沢山つけられていました



「 ああ! あけみちゃん!これから ご出勤?   」




「 うん! ikeちゃんも?  」




「 うん♪  」



このあけみちゃんは ikeママンのお店 「ZIP 」 の間迎えの


キャバクラ  「 ジュリエット 」 の 

No1の人気キャバ嬢で

何ヶ月もミナミで働いていると 

アフターなんかで他の店でよくご一緒したり 立ち話しをしたり 

近くの同業者は自然と仲良くなるもんで

特にこのNo1を這っているあけみちゃんは

ここらへんの業界の情報通でした

逆にいうと あけみちゃんに何か話すと 

ここら辺界隈に知れ渡ることになります


あけみちゃんは 「Zip ]のマスターがお気に入りで

アフターにはよくウチの店を使ってくれるのでした




「 今日の同伴の客が着物が好きやねん 

  はぁ~~めんどくさ・・・・・・  」



あけみちゃんはタバコに火を付け 

前に置かれてるアイスコーヒーを啜った 



 

「 高くつくよね~♪   

 あっあたしもアイスコーヒーください 」



ikeママンは笑いながら今までの自分の思考を遮って

あけみちゃんとの会話に神経を集中しました



「 いいよね~♪

 ZIPは衣装もレンタルできるんでしょ~?

 おまけに同伴もないしね!

 こちとら オーナーがケチだから全部自前よ!

 くやしいから今日の客にはヴィトン買わしてやるの!  」




「 あははは すげ~~~!!  」



ikeママンはあけみちゃんの話しを楽しそうに聞きケラケラ笑いました

調子にのってきたあけみちゃんはさらに

マシンガントークに拍車をかけます



「 この間なんかさ オーナーに歯を治せっていわれて

 やったんだけど 80万よ!! 80万!!  」



そう言うとあけみちゃんはクルッとikeママンの方に

椅子ごと向いて大きく口をあけて見せてくれました

すると 今まで奥の数本は銀歯で笑うと目立つからイヤだ

と言っていた所がセラミックの真っ白な歯に変わっていました





「 んモウッ あけみちゃん!動かないで! 」




髪を巻いているオネエ系の順ちゃんが 

少しムッとしていいました

そして あいかわらず小指は立っています




「 うわ~ すっごく歯がキレイになったね~

 まっしろ~!!

でも高いね~ いいなぁ~♪   」



ikeママンは水商売の女の子は結構好きでした

お店のホステスさん達もこのあけみちゃんのように

よく 自分に投資しました 

立ち振る舞いのレッスン学校に通ってる子もいるし

エステに毎日のように通う子もいます

英会話を習ってる子

貯金を何百万も持ってる子

ブランドものを品良く見につけてる子などなど


一般の女の人からみたら あれ、どこか違うな  という

キレイで華やかさが彼女達にはありました

そういうikeママンも最近エステに通いだしたばっかりでした



ボーっとそんなことを考えていると 

またあけみちゃんの話しに引き戻されました



「 そういえばさ~~~!!

 もうすぐ だよね~♪

 「ZIP」のハロウィンパーティー☆  」




ikeママンはその言葉を聞いて一気に暗い気持ちになりました




「 あ~~・・・ そうだね~~  」




「 そうよ~~~♪ 

 その日は順もうちの子達全員連れていくからね~♪

 何着ていこうかしらぁ~?? 

 あ~超楽しみ~♪  」




あけみちゃんの髪を巻き終えた順ちゃんが 

霧ふきで液体を吹き付けならが

夢みる乙女のようにはしゃいでいました




「 ほんまやな~☆

  ここらへんで 「ZIP」

  ハロゥインに参加せえへんかったらもぐりやもんな~

  毎回規模が大きくてめっちゃ楽しいもん♪

  マスターにも会えるし♪

  ねぇ 今回誰かゲスト来るん?   」




あけみちゃんがわくわくしながらikeママンに聞きました



「 うん 関西から出た DJ yuki さんが来るねんて

 それに 「 ブーティ 」 からニューハーフのショータイムもあるよ

 うちのマスターが「ブーティ」のママと仲良いねん 」




「 きゃ~!! 「プーティ!! 」 

 「DJ yuki!! 」  」




もうその言葉を聴いただけで 

二人はおおはしゃぎでした

現代ほどではありませんが

この頃ちょうどヒップホップが流行りかけてた頃で

関西でも超人気のDJに

そして最近TVでひっぱりだこの

ミナミでは知らない人がいないというほどの


超人気ニューハーフ 

ショウーパブ 「ブーティ」


今でいうコラボショータイムがあるのでした

そう 毎年「ZIP」のハロウィンパーティは大規模なイベントで

集客率は年末のニューイヤーパーティより

すごいものになります

ですからこの時期はマスターもみんな準備に追われ

みんな 少なからず浮き足だっているのでした




「 キャー楽しみ♪

で  当日ikeちゃんは何するのぉ~~??  」




あけみちゃんの言葉にikeママンはため息をつきました

そうです 唯一このハロゥンパーティでikeママンは凹む

原因があるのです





「 それがね~~~・・・・ 」





ikeママンはジブジブ話し始めました

二人の目が輝いていたのは いうまでもありませんでした






「ポールダンス・・・・・ 」










「ポールダンスう~~??? 」



「ポールダンスう~~??? 」













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11 : 17 : 35 | ikeママンの純情な感情編No1 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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