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二十の再会☆No13

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 キラキラライン2

 

 No  13  (  ナイトライダー   )

 

 

 

ゼロヨンレースでもひときわ目をひく ガンメタのGTR・・・・

なんと 運転していたのは・・・・・ikeママンの初恋の人N君でした

 ○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°

 

 

 

 

地面におり立ったN君を見て 

ikeママンは硬直状態になりました 

そして彼の全身をじっくり眺めました 

また上浅めのジーンズに筋肉質の体をおおう真っ白なTシャツ 

その長い脚でゆっくりこっちにむかって来る姿に

ikeママンは見とれました

 

 

「いや~~~?N君やん? マジ~? 」

 

 

「 え~~?久しぶり~!! 」

 

 

「 え? 何?何? 知り合い? 」 

 

 

「 中学の同級や! たけし! 」

 

 

 

たけしと M子・ K子が 喜んでN君に駆け寄りました

しかしikeママンは凍りついて その場に立ちつくしたままでした

N君は魅力的な笑みを絶やさないまま

M子の頭をクシャクシャにしていました

そしてM子がN君に何か言いながらikeママンを指さしました

 

 

するとN君は おもむろに 前髪をかきあげて 

中学の頃より 彫りが深くなった端整な顔を少しかしげて 

ゆっくりこちらに顔をむけました

あの頃大好きだった瞳が ikeママンをとらえました

N君の口もとからは笑顔が消えました

 

 

 

 

   うっ!・・・・・ Σ(-`Д´ ) 

 

 

 

 

ikeママンの心臓はドクンッ!と音を上げて止まったように感じました

M子がN君にそばに行けと催促するようにN君の背中を押し 

N君がこっちにやってきました

 

 

 

 

「 ・・・久しぶり・・・・ 」

 

 

 

 

ikeママンを見つめるN君の目は 驚いて大きく見開かれていたのですが 

すぐに細くなり 今まで見たことのないような表情に変わりました

 

 

 

 

「・・・・・なんか・・・ずいぶん変わったな! 」

 

 

 

 

「・・・・・N君 こそ・・・・・ 」

 

 

 

ikeママンは心をかき乱され 止まっていた心臓が

今度は 競走馬が疾走するように一気に走り出しました

 

 

健在なタレ目に形の良い眉 口もとも少しも変わっていませんが

変わった点があるとすれば 10cm以上は伸びてるであろう身長・・・

少しパーマがかかっているのでしょうか? 

ゆるく目にかかって流れている茶パツの前髪 

かつての少年っぽい面影が消えて

ikeママンはむしろ今のN君に好感を抱きました

それに さっきM子がN君を見てポッと赤くなったのを見逃しませんでしたし

それぐらい 二十歳になったN君は ドキドキするほどステキでした

たけしがN君の片に肘をついて言いました

 

 

 

「 すごい!偶然やな! ゼロヨンで同窓会なんて! 

いつもやったら ここきても絶対会われへんで!

こいつ 普段は 峠走ってるもん! 」

 

 

 

「  お前もな! 」 

 

 

 

しばらく5人は楽しく世間話しに盛り上がっていました

ikeママンも冷静なフリを装っていましたが

頬の火照りはどうしようもありませんでした

 

 

「 お~N君やんけ~! 」

 

「やっと ゼロヨンやる気になったんかぁ~! 」 

 

「 おひさしぶりっす! 」

 

 

5人でしゃべっている間も 道ゆく人にN君は声をかけられまくっていました

 

 

「 どうや~?峠やめて 直線来いやぁ~! 」

 

 

「 いや~!僕はまだ ドリの魅力に取りつかれていますからね~♪

それに こっちは結局マシンに金かけたもん勝ちでしょ~(笑) 」

 

 

 

「 アホッ  借金したもん勝ちと言えっ! 」

 

 

 「  あはははははっ!  」

 

 

 

  あっ・・・・笑った・・・・・(・ω・)

 

 

 

ikeママンは N君達が話してる内容はサッパリわかりませんでしたが

笑うと目がなくなって人なつこさを見せる彼の笑顔を

嫌う人はいないだろうと思いました

 

 

すると先ほどN君と勝負した黄色い Z が

一時停車するのも惜しむようにN君に向かって叫びました 

 

 

 

「お~い ! N! 勝負するんかせんのか

ハッキリせぇやぁ~!! 」 

 

 

 

 

「 ごめん!ちょっと 行ってくるわ! 」

 

 

 

さっきから走りたくてウズウズしていたのでしょう 

N君がGTRに向かって賭け出していきました 

 

 

「 ちょっと~~!!Nく~~ん! 

ikeちゃんも乗せたってよ~~!! 」

 

 

 

K子が叫びました!

 

 

 

「 ええっっ??  Σ(゚∇゚|||) 」

 

 

 

「 二人っきりになれるチャンスやで~! 」  

 

 

K子が詰め寄りました! 

 

 

「 なっなんで? 」 

 

 

 

「そうやん!ちょっと乳の谷間見せて 

乗せて~♪って言ってきたらええねん! 」 

 

M子もニヤニヤして言いました

 

 

 

「ばっかじゃないのっっ?【゚Д゚】 」 

 

 

 

ikeママンは急に振られて焦りまくっていました

たけしがGTRの運転席にもたれて中にいるN君に何か言っています

すると すごい勢いでGTRがバックしてきて 

イケママンの前でキッ!と急停車しました!

 

 

 

 

「 乗って!!」

 

 

 

 

N君が運転席から身を乗り出して

助手席のドアを開けて言いました

その時初めて目が合い ikeママンは全身にN君の視線を感じていました

 

 

  N君は今日の私の格好をどう思ったかしら・・・・

 

 

でも その表情からは何も読み取れません

するりとikeママンが助手席にすべりこむとGTRは爆音を上げて疾走しだしました

おせじにも乗りごこちが良いとは言えないこの車はしゃべると舌をかみそうでした

 

 

 「 なっ なんで  窓 全開なん? 」

 

 

「 事故ってひっくり返った時に 外出れるように! 」

 

 

 

「 ええっ?! そっ そんなに事故るの? 356 」

 

 

 

フッ   「 うそや!! 」

 

 

 

 

  あ・・・・・ また笑った・・・・・

 

 

 

 

 

「 カウントとれる? 」

 

 

N君が前を見ながら言いました

 

 

「うっ・・・うん さっき見てたのでよかったら・・・ 」

 

 

 

2斜線のスタートラインの両側道には

大勢のギャラリーがいて超盛り上がっていました

大勢の野次と口笛のなかをゆっくりとGTRは進みます

 

 

「 礼儀正しくね 」 

 

 

ピタっとスタートラインにならんでN君がいいました

 

 

 

「 おっ おねがいします!! 」

 

 

ikeママンは 隣の黄色い Z に 一礼をしました

Zの運転手がikeママンを見て 軽く口笛を吹きました

ikeママンは3本指をたて叫びました

 

 

「 3から いきまーす!!! 」

 

 

 

 

ヴーォン!!オン!

! オーン!!

 

 

 

 

 

両車 一斉に空吹かしをします!

フルスロットルから爆音が響きます!!

ギャラリーの叫びは最高潮になります!

N君は アクセルを踏み込み

最も早いスタートを切れるように回転数を合わせます!

 

 

 

 

 

 

ウォン!オンオンオン!

 

 

オーーーーンッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

「 3 ・ 2 ・ 1 ・ GO!! 」

 

 

 

 

 

 

 

 

激しくホイールスピンしながら2台は猛然と加速しました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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07 : 19 : 25 | 二十の再会☆No13 | トラックバック(0) | コメント(27) | page top↑

二十の再会☆No12

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 キラキラライン2

 

 No  12  ( ゼロヨンレース   )

 

 

 

 

 

大阪は築港の港から吹く風・・・・ 

港のオレンジの明かり ここはいったい・・・・

 

 

 

「 うわぁ~~!!何ここ? 」

 

 

 

 

「 これ・・・車いったい何台おんの? 」

 

 

 

 

おびただしい車の数・・・

夜中だというのにいったいどこからこんなに車が集まってくるのでしょう?

ikeママンはドキドキしていました 

 

 

 

 

「 ねぇ~ たけし!みんなここで何してるの? 」 

 

 

 

 

「 これは ゼロヨンレースって言って

マシン好きの人がそれぞれ自分のマシンに乗って 

約400メートルの直線をどれだけ早く走り抜けれるかを競うものなんや  

近くまでいってみよう 」

 

 

たけしが慣れた足どりで歩きだしました 

およそ100台以上もあるでしょうか・・・

みんなおのおの 道ばたに車を停めて立ち話していたり

または乗ったまま カーステを爆音で聞いていたりしています  

そして停まっている車は 車に詳しくないikeママンでも

ひと目見て分かるようなスポーツカーばかりです 

 

フェアレディ Z・ シルビア・ スープラ ・ ハチロク スカイラインにアルテッツア・・・・ 

まるでモーターショウです 

 

 

ゼロヨン

 

 

 

 

 

 

ikeママンはキョロキョロしながら さっきまで眠かったのに 

なんだかテンションがあがってきた感じでした  

 

 

   クラブとかよりずっとおもしろい~♪

 

 

「ねぇ 走り屋って暴走族? こんなに集まって近隣の迷惑じゃないの~? 」

 

 

 

K子がたけしに大声で聞きました 

スタートラインに近づくにつれ 排気ガスや焼けたブレーキの匂い 

すでに普通の会話が困難なほどの排気音のなかで 

たけしも叫んで返事しました 

 

 

 

「 暴走族と走り屋はちょっとちがうなぁ~!!

暴走族は迷惑この上ないけど 

ここはコースの先は港でもう車は朝まで走らんのや 

走り屋はマシン好きが集まったサークルみたいなもんで 

みんな礼儀正しいしな もっともここも一般道路やけどなぁ~!!

 それに ほら! 」

 

たけしが指を指して言いました 

 

 

「今日は峠のほうのチームもきてるわ あいつら俺の友達やねん! 」 

 

 

 

同じステッカーを貼った レビンのハチロク 真っ黒のシビックが

すごい勢いでikeママン達の前を走り抜けていきました 

その突風でikeママンのスカートがめくれ上がってしまったので

あわててスカートを押さえました 

 

 

「 このレースは車の性能ももちろんやけど

ギアチャンジによるドライバーのテクニックが大きく作用するもんなんや 

もっともたいがいの車が エンジンや足回りを改造してるけどなぁ~♪ 

ちょっとしゃべってくるからここで見てて  」 

 

 

 

そう言うとたけしは 

友人らしい固まっている一つのグループに駆け寄っていきました  

 

 

 

「 しかし・・・ギャラリーもすごいねえ あんなかぶりつきで見てたら 

もし 車がつっこんできたらあのスピードじゃ即死やろなぁ~ 」 

 

K子が感心して言いました 

 

 

「でも なんか迫力あっておもしろいね♪  

あはは 見て  !アレ 軽のチームで ステッカー

(けろけろケロッピ)  って書いてある!」 

 

 

M子が アルトワークス の集団をゆび指していいました 

 

 

 

「うわっ あっちなんかホラ!車の中にブラックライトつんでる~!! 」

 

 

 

ikeママン達ははしゃぎまくってました 

 

 

 

「しかし・・・ギャラリー女の子多いね~☆ あれ何してるんやろ」 

 

 

 

「 みんなカッコイイ車に乗せて欲しいねん! 

カッコイイスポーツカーの横にはかわいい女の子って

いつの時代も相場は決まってるしね☆  」

 

 

たけしが戻ってきて言いました 

その手にはikeママン達の缶ジュースを持っていました 

本当にたけし君は優しい子だなぁ~とikeママンは感心しました  

 

「 どれか乗りたい車あったら言いなよ 俺の知り合いやったら口きいたんで!

ikeちゃん達ぐらい可愛かったらみんな喜んで横乗せてくれるよ!!  」 

 

 

「 ホント!うわぁ~どれがいいかな~? 」

 

 

ikeママン達は喜んで

スタートラインに隊列を作って並んでる車を物色していました 

その時 存在感のある黄色い  フェアレディZ が

 スタートラインに停まっていました  

 

 

 

「・・・・? なんで誰もあの Z と勝負せんの? 」 

 

 

 

M子がたけしに聞きました 

 

 

 

「 ああ  速すぎて話しならんからみんな勝負したくないねん 

野球でいう敬遠や あれと対張れるのは・・・・

さっき来とったんやけど

 

ああっ!!ほら!来た! 」 

 

 

 

たけしがそう言うと 真っ黒なスカイラインGTRが爆音を上げて入ってきました 

 

 

 

「アイツ 俺の高校の時の同級やねん ♪ 」 

 

 

 

両車一斉に空ふかしと共にタイヤがスピンして スタートを切りました

瞬く間に車は小さなライトだけが見える距離まで行ってしまいました  

 

 

「 速っ!!・・・・あの GTR! 」

 

 

「 あのリアウィング 特注なんかな? 」 

 

 

「なんか ホイルもすごかったね~☆ 」 

 

ikeママン達は暫く 転回点でUターンしてくるGTRにくぎづけになってしまいました 

 

 

「 お~~い☆ お~い! 」 

 

 

たけしがガードレールにピョンッと飛び乗り 

GTRの運転手に分かるように手を降ります 

 

 

 

   どんな人が運転してるんやろう・・・・

 

 

一瞬ikeママンは思いました 

 

 

「お~~~~い! 停まれ~~~☆ 」

 

 

たけしに気付いたのか  ガンメタのGTRはスピードを緩め

ハザードランプがチカチカしています 

たけしはまだGTRに手を振っています 

 

 

 

 

「お~~~い!    お~~~い! 

 

お~~~~い!    

 

 

N~~~~! 」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 !! 

 

 

 

 

 

 

 

 

ikeママンの肩がピクッとなりました 

そしてそんなikeママンをM子とK子は見逃しませんでした 

同じ名前を聞いて反応する自分が少し恥ずかしいと思いました

また 3人で遊ぶようになってから M子とK子は

極力この話題はikeママンに触れないようにしていました

この話題をikeママンにすると またいなくなるとでも思っていたのでしょう

 

 

 

「 ・・・・・ まさか・・・・ねぇ・・・・?」

 

 

 

K子が探るように言いました 

 

 

「よくある名前やし・・・・って・・・・ 

あ~~~~っっ405!!! 

 

 

 

M子が叫びました そしてたけしの所に詰め寄りました 

 

「ちょっと!!たけし!! 高校の同級生って言ったよね!! どこのっ??? 」  

 

たけしがニコっと笑っていいました 

 

 

「  ??? 〇〇工業学校だよ ?  」 

 

 

ikeママン達3人は顔を一斉に見合わせました 

たけしはikeママン達と同じ歳です 

そして たけしが言った高校の名前は・・・・・・

急にikeママンは動機が激しくなってきました 

 

 

「 ああっ!!こっち 気づいたわ! 」 

 

 

GTRが真っ赤な丸いテイルランプを灯し 

ikeママン達のすぐ前にゆっくり停車しました  

 

 

GTR  夜

 

 

 

 

 

 

 

 

  ああ・・・そんな・・・・絶対ありえへんっ

 

 

 

 

 

 

 

 

耳の奥がジンジン鳴っていますikeママンはGTRから目が離せません 

そう この緊張はM子とK子にも伝わっているでしょう・・・・ 

 

 

 

「 あっ!! 降りてくるわ! ホラッ! 」  

 

 

 

エンジンを切ったもようでGTRの唸りは急に止みました  

と 同時に運転席のドアがバカンっ!と開きました!

 

 

 

 

 まるで スローモーションのように・・・・

 

 

 

 

 

ドアの下にはナイキのスニーカー

排気ガスがドライアイスのように舞い上がって 

バックには多くのヘッドライトに照らされて

ゆっくり運転手が立ち上がり   そのシルエットが浮かび上がりました 

 

 

 

 

ikeママンの心臓は縮みあがり 内臓は無重力状態になりました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘッドライトに照らされて立っていた青年は・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

N君でした・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 キラキラライン2

 

 

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22 : 52 : 22 | 二十の再会☆No12 | トラックバック(0) | コメント(28) | page top↑

二十の再会☆No11

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 キラキラライン2

 

 No  11 ( その店の名は   )

 

 

 

 

 

 

 

「あ~~~!ワキ〇生えてる~!誰か脱毛テープもってない~? 」

 

 「 テープじゃ時間経つと赤くなるよカミソリにしなよ 

      ハイ☆1本¥100 」

 

 

 「 サンキュー! 」 

 

 

「 ヤバーイ☆〇理きちゃったぁ~!

    誰かぁ~〇ンポン売って~☆ 」 

 

 

「 ハイよ~☆ ¥100でいいよ~ 」 

 

 

イベントコンパニオンの裏側なんか本当に

皆様にお見せできたもんじゃありません 

今日もikeママンは 台風が近づいているのというのに

あるホテルの屋上プールで有名なエクササイズインストラクターの

アシスタントの仕事をしていました

インストラクターのバックで笑顔でエクササイズをやらされた上 

そのインストラクターの開発した商品販売の売り子をやらされる

とても おかしな仕事でした

ikeママンの登録していた派遣会社はt時々 こんなヘンな仕事を回してきたりしますが

ikeママン的に次は何をやらされるかと結構気に入っていました

 

 

先日会った怪しげな男性から貰った名刺は

まだikeママンのかばんの中にありました

なぜか 貰った名刺の写真がすごく気に入って そのお店を

見てみたいという思いはikeママンの中で日増しに強くなってきていて

たまたま 仕事が無い3連休に     気がつくと

ikeママンはこのお店に電話して面接までこぎつけていました

 

 

 

「  ふ~ん 高校中退ねぇ・・・・・・・ 」

 

 

金のロレックスが光る腕で

Zip のマスターが ikeママンの履歴書をみて言いました

 

 

 

「 高校中退じゃ・・・・ダメですか? 」

 

 

 

「 いや 全然ダメじゃないよ! 別に学歴がいる仕事でもないからね 」

 

 

 

「 ここ・・・・・スナック?ラウンジ? 」

 

 

「 そのどちらでもないよ 」 

 

 

 

マスターはニコッと笑ってタバコに火をつけました

 

 

ikeママンの座ってる漆黒の磨きこまれたテーブルに

上を見上げれば 大きな木製のファンがクルクル回っていました

まるで拳銃を持ったカウボーイが観音開きのドアを

両手でバンッと開けて入ってきそうな扉を思わせるカウンター・・・  

その奥には天井まで届きそうなボトル棚

ボトルの種類もさまざまで ワイルドターキーやヘネシー・バーボン

それぞれのボトルにマーカーで落書きされてるのを見ると

この店に愛着が湧いている 客が沢山いるんだろうと

いうことを想像させられました

 

そしてなにより黒塗りのピアノの横に

いかつくとまってる赤の ハーレーダビットソン・・・

ikeママンは一歩この店に入った時から映画の中に

入り込んでしまったような そんな不思議な感覚でした

この店の雰囲気そのものがここに来る客たちを誘ってる

 

さぁ 座って くつろいで そして 

どんどん金をつかいないさい

 

とでも聞こえてきそうでした・・・・・

 

 

 

 

「 あたし・・・水商売まったく経験ないんで 

よっぱらいのお客のお酒の相手とかだったら

絶対ムリなんで      辞めときます 」

 

 

ikeママンは自分のお父さんを思い出していました

マスターはじっとikeママンを観察しています

 

 

「 そういう物の見方は自分の人生感を狭くするよ  

なんでもやってみる前にムリだと決め付けてたら

自分が本当に得意なものも見つけられなくなるよ 」

 

 

このマスターの言葉には説得力がありました 

でも まだikeママンは不安でした

 

 

 

「 こう考えたらどうだい?    ikeちゃん 

君は女優なんだ!

 

 

 

ある客がかわいい女の子と一緒に盛り上がりたいと思えば

君は一緒に歌ってあげる 

また別の客が身の上話しを聞いて欲しいといえば

君は  その客の身内のように親身になって聞いてあげる 

または若い客だったら一緒にダーツをしたり

時には料理を運ぶウエイトレスをやってもらう事もある  」

 

 

 

マスターはタバコを灰皿にギュッと押し付けてikeママンを見て言いました

 

 

 

 

「  つまり 君は女優になって ここに来る客に 

 

 

もう一度君と一緒に飲みたい  

 

 

と思わせるんだ

どう?   そう考えたら楽しいだろ?

あとはやっていくうちに色々とわかってくるよ 

会わないと思ったら辞めればいい

それに うちはノルマとか同伴とかは一切無いしね♪  」

 

 

 

なんだかマスターに魔法をかけられた気分でした・・・

そして楽しそうでワクワクしてきました

その後も マスターとたわいない話しをして なんとそのまま

面接初日からikeママンはこの店で働きはじめました

最初はお料理を運んだりカウンターでお酒を作ったりしていましたが

すぐにikeママンは本領を発揮し出しました

Zipの  他の従業員のおネェさんもみんなとても優しくて

いろんな人がいました  

会社のOLさん・・・掛け持ちで ラウンジレディをしてる人

あとでそのおネェさん達に教えてもらったことですが

軽いノリがキライなマスターは今どきの女子大生など

は雇わない主義で  ましてや コンパニオンをマスターが

スカウトしてきたのはとっても珍しいことだったようです

 

 

おネェさん達には仲良くしてもらっているものの 

社会に出てから 本当に気の会う友達を作るのは とても難しいと

ikeママンは実感していました

ヨッちゃんは子育て真っ最中で大変ですし

中・高校の友達とはもちろん連絡をとっていませんでした

そんな少し孤独感を感じていたある日 

難波の改札で一人の女性に声をかけられました・・・・

 

 

 

「 ikeちゃん ちゃうの? いや~~~!!

えらいべっぴんさんになって!

オバちゃん初め誰か 分からんかったわ! 」

 

 

 

M子のお母さんでした・・・・・

2年前に 

この人から学費を援助してくれるという申し出を断っわってたので

すこしikeママンはバツが悪かったのですが 

その日の晩に即効 M子から電話がかかってきました

それから  K子 も入りすぐまた3人で遊ぶようになりました

ありがたいことに 勝手に 二人の前から姿を消したikeママンを

この二人はちっとも攻めませんでした

なんで連絡をしなかったのかとか

今まで何をしていたのかとか 水商売をしてることとか

そんなことは一切言わず まるで昔に戻ったかのように

3人で遊びたおしました

 

 

 

 

 

ikeママンはこの二人の友情に深く感謝していました・・・・・・・・

 

 

 

 

 そう・・・      とても深く・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「 ikeちゃん・・・・・・ ikeちゃん・・・・ 起きて・・・ 」

 

 

 

 

K子が優しく体をゆすりikeママンはハッと目を覚ましました

 

 

「 おはよう! 」

 

 

 

ikeママンは暫くこの状況がつかめませんでした

 

 

 

「ん・・・・・ ここ・・・どこ? 」

 

 

 

「いや~ね!! ikeちゃん ここはたけしの車の中やん!

あたしら ikeちゃんのお店行って合流して

04レース見にきたんやないのぉ~~~♪ 」

 

 

M子が助手席を降りながら言いました

 

 

 

 

 

「 あたし・・・・  どれくらい寝てた? 」

 

 

 

「ん~~ゆうても 20分ぐらいやで~

どうした?疲れてる? 」

 

 

 

 

K子も車から降りながら ikeママンに言いました

なんだかとても長い夢をみてた気がしました・・・・・

それは とても 長い・・・・・・

 

 

 

 

まだ意識がもうろうといている ikeママンの後部座席のドアを

たけしが開けて言いました

 

 

 

 

「 ついたで!ikeちゃん!!

 

 

04 レースや!!  」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

築港の港の風と タイヤが焼けた匂い・・・・

 

 

耳が割れそうな爆音がikeママンを襲いました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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07 : 41 : 49 | 二十の再会☆No11 | トラックバック(0) | コメント(14) | page top↑

二十歳の再会☆No10

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 キラキラライン2

 

 No  10 ( 外車の彼    )

 

 

 

 

 

魅惑の赤い月明かりに照らされて ikeママンはN君の家に来ていました・・・

N君家は2階建てで 一階が酒屋さんになっていました

お店はもう閉まり 常夜灯はついていますが看板の明かりは消え 

店にはしっかり鍵がかかっています 

建物の裏にある住まい部分への玄関にはポーチライトがついていますが

25ワットの電球だからとても薄暗いもので

タバコの自動販売機だけが浮かび上がって辺りを照らしていました

ikeママンはメンソールのタバコを自動販売機で買いました

どうして自分の足がここに向かったのかは 深く考えませんでした

 

 

いや 

 

 

 

考えないことにしました 

まだ高校生のN君にとても遠い距離を感じていたikeママンは 

この頃からなぜか  夜遊びをしたらここに寄って

タバコを買って帰る習慣がつきました 

 

偶然に会うことを期待したのでしょうか?

それとも何かで繋がっていたかったのでしょうか?

 

 

ikeママンはこの頃の自分の意味不明な行動を

あとでじっくり考えさせられることになります

 

 

今まで地味な工場の流れ作業をしていた反動でしょうか

ikeママンが選んだ次の仕事はイベントコンパニオンの派遣会社でした

いろんな場所で働きましたし もともと派手好みのikeママンに

この仕事は会っていました コスプレ好きのikeママンは

いろんなユニフォームが着れるのでとっても楽しんで働いていました

 

 

そんなある日の仕事は 大阪南港の高級外車の展示イベントでした

ikeママンの仕事は 高そうな高級外車のシートに お人形のように座って

ニッコリ笑って見に来る人の購買意欲を掻き立てるものでした  

しかし長時間 超ミニスカートからパンツが見えないように

足をぴったり閉じて ななめに座っているのは 思ったより辛くて

ikeママンの太ももは悲鳴をあげていました

おまけに  ど派手な背中パックリのこの衣装は

当然ブラジャーなんかつけれないので 

より胸を寄せて高くみせるために 医療用のテーピングテープを

胸一面に吊り上げて張っていたので 

皮膚がかぶれて痒くて仕方が無かったのです

 

 

 

  ヤッヤバイ・・・・ 

あっ足開きて~~~356 乳掻きて~~~~356

 

 

 

ikeママンの笑顔はピクピクひきつっていました

 

 

 

 「きみ~~~!! いい~足してるね~~☆ 」

 

 

 

 

その時我慢も限界のikeママンに声をかけてきた一人の男の人がいました 

ひと目見てヤバそうな風貌のその男性を見て

 

 

  キケンな男やな・・・・・ 

 

 

ikeママンは思いました

その男性の優雅でなめらかな全身の動き方にもそれは現れていました 

髪は濃いこげ茶のロン毛で 着ている物はこざっぱりとした

仕立てのいい灰色のジャケット

見たところイタリアのブランドものでしょう 

そして金のコインペンダントに 腕には金のロレックスデイトナ・・・・・

 

 

 

「 あっ 怪しいものじゃないんだよっ!!

ナンパでもないしっ!ほらっ名刺もあげるよ!」

 

 

 

 

   じゅうぶん怪しいっつーの!!

 

 

 

ikeママンは思いっきり警戒していました 

だいたいこんな所にくるのは 高級外車を趣味で乗り回す

金持ちのおっさんぐらいしか来ないし  

そんな大金持ちの社長のおっさん達は こんな所で

きわどいカッコをしてる お姉ちゃんのモラルを過小評価する傾向にありました 

 

コンパニオンの多くが女優や芸能界入りしたい子や

なにかのコネを狙っている子ばかりなので

この若くて怪しい男性も ikeママンのことを そこらへんの女の子と一緒で

特別身持ちの悪い 軽い女だと思っているのは間違い無いでしょう

 

 

「 君 派遣でしょう? この仕事 

よかったら週3回でもうちにバイトしにこない? いやっ! 週1でもいいんだ! 

店の子が急に辞めちゃって

求人広告出して来てくれるの待ってるヒマないんだよ!

ね? お願い! 時給もここの1.5倍出すからさっっ  」

 

 

 

その男性は強引にikeママンに名詞を渡しました

 

 

 

「じゃぁ 考えといて!俺ちょっと 急ぐから 店見学にくるだけでもいいから 

きっとひと目見たら気に入るよ! ね? 待ってるからね~~☆☆」

 

 

 

 

     1・5倍・・・・・

 

 

 

 

その言葉にikeママンは惹かれました 

そして何よりその男性のマジメな態度が以外でした

普通 こんな所で声をかける男性なら 

このあとすぐとか終わってからとか 

なんとか二人で会う口実を作るものですが

彼は名詞だけ渡してさっさと帰ってしまいました

 

名詞を見ると 小さな写真が載っていました 

その写真は ハーレーダビットソンに昔のアメリカ映画に

出てきそうなショットバーが写っていました 

 

 

 

 

「 クラブ・・・・   Zip   ・・・・・? 」

 

 

 

 

ikeママンは名詞を見てつぶやきました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう これが のちにikeママンが働く   「  Zip 」  のオーナー

マスターとの出会いでした・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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07 : 00 : 46 | 二十歳の再会☆No10 | トラックバック(0) | コメント(10) | page top↑

二十の再会☆No9

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 No  9  (  二人の絆   )

 

 

 

 

 

 

  妊娠・・・・・  ヨッちゃんが・・・・・ 17歳で母?・・・ 

  イヤでもまだ産むとは聞いてないし・・・

  つーか 妊娠するってことは・・・・その・・・・ 

  Hしたってことだよね・・・・

  いつ? 毎日一緒にいたよ? そんなっ !!もしかして?

 

ikeママンは頭がぐるぐる回っていました 

突然のヨッちゃんの告白にパニック寸前でした

パニッッ♪ パニッ♪・・・・いや! やりません!そんな場合じゃありません!

ikeママンは言葉を選びました!

 

選んで選んだ 結果!!

ヨッちゃんの肩を持ってガクガクしながら言いました

 

 

「 もしっ・・・もしムリヤリとかされたんやったらっ

あたし殺しに行ったるから!!

まちがいなく息の根止めたるからっっ!!

そりゃもう瞬殺やでっ!だからっ な!ヨッちゃん! 

落ち着いて!なんでも言って! 」

 

 

 

 

「 いや~ね! ikeちゃん・・・ 何かすごい事考えてない?」 

 

 

 

 

「え?  じゃぁ・・・ 」  

 

 

ヨッちゃんはヒソッと誰もいないのにikeママンに耳うちしました 

 

 

 

 

「 ヨッちゃんの彼って 

隼人さんなのぉ~~~? 」 

 

 

 

 

ヽ(゚Д゚;)ノ!!

 

 

 

 

ikeママンはびっくりしすぎて結束機から落ちました 

おしりを打ってすっごく痛かったけどそれより

 

 

  ・・・・・ 隼人さん・・・・あの隼人さん・・・・

  竹田先輩のチームの幹部の一人・・・・

  あの鉄パイプを持った隼人さん・・・・・

  相手をめった討ちして返り血を浴びてた隼人さん・・・

   ヽ(゚Д゚;)ノ!!

 

ikeママンの覚えでは阿修羅のようなヤバイ人でした 

 

 

 

「ikeちゃん大丈夫? 」

 

 

 

顔を真っ赤にしたヨッちゃんが心配そうに覗き込んでいました 

そのあとの ヨッちゃんの話しはショックであんまり聞いていませんでした 

「 族狩り 」で 先輩達が捕まって 隼人さんも一応連行されたけど

証拠不十分で釈放されたこと  チームも解散し

自分だけ助かってかなり落ち込んでいた隼人さんを

ヨッちゃんがほおっておけなくて慰めたこと・・・ 

 

 

 

「 ホンマはikeちゃんに一番聞いてほしかってんけど・・・・ 」 

 

 

 

 多分竹田先輩のことでヨッちゃんは遠慮したんやろな・・・・

 

 

「それに・・・あの人・・・あたしに何にも言わへんし・・・

つきあってくれとか・・・ あたし・・・

遊ばれてるだけなんかな~って思ってたから 

でも 昨日 おなかに赤ちゃんおるの あの人に気付かれて 

ほらあたしこのキズがある限り結婚とか・・・

彼氏とか出来へんって思ってたから・・・・ 」

 

 

 

 なにぃ~~?遊びやったら 瞬殺や!!凸(`ι _´メ)

 

 

 

「でも・・・・ あの人・・・  隼人が・・・」 

 

 

 

うわっっ  そう呼んでるんや・・・・ 

 

 

 

 

 (俺はお前のこの火傷・・・・・キレイやと思う・・・)って・・・ 」

 

 

 

ヨッちゃんの目からは涙が溢れていました・・・

そしてikeママンの目からも・・・

ヨッちゃんはおなかをおさえて言いました 

 

 

「 あたし・・・・この子が大きくなって・・・

もしあたしの火傷のことを聞いてきたら・・・・ 

お父さんはキレイやと言ってくれたって・・・

堂々と言えると思うねん・・・・・

大好きな人に 自分のキライな所 好きになってもらって

初めて自分自身が 好きになれたの・・・・ 」 

 

 

 

 

「 ヨッちゃん!! 」 

 

 

ikeママンはヨッちゃんを抱きしめました 

 

 

「 おめでとう・・・・結婚するんやね・・・・ 」 

 

 

「 ありがとうikeちゃん  」

「 男かな? 女かな?  」

 

 

 

「 まだ早いわぁ~♪ ikeちゃん 」 クスクス 

 

 

 

その夜はikeママンにとってとても楽しいものになりました

ヨッちゃんが家に夕食に招待してくれたのでした 

なんと隼人さんは毎日よっちゃん家に帰ってきて

すでに家族ぐるみで付き合っていました

 

 

「あれ~? ikeやん!来とったんかいな! 」

 

 

隼人さんがニッカポッカの作業服を着たままヨッちゃん家に帰ってきました

ikeママンは恨めしそうに言いました  

 

 

 

「 びっくりしたでぇ~~!!パパ!! 」 

 

 

その言葉を聞いたとたん隼人さんはヨッちゃんみたいにポッと赤くなりました

 

 

「隼人!!手 !洗って! 」  

 

 

 

 

「 ハイ・・・・ 」  

 

 

 

 

 

なんとっ!

あの阿修羅のようだった人が 今ではヨッちゃんに

調教されてる猛獣のようでikeママンはとってもおかしくて噴出しそうでした  

 

 「隼人・・・・ずっと施設で育ったから  結婚願望メチャクチャ強いねん 」

 

 

ヨッちゃんが言ってた言葉を思い出しました

 

 

 

 愛というものは・・・これほど人を変える力があるんやな・・・・

 

 

ikeママンは二人をほほえましく見てそう思いました 

それからヨッちゃんのお父さんも帰ってきて

ヨッちゃん家はとてもにぎやかで楽しいひと時を過ごしました 

 

 

「 竹田の母方の実家が 九州で自営業しとるんやて 

年少出たらたぶんアイツ 九州帰るんやと思う・・・ 」 

 

 

「・・・・そう ・・・・ 」 

 

 

 

TVを見ながら隼人さんが先輩のことを話してくれました 

ikeママンは隼人さんなりに気を使ってくれてるんだと思いました 

 

「 なぁ・・・・ひとつ聞いていい? 」

 

隼人さんが真剣な顔でikeママンに言いました 

 

「 どうぞ? 」 

 

 

「 お前と竹田ってどこまでいったん? 」  バシンッッ!! 

 

隼人さんは後頭部をヨッちゃんに叩かれました 

それを見てikeママンも大笑いしました  

 

 

「 友達が幸せなんは ええもんやぁ~♪ 」

 

よっちゃん家の帰り道ikeママンはご機嫌でそうつぶやきました 

ふと十時路で自転車を止めました 

ヨッちゃん家から通いなれたこの道・・・

まっすぐ行けば家に帰れます・・・・

 

 

でも 今夜は ・・・・なんとなく・・・・

 

この道を右にまがれば

 

・・・・そう・・・・

 

もう何年も通っていない道があります 

ikeママンは十字路を右に曲がりました

自転車をずんずんこいで行くと懐かしい看板が出てきました

 

 

もうその看板は電気もついていなくて お店は閉まっているけど・・・・ 

何年も来ていないわりにはまったく変わっていない二階建てのお店がありました   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう・・・・ここは・・・・・   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

N君家でした・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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07 : 56 : 17 | 二十の再会☆No9 | トラックバック(0) | コメント(19) | page top↑

二十の再会☆No 8

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 No  8  ( MOTHER  )

 

 

 

 

 

 「 あなたはこの犯行を認めますか? 」

 

 

 

 

 「 ・・・・ハイ・・・・  」  

 

 

大阪家庭裁判所の一室は 四角い部屋に

会議用のテーブルと パイプ椅子だけの 味気ない部屋でした 

竹田先輩が逮捕されてからの数日間は 実にあわただしく過ぎていきました 

大阪府警はいわゆる 「族狩り」 みたいなことをしたので

当時集団暴走行為にかかわっていたikeママン達も

少なからず無傷ではいられませんでした 

それに ikeママン達が乗り回していたバイクは盗難届けが出ていました

裁判所の調査官に書類を 「私は~ 」 という出だしではじまる

文章を形式的に読み上げられ

横に座っているikeママンのお父さんが 平謝りしていました 

部屋を出ると 廊下の黒い長椅子にヨッちゃんがお父さんと座っていました 

ヨッちゃん親子は ikeママン達の次に呼び出されていました

 

 

「  どうやった?  」 

 

 

ヨッちゃんが 小声でikeママンに言いました 

 

ikeママンは両肩を上げてディランのようなリアクションでヘンな顔をしました

ikeママンは初犯だったし ヨッちゃんとikeママンの勤務態度は

きわめてマジメだと社長が証言してくれたのもあって

保護観察がつく程度の処分でした 

 

 

 

 

「自分のしたことは責任をとらないといけない・・・・ 」

 

 

 

 

 

竹田先輩の言葉が胸に突き刺さります

今から 20年近くも前になりますが 自分のしたことが

どれだけ多くの人に迷惑をかけていたかあの頃は本当に

そんな事はちっとも分かっていませんでした

因果の理法は働くもので ikeママンはそれから

自分のお金で買ったバイクを何度も盗まれます

その度 昔自分が同じことをして 盗まれたバイクの

持ち主の気持ちが痛いほど分かりました

そして・・・・・ 盗んだ方の気持ちも・・・・・

 

 

 

 

ikeママンは初めてお父さんに申し訳ないと思っていましたし

今思えばあれがきっかけでお父さんはお酒を控えて

マジメに働き出しました 

 

先輩のことを聞きに私服刑事がikeママンの家に来たこともありました 

刑事の執拗な近所の聞き込みもあって 

あの夜 竹田先輩のセルシオがikeママンの家の前に停まっていたこと 

そしてikeママンが乗り込み夜中どこかに行ったことを

刑事は近所の証言で知っていました

 

 

「  彼が暴走族のリーダーだってことも知っていたよね?  」 

 

 

いくら刑事に聞かれても竹田先輩が何をしていたか

本当にikeママンは知らないので答えようもありませんでした 

それにあんな調書の書類1枚で

先輩やikeママンのいったい何が分かるというのか・・・・・・

当時はそんなことを考えていました

 

 

 

「 先輩・・・・年少はさけられへんけど

 なんか優秀な弁護士さんがついたんやって

先輩のうちって・・・お金持ちらしいわ だからすぐ出てくるよ 

またみんなで遊べるようになったらええね・・・・ 」

 

 

 

 

ヨッちゃんがikeママンに気を使って話してくれました

 

 

 

 

「 ・・・・・あの人は純粋すぎる人やから・・・・・ 」 

 

 

 

 

 

 

それから ikeママンはまじめに働きました 

来る日も来る日も 重いダンボールを結束機で縛って

パレットに積み上げる作業が続きました 

この仕事はikeママンが今まで体験したうちで一番過酷でした

もっとも一番始めに経験した仕事が一番過酷だったため

その後のが わりと楽に感じられてただけでしょうが・・・・

残業も沢山して 紙くずだらけになって

手首はダンボールで切れた傷が無数につきました

リストカットをしたければダンボール屋に勤めるのがいいでしょう 

これだけ働いてもお給料は10万円もありませんでした・・・・

ikeママンは将来が見えませんでした・・・

そしてよっちゃんやお世話になった社長のことも気になっていたので

なかなか決断ができませんでした その度竹田先輩の言葉が心に浮かびます  

 

 

 

「 自分はもう立派な大人・・・・物事は環境や人に流されず自分で決める・・・・ 」 

 

 

 

 

 

 

 「 あたし・・・・この仕事辞めようと思うねん・・・・ 」 

 

とうとう ikeママンがその言葉を言いだしたのは

この工場で働き出してからもうすぐ1年が経とうとした頃でした 

一緒に結束機の上でお昼ごはんを食べていたヨッちゃんは

無言で聞いていました 

 

 

 

「 紹介してくれたヨッちゃんには悪いけど・・・ 

あたし自分が何ができるかもっといろいろやってみたいねん・・・ 」  

 

 

ikeママンはきっとヨッちゃんは怒っているだろうと思っていました 

ヘタしたら ぶん殴られても しかたがないと思っていました 

 

 

 

 

「・・・・うん・・・・・

いつ・・・・言いだすかなって・・・・思ってた・・・・ 」 

 

 

 

 

「ヨッちゃん・・・ホンマ・・・ゴメン・・・・ 」 

 

 

 

「  ううん あたしに謝る必要なんてないよ・・・・

もともと  ikeちゃんがこんな所におるのがおかしねん 」

 

 

よっちゃんはニコっと笑っていいました

 

「 ほら・・・・中学の時・・・

あたしはもう どうしようもないアホやったけど 

ikeちゃんはスッゲー頭よかったやん!

そんで頭良い子ってさ たいがいあたしらの事バカにしてたやん!

それに・・・あたしは・・・・  これのことで・・・・・・ 

( キモイ )    とか言われてたし・・・・  」

ヨッちゃんは 長袖をまくって 火傷の傷跡をikeママンに

見せました

 

 

 

「 そういうあつかいにも慣れてた時・・・・・・

ikeちゃんだけはあたしに普通に接してくれてたやん  いつも

校庭とかで 窓の外ばっかり見てる  あたし見つけたら

 (ヨッちゃん!バイバイ☆)  って言うてくれてたやん! 

あたしそれマジで嬉しかってん  」

 

 

 

ikeママンはつい大きな声で言ってしまいました 

 

 

「 あたしっ!!ヨッちゃんのこと!

キモイって思ったことなんか ないよっっ!! 」 

 

 

 

 

そのバカでかい声にヨッちゃんはびっくりしてこっちを向きました 

 

 

「・・・・・一度も・・・・ないっ!!・・・ 」 

 

 

なぜか悔しいような・・・泣きたいような感情にikeママンは襲われていました 

そして今までヨッちゃんの事を (キモイ) と言ったヤツらを

かたっぱしから殴りたいと思う衝動をおさえるのに必死でした  

 

 

「 ・・・・・ありがとう・・・・

ikeちゃんのそういうとこ・・・   あたし好きやわ 

でもええねん!自分のことは自分が一番良くわかってるし 

どっちみちikeちゃんはこんな所におる人間ちゃうよ!

ikeちゃんみたいな人はきっと何でもできると思う 」

 

 

 

 

 「 ヨッちゃん・・・・・ 」 

 

 

 

 

「 今まで仲良くしてくれてホンマありがとう

悪いことも一緒にいっぱいしたけど・・・・

あたし ここにikeちゃん来てから すごく楽しかった! 」

 

 

 

 

ikeママンは胸が苦しくなりました お礼を言いたいのはこっちの方でした

ヨッちゃんの存在にikeママンはどれほど救われていたでしょう・・・

この時ぐらいから 

ikeママンは人の痛みがわかる人間になりたいと思っていました

そして人の一面のみを見て バカにしたり粗末にあつかったりするのは

人として  最低で

そしてとても傲慢な事だと悟りました

 

 

 

 

「 これからどうするか決めたん? 」 

 

 

 

 

「うん とりあえず派遣に登録して

いろんな仕事かたっぱしからやってみる 

そのうち自分で「これや!」っていうのに出会えたらええねんけど・・・ 」 

 

 

ヨッちゃんが急にモジモジして言いました

 

 

「・・・・実はな・・・・あたし ikeちゃんに言わなアカンことがあってな・・・・ 」  

 

 

 

「・・・・・うん ・・・・・ 何? ・・・・ 」 

 

 

 

ikeママンが答えを待っているのに 

ヨッちゃんは中々言い出そうとしません

 

 

 

「あの~~~~~・・・・ヨッちゃん?  」 

 

 

よっちゃんがひざをかかえて うつむいたまま ぼそっと言いました  

 

 

 

 

「あたし・・・・・・〇〇 してんねん ・・・・・・・ 」    

 

 

 

 

「 ・・・・? ・・・・ 

ごめん 良く聞こえへんかったもう一回 言って? 」   

 

 

 

 

今度はヨッちゃんはうずくまってしまい 小さく言いました   

 

 

 

 

「  実は・・・・あたしな・・・・  妊娠 してんねん・・・・・ 」

 

 

 

 

 

 

 「 ・・・・・・・・・ 」   

 

 

 

 

 

 

「 ・・・・・・・・・  」 

 

 

 

 

 

 

 

 「 ・・・・・・・・・ 」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   誰のっ?

     

            (゚ロ゚; )

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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22 : 00 : 40 | 二十の再会☆No 8 | トラックバック(0) | コメント(20) | page top↑

二十の再会☆No7

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 No  7  ( 泥中の花  )

 

 

 

   覚えているのは・・・

   あの人のにおいと・・・   純粋すぎる瞳・・・・・ 

 

  ○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○

 

 

 

 

 

 「 お前に手だしたら・・・   アイツに殺されるかな? 」 

 

その声にikeママンはパッチリ目を開けました

先輩は親指でikeママンの舌唇を < びろん > としたので

ikeママンはいかりや長介みたいになってしまいました

 

 

 

 「 ん 」      チュッ☆

 

 

 

 

先輩はikeママンのおでこにムチュッとKISSをして 

ぎゅ~っと抱きしめ 頭のてっぺんに顎をのせました

 

 

 

  唇にしてくれると思ったのに・・・・ 

 

 

温かい先輩の腕の中でikeママンは考えていました 

先輩は殺されるのを恐れる人ではありません 

だとしたら・・・・・ 

 

 

今まさに!

 

 

 

ikeママンが先輩と会った時から まさに聞きたかった事を

聞くべき時が来た と悟りました

もうさっきのように二人の間には甘い空気は流れていませんでした 

それに アイツとは・・・・

 

 

ikeママンは緊張しながら先輩に聞きました  

 

 

「 先輩・・・N君と・・・ N君のお兄さん達と 昔何かあったんですか? 」

 

 

先輩の肩がピクッとしました 

 

 

 

 

 

「 ・・・・・誰?  それ  」 

 

 

 

 

 

 

 ビンゴだ!!

 

 

 

 

これですべて 一瞬でつながりました 

まるでパズルのピースを繋げてすべての全体像が見えてきたかのように・・・

ikeママンは先輩と仲良くなってから 

あの夜のことを何度も何度も思い出していました 

そう・・・中学3年生の時に大好きな彼・・・N君とふたりの時

この先輩に絡まれたときのことを・・・ 

 

 

それはもう こと細やかに 鮮明に思い出さないといけない事でした 

でないとこんなに この人がikeママンに優しく してくれている

辻褄が合いません    ikeママンは思い出していました

竹田先輩をずっと前から知っていたようなN君の口ぶり・・・・

先輩ではなく仲間の人が絡んできた事 

シンナーであまり正気ではなかった先輩の仲間の人 

先にかかっていったのはN君で そして思わず殴ってしまった先輩・・・・

N君のお兄さんは竹田先輩を 鑑別から出てきたとか 

とにかくよく知っているような口ぶり・・・・

N君のお兄さんの彼女のサオリさんは先輩を恐れていなかった・・・・

きっと女の子なら誰でもあんな場面に出会ったら恐ろしくて

その場に立ち尽くしてしまうでしょう・・・

なのにお兄さんの彼女のサオリさんはikeママンを気使ってくれていました 

そして何より一番気になったのはサオリさんが先輩を見る目は

 

・・・その目は・・・

 

今まさにikeママンが先輩を見つめてる目に似ていたと感じました

 

 

 

「先輩・・・話して・・・・聞きたい・・・」

 

先輩は観念したように口を開きました 

 

 

「  俺と・・・・敦・・  Nの兄キな・・・

それとサオリは幼馴染みやった・・・ 

中学に入って  俺はもう大分悪くなってたしな    

それでも アイツらは俺に変わらず接っしてくれようとしてた・・・ 」   

 

 

 

「 ・・・・でも・・・・ 」 

 

 

 

ikeママンはギュッと先輩の皮ジャンを握り締めました

 

 

 

「 俺は・・・・・ひどくアイツらを傷つけたんや・・・・・ 」  

 

 

 

その口調は自己憐憫でも苦渋もまるでこもっていない 

ただ 事実を述べているだけでした

  

   強い人だ・・・・・

 

他人の同情など無用の人でした

 

 

 

 

「  ・・・・・もう昔の話しや・・・・ 」

 

 

 

先輩はもうこれ以上話したくないだろうと感じていました 

ikeママンと竹田先輩は N君で繋がっていたのです 

いや・・・正確にいうとN君や彼のお兄さん達・・・

あの太陽のような人達と・・・・ 

 

 

 

「 敦の弟と一緒におった  マジメそうやったお前が 

 何年かしてコンビニの前で 金髪で座ってた時は

 これが同じ人間かと思ったぞ  」 

 

 

 

フッと笑って  

先輩は両手でikeママンの顔をはさみ おでこをひっつけました  

 

 

「 まぁ いいさ 人生寄り道も必要や 泥の中でしか生きられへん魚もおる 

しかしな ike

泥の中でもあの蓮の花のように美しく咲かせることはできるんやぞ 

俺は自分のしてきたことは後悔はしてないけど 

責任はとらなアカンと思ってる  

ガキの頃は親の意向や環境でどないしようも無いこともあるし 

友達に流されたりもするけど 

でも17歳やいうたらもう立派に自分で ものごと決めて 

地に足つけてやっていける歳やぞ 

ヤンキーは人より早く大人にならなアカンのや 

もう  ike  は立派な大人やろう? 」

 

先輩の意思の強そうな茶色の瞳がikeママンを映していました 

もう 先輩はikeママンのことをネコ扱いしていませんでした

ikeママンはこの人にとても感謝してました 

学校へ行くことしか知らなかった自分に とても広い世界を見せてくれました 

不良の世界ではありますが その中でも組織の作り方 

人との接し方 そして人は誰しも自分を理解してくれる人に

絶対の信頼を寄せるものだということを学びました 

そう・・・先輩はそんな人だったのです 

 

 

 

 

 「  ike  ・・・夜明けや・・・ 」

 

 

 

 

空は紫とグレーの明るい色に変わり 

山から立ち昇る霧を通して朝日が差しはじめていました

 

 

 

 

「  キレイ・・・・・  先輩・・・・ 」 

 朝焼け

 

 

 

 

「  ああ・・・・・・・

いい女になれよ ・・・・・・ ike・・・・・ 」  

 

 

 

ikeママンは先輩に抱きしめられているのに 体全身に不安がよぎっていました 

どうして先輩はこんな話しをするのでしょう 

 

 

 

 

 

 

 

  先輩の話しは まるで別れの言葉のよう・・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

それから 数日たった朝  まだ出勤時間にはずいぶん早いのに 

ヨッちゃんがikeママン家のドアを割れんばかりに叩いていました 

 

 

 

「  なぁに~? ヨッちゃん めちゃ早いやん~ 」 

 

 

ドアを開けるとヨッちゃんがikeママンに新聞を渡して大声で叫びました  

 

 

 

 

 

 

「 ikeちゃん!!竹田先輩がっっ!! 」  

 

 

 

 

 

「  え?  」

 

 

 

 

 

 

渡された新聞は ikeママンの手から 力なくハラリと足元に落ち 

見開いたその隅の記事に小さく こう書かれていました

 

 

 

 

 

 

 

大阪府警は〇〇地区 

集団暴走行為及び

麻薬取り締まり容疑の疑いで

首謀格 少年5人 を逮捕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二人で抱き合って朝日をみた あの日から・・・・

 

 

 

 

ikeママンが先輩の姿を見ることは

 

 

 

 

 

もう ありませんでした・・・・・

 

 

   

 

 

 

 

                                        蓮円形白


 

 

 

 

 

 

 

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二十の再会☆No6

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 No  6  ( 月夜に・・・・・  )

 

 

 

 

 

 

 

「  ikeちゃん大変!  竹田先輩パクられるかもしれんねんて! 」 

 

 


灰色の作業服を着たヨッちゃんが 血相を変えて朝のロッカールームで

同じく作業服に着替えているikeママンに言いました 

 

 

 

「 え? なんで? 」

 

 

 

「 なんでも 先輩のチームの下の子達が 薬に手出して

芋づる式に名前あげられてるらしいねん! 」 

 

 

 

「 でも・・・・先輩は薬に手出す人じゃ・・・・ないと思う・・・・ 」 

 

 

 

「 うん! それはあたしもそう思う! でも やっぱり下の子がしてること

"ハイ知りませんでした‘'  じゃ 通る世界じゃないやろし・・・・

それに色々してきてる人やろ? 先輩って 」 

 

 

 

ikeママンはドラックやシンナーなどを先輩自身が 

手を出しているのは見たことがありませんでした  しかし

たいがいそういう物に手を出している子は 不良仲間でも

人間として  クズ  扱いをされるものですが 

竹田先輩は そういう子達の扱いがとても上手くて

みんな 自分だけはこの人に可愛がられている と思い込み

先輩の頼みごとなら何でも聞いていました

 

 

ですが先輩自身は むしろその手の物を嫌っているとさえ

ikeママンは感じてしました 

 

 

 

「人間は弱いもんなんや・・・・・どろどろになって初めて気付くこともあるさ・・・・ 」

 

 

ikeママンは先輩が言ってた言葉を思い出しました

 

 

「竹田先輩・・・・どうなっちゃうんだろね・・・・  」    

 

 

「・・・・うん ・・・・ 」  

 

 

 

「あんたら 作業時間はとっくにすぎてるんよ! 」

 

 

パートの頭と言われるオバちゃんの声がヨッちゃんとikeママンに飛んできました 

 

 

「はぁ~~い 」 

 

 

 

と二人は目をあわせ 両肩をあげて持ち場に着きました 

 

 

 

「 ケッ クソババァ・・・ 」 

 

 

ヨッちゃんの吐き捨てる言葉がとなりのラインから聞こえてきて

少し 笑ってしまいました

 

ほんの少し前までは よくikeママン達の仕事が終わるのを見計らって

先輩が向かえに来てくれていたものでした

そしてそのまま遊びやご飯を食べに連れて行ってくれたりしていましたが

ここ2~3週間先輩の姿は本当に見当たりませんでした 

 

 

 「 悪いけどアイツの居場所はおしえられへんのや・・・ 」 

 

 

 

 

隼人さんがikeママン達に言いました

ikeママン達は竹田先輩の居場所を知りたくて例の溜まり場に来ていますが

隼人さんが居るだけで 以前のように沢山の不良仲間はいませんでした・・・ 

先輩のポケベルを鳴らしても (当時は携帯はありませんでした)

連絡はありませんでした 

 

 

夜遊びもしないで 一人で家にいる夜はとても静かで・・・・

ikeママンは先輩の事を考えて眠れぬ夜をもてあましていました  

 

 

その時 

 

 

外で控えめに・・・  一度だけ車のクラクションが小さく鳴りました!

ikeママンはその音を聞き逃しませんでした !!

改造されて マフラーから抜けたような独特のその音は

それはikeママンが聞き慣れた   今もっとも 聞きたい音でした 

 

家から飛び出して数歩走ると 

暗闇の道に白いセルシオが浮かび上がって見えました 

ikeママンが駆け寄ると 竹田先輩がひょっこり顔を出しました 

 

 

 

「よぉ! ミケ! 花火しようや!! 」  

 

 

 

 

ikeママンはこの人の純粋な子供のような所は好きでしたが

なぜか 先輩の顔を見るなりハラが立ちました

つっこむ所はいっぱいありました

 

 

  どこにいたの? 女の所? すこし痩せた? これからどうなるの?

 それにこの時期に何で花火?   

 

 

 

でも ikeママンは何も言えませんでした 

先輩は山の上の遊園地に連れて行ってくれました 

もっともこんな時間には営業などしていませんから

誰もいない駐車場で花火をしました 

山の頂上だけに恐ろしく寒いけど ここから見る夜景は絶景でした

 

 

 

 

「 さみ~~  」 ((((´=д=`))))) ブルブル・・・

 

 

 

先輩は皮ジャンの前をはだけ

皮ジャンごとベンチに座っているikeママンを抱きしめました

細身だけどがっしりしたその腕にスッポリ包まれ

カルバンクラインのコロンの匂いを嗅いだとき なぜかikeママンは安心しました

 

 

 

 「俺に会いたかった? 」 

 

 

 

先輩がikeママンを抱きしめて聞きました

ikeママンは先輩にどのような口をきいたらいいかわかりませんでした

なぜならこの人に会ってからずっと泣きそうになっていたからです

答えるかわりにikeママンは先輩にスリ寄りました  猫のように甘えて・・

目の前には先輩のはだけたシャツから鎖骨が見え  それも先輩の特有の

秘めたる男らしさを感じました

先輩はikeママンの しおらしい態度に始めは驚いていましたが

すぐikeママンをかわいがってくれました 

 

 

「 よしよし・・・   寂しい思いさせて悪かったな    ん?  」 

 

 

 

優しい声にゾクッとしました 髪を撫でる先輩の手は温かくて

本当にこの人に飼われてる 猫のような気分になりました

 

ikeママンはこの2週間この人がいない虚しさを痛いほど感じていました

道を歩いていても 白い車を見かけるたび先輩ではないかとドキドキしていました 

本当にこの数週間   先輩に会いたくてたまらなかったのです

もうすでに  ikeママンはこの気持ちに気付いていました

この 正体不明の感情に・・・・・

 

 

 

二人は長いこと見つめあっていました  

 

後日談ですが何年か前にドラマ (白い巨塔 ) の唐沢寿明を見て

ikeママンは先輩に似ているなと思いました 

じっと見つめているとパッチリ二重の先輩の瞳は覚えているよりずっと茶色くて

口はずっとぷっくりしてて・・・  頬はかすかに赤く染まっていました

それがこの山の頂上の寒さなのか それともまったく別の

何かのせいなのかは分かりませんでした 

 

 

「・・・・・  何か今日はヤケにかわいいな   ニャンコ   KISSしていい? 」  

 

 

 

耳元で優しく囁かれた その言葉はとてもセクシーでした 

先輩は片方の手の曲げた人さし指の関節で ikeママンのあごを撫でました 

その甘い動きをもっと感じたくて

 

 

ikeママンはそっと目を閉じました・・・・

 

 

 

 

  いつもは人目も気にせず遠慮なく触ってくるくせに・・・

  こんな時だけ確認とるなんて   ・・・ズルイ・・・・

 

 

 

 

 

 

先輩はあきらかにikeママンからその許しが出たことを

すぐには理解できなかったようでした   なぜなら

暫くまだその答えを待つかのように ikeママンの顔を見下ろしていましたから 

それからやっと意味がわかったらしく ハンサムな顔がゆるみました

 

 

 

先輩の頭が垂れて ikeママンに近づく気配が感じられました

 

 

 

 

凍りそうな満月の明かりに照らされて 

ikeママンは先輩に心の中でささやきました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ":. ゚. ゚゚ .. ゚. ゚. ゚。
       KISSして  ・・・・・ 
                          .. ゚. ゚゚ .. ゚. ゚. ゚。 。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 キャーー☆現在のランキング☆ マジヤバ~イ☆☆

皆さん本当にありがと~~☆ 

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08 : 00 : 33 | 二十の再会☆No6 | トラックバック(0) | コメント(23) | page top↑

二十の再会☆No5

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 キラキラライン2

 

 No  5  ( もうひとりの彼  )

 

 

 

 

 

「なぁ~ミケ!ヤラして 238 」 

 

 

 

「イヤです! (即答)」 

 

 

「 なんだお~~~☆おめ~~

ネコのくせに生意気なんやぁ~!!

おらっ!ニゃ~~言うてみ!!言うてみ! 」

ドカドカドカドカドカっ☆

 

 

国道沿いの  お好み焼き屋とゲームセンターがひっついたような店は

地元のヤンキーの溜まり場になっていました 

今はもう死後かもしれませんが まだ暴走族やチーマーが徘徊していた頃 

ikeママンは竹田先輩の率いるチームと仲良くなっていました 

そして今 横でikeママンが座っている椅子を ドカドカ蹴っている

 

この人 竹田先輩は

 

 

あの夜コンビニでikeママンが泣いてから

妙に ikeママン達をかまうようになっていました

ヨッちゃんのヤンキー友達にする大げさな話しは

ikeママンが竹田先輩に気に入られて  自分達には

でっかいバックがついている自慢話しに変わっていました 

時にはikeママンが竹田先輩の女になっている話しもありました

 

 

 

 

「 ミケ!ミケ!¥100貸せ!」 

 

 

 

 

竹田先輩はテーブルゲームにヨッちゃん達と夢中になっていました

 

 

 

 

  最初は怖いだけやったのに・・・・・

  なんかこの人あたしの中で微妙になってきたな・・・・

 

 

 

 

 

そう思って 見ていたら竹田先輩と目が合いました

 

 

「 よしっ!わかった ヤロう!238 

 

 

「 だからっ!ヤリません!! 」 

 

 

「 なんでやね~ん お前今俺のこと熱い目でみてたやんけ~」

 

 

 

「 ひっつかないで下さい!!ベタベタされるのイヤなんです!!」

 

 

 

 

二人のやり取りを見てて 他の不良仲間がみんな笑っています 

ここは みんな竹田先輩を慕っていろんな不良がいました 

 

親に反発して家に帰っていない子や 学校に行っていない子

そんな子でも みんなikeママンには優しくしてくれました 

 

 

「悪いといわれる子も一人一人は実は良い子やったりするねん・・・」

 

 

ikeママンは以前ヨッちゃんが言っていたことを思い出していました 

 

 

その時お好み焼き屋のドアが弾くように開きました 

 

 

 

 

「竹田!!四条のヤツら捕らえたぞっっ!!」 

 

 

 

 

叫びながら先輩のチームの幹部  「隼人」  さんが入ってきました

 隼人さんは鉄パイプを持っていました

途端に 竹田先輩の 目つき が変わります 

ikeママンに 緊張 が走ります 

そうそれは多分ヨッちゃんや他の子たちも同じでした 

 

 

「 お前は車のっとけ!鍵かけて絶対出るな! 」

 

 

 

竹田先輩にセルシオのキーを渡され怖い顔でにらまれました 

こうなればikeママンは黙って言うことを聞くしかありません 

よっちゃんと車に乗り込み 後ろの窓から店の中をのぞくと

 

 

竹田先輩達が

 

捕らえられた他のチームの子をボコボコにしていました

 

 

 

 

 「怖いね・・・・  」 

 

 

 

 

 「・・・うん ・・・・ 」 

 

 

 

 

 

よっちゃんとikeママンは車の中で手をつないで震えて見ていました

 

 

先輩達は念入りに 他のチームの子の料理にかかっていました 

先輩は 滅多やたらにぶん殴るのではなく タイミングを計り、

ゆっくりとしたモーションから全体重をかけてパンチを繰り出していました 

一撃ごとに肉がはじけるような音が ここまで聞こえました  

 

 

血だるまで 誰の顔だか見分けがつかないほどになった

他チームの子たちを 先輩達は歩道に転がすと

ikeママン達のいる車に乗ってきました 

 

「ヤツら 薬のバイヤーバックについてるから じきに出てくるぞ!! 」 

 

 

 

幹部の隼人さんが後部座席から竹田先輩に恐ろしい声で言いました 

 

 

 

「 ああ・・・・・わかってる・・・ 」 

 

 

 

 

竹田先輩は運転しながら夜叉のような顔で後ろの隼人さんに答えました 

 

助手席から竹田先輩をみると 

ハンドルを握るこぶしにはたっぷり血の痕がついていました

 ikeママンがハンカチをさしだすと フッと先輩の表情が緩みました

 

 

 

「 しばらくお前らはここ来るなよ! 家でおとなしくしてろ 」 

 

 

「え~~~?そんなのおもしろくないです~~~」

 

 

 

よっちゃんが後部座席から覗き込んで言いました

 

 

「 ほとぼりさめたら向かえにいっちゃるから!な?  」

 

 

 

後ろの席で隼人さんがヨッちゃんをなだめていました 

以前から なんとなく気づいていましたが 

他にも女の子は悪い子やかわいい子は沢山いたのに

そして ほとんどの子が頭の先輩の彼女になりたがっているのに

なぜか竹田先輩はikeママンをそばに置きたがりました

 

 

先輩は ikeママンが悪くなるのを楽しんでいるようで

それでいて本当に悪くなるのを防いでいるように思われました 

そして最近はikeママンを守ってくれているとさえ感じていました

 

先輩はあれから・・・・

 

 

そうikeママンがコンビニで泣いてから 

彼の名前は一言も口に出しませんでした 

 

 

 高校を辞めてから3ヶ月・・・・

季節も2月になるとカラッとした天気の真昼でも

吐く息は真っ白になります

車の助手席に乗って大きく深呼吸をしたら 

先輩のカルバンクラインの香水のにおいが

ikeママンの肺いっぱいに入ってきました 

 

 

 

ikeママンは彼のことを思い出していました 

 コロンの大人なにおいじゃなく

太陽のにおいがしていた 彼は・・・・

 

 

 

 

 

N君は・・・・・

 

 

 

 

 

ikeママンが竹田先輩と仲良くなってると知ったらどう思うでしょう?

 

 

 

 

 

 

車のサンルーフから見上げた空は・・・

 

 

 

 

 

 

 

悲しくなるほど真っ青でした・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

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07 : 34 : 54 | 二十の再会☆No5 | トラックバック(0) | コメント(22) | page top↑

二十の再会☆No4

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 キラキラライン2

 

 No  4  ( あふれる 思い  )

 

 

ikeママンは何とか逃げる口実を考えていました・・・

ヨッちゃんとしゃべってるのは あの恐ろしい竹田先輩でした

ikeママンは中学3年生の時・・・・

この先輩に絡まれた時のことを走馬灯のように思い出しました 

 

 

シンナーのにおい・・・・ 
自分のビビってる鼓動の音・・・・
そして殴られる彼・・・・・

 

 

ikeママンはキツク目を閉じてこの思いを振り払いました

 

 

 

  どうしよう・・・

  勝手に帰ったら ヨッちゃん怒るかな?

  でも・・・ あの事件はもう何年も前やし 私も変わったし

  髪型とか化粧もしてるし・・・わからへんよね・・・

  きっと    竹田先輩も忘れてるよ 

  かえってコソコソするとよけい怪しまれるやろし 

  うん   そうや!   堂々としてよ!

  何か言われたらバックレたらええし・・・

 

 

 

 

ikeママンは少し震えていました

竹田先輩がヨッちゃんと何か話して こっちにやってきました

 

 

 

 

 

 

   こっち来るな~~~~☆  {{(>_<)}}

 

 

 

 

 

 

 

竹田先輩は金髪のスポーツ刈りを少し長くしたような髪型で

方耳にはピアスをしていました 

MA-1 のジャンパーに下はスゥエット

 足元は裸足にレディース用のサンダルでした

 

竹田先輩がikeママンのすぐ目の前にやってきて

ヤンキー座りしてタバコを吸い出しました 

ヨッちゃんは他の知らない人と話しているのでこっちに全然気付いていません 

ikeママンの緊張はピークに達していました   手の震えが止まりません

 

 

 

 

 

「 おめー名前なんてーの? 」 

 

 

ikeママンはうつむいたまま答えました 

 

 

「・・・・・ike・・・です 」  

 

 

「ハァ?   ike?     イケ?     ミケ?     ニャー? 」 

 

 

竹田先輩はゲラゲラ笑っています 完璧にikeママンはおちょくられています・・・・ 

 

 

「 まぁ~ い~や! おいっ ミケ!

ちょっと来い  ジュース買うから カゴ持て! 」  

 

 

 

 

    ikeやっちゅーねん・・・・・ 

 

 

逆らったら怖いので  ikeママンは竹田先輩のあとについて

コンビニの中に入って行きました  

明るい店内は今まで暗い所にいたikeママンの目に突き刺す眩しさでした

竹田先輩はikeママンの持つコンビニのカゴに

容赦なくポイポイ ジュースをほうり投げていきます 

 

 

 

 

  おっ・・・・おもたいっっ(-_-#)

 

 

 

 

鼻歌をうたいながらジュースを選んでいる先輩の顔をみて

ikeママンは先輩が自分のことを完全に忘れてると確信しました 

 

 

  ホッ     良かった・・・・・この人あたしの事覚えてないわ・・・・

 

 

 

明るい所でよく見ると 竹田先輩は丹精なジャニーズ系の顔をしていました 

ヨッちゃんがカッコイイと騒ぐのがなんとなく解る気がしました

その時 雑誌を立ち読みしながら竹田先輩がサラッと言いました 

 

 

 

 

「 お前が そんなん なっちゃってんの アイツの弟知ってんの? 」 

 

 

 

 

 ドサッ

 カラカラカラ・・・・・・

 

 

 

 

 

 

ikeママンはジュースの入ったカゴを落としてしまいました 

ひっくり返ったカゴからジュースがばら撒かれ アチコチに転がりました

あわてて拾おうとしましたが 手が震えてうまく掴めません 

 

 

 

「 あ~あ~  これ炭酸やのに お前何やってんの~? 」 

 

 

急にikeママンは息が出来ないほどびっくりしました 

心臓が早鐘を打ち冷や汗がドッとでます 

 

 

 

 

   この人・・・・覚えてる!!

 

 

 

 

 

 

 「 なぁ アイツ知ってるの? 」 

 

 

 

竹田先輩はうっすら笑いを浮かべてもう一回ikeママンに聞きました 

アイツとはいうまでもありませんでした

 

 

 

「・・・・・中学卒業してから・・・・会ってませんから・・・・・・」

 

 

 

「ふ~~~ん    じゃぁ   お前   俺の女になる? 」 

 

 

竹田先輩がikeママンの肩に腕を回してきました

ikeママンは恐怖で体が硬直しました!

今はヘラヘラしてるけどこの人の恐ろしさをikeママンは忘れていませんでした 

 

「 二人で肩をくんでアイツの店に酒 買いにいこっか? 」 

 

 

キッ  とikeママンはヨッちゃんに教えてもらったばかりの

目つきで竹田先輩をニラみました  

 

 

 

もう一度彼を傷つけたら今度はあたしが許さない!!  

 

 

「 お~~こえ~~っ(笑)まぁ 俺はそんな顔の方がタイプやな 」

 

 

クックックッと竹田先輩は笑いながらレジで精算をしていました 

 

 

「 人生いろいろってかぁ~?」

先輩の鼻歌は 島倉チヨコ のヒット曲に変わっていました

 

 

 

「 あんときゃ 悪りかったな ホレっ! 」 

 

 

 

コンビニを出ると先輩はikeママンにジュースを一本差し出しました

 

 

 

「 なぁ   アイツすっげーな 

女守るために この俺様にかかってきたヤツ アイツぐらい (笑 」 

 

 

竹田先輩はケラケラ笑って車にもどって行きました 

ヨッちゃんが息を弾ませて戻ってきました 

 

 

 

「も~~!!どこいったんかと思ったら二人でコンビニで何してたの~~?

ずっこい先輩と二人っきりになって・・・・・・て? 

ikeちゃん? 

キャー!☆  センパーイ!! 

ikeちゃんに何したんですか~~??

泣いてるじゃないですかぁ~~~!!」 

 

 

 

 

「俺じゃないぞ!!なぁ  ミ・ケ・ 」 

 

 

 

 

 

「ikeちゃん!! ikeちゃん! 大丈夫??

どうしたん? 何かされたん? 」

 

 

 

 

 

 

ikeママンはその場にうずくまって暫く動けませんでした 

 

抑えていたのに・・・・ずっと抑えていたのに 

後から 後から思いがあふれて止まりませんでした 

 

 

 

この日ikeママンは

 

何年かぶりに

 

何度も彼の名を心の中でつぶやきました  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 N君・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

N君・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   *:.゚・:

N君・・・・・・

    ゚・:,。*:..*:

                

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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07 : 02 : 57 | 二十の再会☆No4 | トラックバック(0) | コメント(18) | page top↑

二十の再会☆No3

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 キラキラライン2

 

 No  3  (  FRIENDS  

 

 

 

 

 

「仕事なかったらあたしん所おいで~や」 

近所のヤンキー友達の  ヨッちゃん  がタバコを吸いながら

高校を中退したばっかりのikeママンに言いました

ヨッちゃんは近所の文化住宅に住んでいて

ikeママンと似たような家庭環境の子でした 

中学を卒業した ヨッちゃんは進学はせず近くの町工場で働いていました

ヨッちゃんの口ききですぐ ikeママンもその工場で働き出しました

 

この工場は子供のいない社長夫婦が善意で養護学校卒の子を雇っていたり

非行少年の更正作業所として国から認定されていました 

そしてヨッちゃんは この時保護観察がついていて 更正期間中でした

 

 

 ○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○

人に認めてもらうにはそうとうの努力がいります 

しかし悪くなるのはどうしてこうも簡単なのでしょう

 ○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○

 

 

てっとり早く自分を変えれるのは外見でした 

髪を金パツに染め 化粧をして 高いヒールにチェーンベルト・・・

ヨッちゃんと一緒にいて覚えたのはメンチの切り方(関西弁でにらむ意味) 

物事をおもしろおかしく話すこと・・・

ikeママンはヨッちゃんの行く所ならどこでも着いていきました

 

 

ヨッちゃんは右腕の肘から手首にかけて火傷のアトがありました 

ヨッちゃんが小さい時にお母さんが誤ってつけた傷でした 

それが原因かどうか分かりませんが ヨッちゃんが小さい時に

お母さんは家族を置いて家を出ていってしまいました

彼女は中学の時  夏場は学校に来ませんでした

それは制服が半そでになるからです

でもそんなの関係なしにヨッちゃんは安室奈美恵に似て

とってもかわいいとikeママンは思っていました

 

ヨッちゃんはケンカの話しが大好きでした

いつも誰かを殴った話しをしていました

時には殴った所から血吹いて相手が倒れたとか

「それは ウソやろ 」 と思うような大げさな話しでもikeママンは楽しく聞きました 

ヨッちゃんの冗談はサイコー☆ にイカしてました 

火傷の傷を誰かに聞かれるたびにいろんな話しがでました

ある時は 焼身自殺をしそこなって出来た傷だったり

またある時は でっかい根性焼きだったり

中でもikeママンのお気に入りの言い訳は

金持ちのパトロンとクルージングしてて エンジンから突然火が吹いて

ヨッちゃんは 船が爆発寸前にダイハードよろしく海に飛び込んで

救助隊が来るまで 一晩中泳ぎ続けた時の 傷になっている話しでした 

 

 

「 あれはきっとあたしらの命をねらってたんやで! 」 

 

今夜もヨッちゃんはその話しを隣の中学のヤンキー友達にしていました

大きなコンビニの駐車場の隅のタイヤ止めに座って

ikeママンはヨッちゃんの横で 毎回微妙に変わるこの話しを聞いて

笑いをこらえていました     

彼女の顔の広さには驚きました そして必ずikeママンを紹介してくれました

ヨッちゃんの友達だからでしょうけど 

みんな初対面でもすぐ仲良くしてくれました 

中にはヤバそうな人がいてもヨッちゃんがすぐかばってくれました 

夜遅くなってきても 皆一向に帰る気配がなくて

まだまだ夜はこれからという時に 一台の白のセルシオと

それを囲むように3台の改造バイクが爆音を上げて

ikeママン達のいるコンビニに入ってきました

地面スレスレのシャコタンをみて一気にヨッちゃんの顔がゆるみました

 

 

「いや~~ん238

ikeちゃ~んあたしの好きな先輩きたぁ~~☆

こんな所で会えるなんて運命感じるわぁ~238]

 

 

 

 

「え~?そうなん?かっこいいん? 」

 

 

ヨッちゃんをこれほどクネクネさせる先輩っていったいどんな人でしょう? 

 

 

 

「 めっちゃ カッコいいね~ん☆ 

でもキレたらマジあぶない人やねんけどな!

とにかくメチャクチャ カッコええんよ~♪

紹介したるわっ! あたしちょっと行ってくる 」 

 

 

 

「 うん! ここで待ってる  」 

 

 

 

ヨッちゃんは 証明写真の自動販売機の鏡で髪を整えて

セルシオに近づいていきました 

後輩らしい改造バイクの一人が後部座席のドアをあけると 

金パツの男の人が降りてきて ヨッちゃんと話してしました  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲッ   Σ(゚∇゚|||)

 

 

 

 

 

 

 

 

 ikeママンはとっさに  逃げる事を考えました

 

だって ヨッちゃんと話しをしていたのは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの竹田先輩だったのです

☆ikeママン初恋シリーズNo3参照

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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二十の再会☆No2

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 No  2  (  ちいさな プライド  )

 

 

 

ikeママンが高校を辞めた時は  ちょっとした騒ぎになりました

ikeママンの通っていた学校は

私立の被服の専門学校と普通科がひっついているような学校で

ベラボーに高い授業料と沢山の課題に生徒は追われ

厳しさで 毎年2割程度の学生はまともに 卒業できないと有名でした

 

 

 

ikeママンは将来はデザイナーやクリエイティブな仕事をしたかったので

この学校でスキルを学びたくて 

父にムリを言って高い学費を出してもらっていました

もちろんK子とM子も同じ学校だったのですが

彼女達はikeママンとは違い社長令嬢でした 

この二人はikeママンの家庭の事情をよく知っていたのですが 

少しも態度は変わらずikeママンを無二の親友と思ってくれていました 

それはもちろんikeママンも同じでした・・・・

 

 

 

その頃のikeママンの父は アルコール依存症がかなり進行しており 

もはや まともな仕事には就けず ikeママン達は(生活保護)で暮らしていました 

何とか学校が終わってから 近所のおばちゃんの所で

内職を手伝っても毎月の高額な学費をまかなえるはずはありませんでしした

 

そして 

だんだんと冬も本格的になって

もうすぐクリスマスが近づこうとしていたある朝

 

 

 

 

「〇宮さん!  あなた今期の授業料滞納してるわよ 
今月中に収めるかしないと  
3年からの授業は受けれないわよ!

奨学金制度もあるから  
一度親ごさんと話しておいて」

 

 

 

学校の玄関でいきなり  事務員に腕をつかまれ

死刑宣告のように告げられました 

K子やM子他のクラスメイトもikeママンと事務員のやり取りを見ていました

ikeママンはこの心無い事務員に殴りかかりたいほどの怒りを覚えていました

なにもこんな皆がいる所で言わなくても もっと他に手立てはあったでしょうに

当時 おとなしいお金持ちのお嬢様ばっかりのこの学校で

クラスのリーダー的な存在だったikeママンにとって

かなりプライドが傷つけられた事件でした

そして自分の中で見切りもつけれました 

 

       ここらへんがしおどきだと・・・

 

今思えば学校側は 貧しくて学費が払えない生徒のために 奨学金制度や

育英会といって卒業してからローンで学費を払う制度がありました

事務員はikeママンにそれを進めたかったのでしょうが 

すでにikeママンの頭の中は

学校に残る という選択はありませんでした 

 

 

 

その夜  M子がお母さんと我が家に来て

卒業まで授業料を貸してくれるとありがたい申し出をしてくれました 

 

 

「 ママに出してもらったらええやん! ikeちゃん♪ 」

 

 

 

 

最善の解決策を思いついたかのように 軽く無邪気に笑うM子の顔は  

今まで一度も金に困ったことのない  何不自由なく育ってきた 

ikeママンとはかけ離れた生活をしてきた顔でした

しかしそのお金を借りたらikeママンはM子とは

今までどおり対等な立場の友達ではいられないような気がしました

M子の顔を見るたび惨めな自分を確認するようなものだと思っていました

 

翌日  M子のお母さんに申し出を丁寧に断り

ikeママンはその日退学届けを郵便ポストに投函しました

 

そして  そこから  約1年間

ikeママンはM子やK子の前から姿を消します

 

 

 

 

 

 

そう

 

 

 

 

 

 

 

彼の前からも・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 キラキラライン2

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テーマ:恋愛小説 - ジャンル:小説・文学

06 : 43 : 00 | 二十の再会☆No2 | トラックバック(0) | コメント(18) | page top↑

二十の再会☆ No1

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 キラキラライン2

 

 

 

時は1990年代の初め・・・・

もうすぐ夏を迎えようとしている蒸し暑い週末の夕方

大阪は御堂筋の両側には

一世紀前に植えられた銀杏の木々がズラリと並び

木漏れ日が 行きかう人々の肩にあたっていました 

車道側には ボロボロのジープや

そのすぐ後ろに列を作ってBMWが停まっていたり

いろんな車が路駐してあって おもしろいのもこの道路の特徴でした

もうすぐ夜のネオンがいっせいに灯りだすこの時間

御堂筋は渋滞の車がクラクションを鳴らし

道路に出ているブティックやカフェのテーブルも満員になります

 

 

そんな道頓堀の中心には若者に親しまれている{橋}がありました 

通称(ひっかけばし) 

 

今日もこの橋には人があふれ 

サラリーマンが宗右衛門町に今から繰り出そうとしていたり

我が家に直行するために歩幅をせばめて急いでいる人がいたり 

歩道ではミュージャンが音楽を演奏し 

アイスクリームやポップコーンを食べながらコギャルが道端に座り込み

また それをナンパするメンズやキャッチセールス・・・・

これほど雑多な魅力をそなえた橋は日本でも

ここだけだろうと当時はなんとなく思っていました  

ひっかけばしから川をのぞくと 

グリコのハデなネオンに陳列してテナントビルが所狭しと建てられています

 

( ひっかけばし )のすぐ近くの川ぞいの テナントビルの8Fは

下から見上げるとおおきな窓から

バドワイザーのブラックライトとハーレーダビットソンが見えるバーでした 

このお店の名前は  「Zip」

あたりも もう うす暗くなってきたのでバドワイザーの電気をつけて

窓の下のひっかけばしを見下ろしている女の子がいました 

 

 

 

 

 ikeママン  二十歳   

 

 

もうすぐこの店で働きだして1年を向かえようとしていた頃でした

 

 えびす橋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     第二章

 

 

    二十の再会

       No 1  ミナミの女王?

 

 

 

 

 

 

 

 

「ああ~~楽しい☆ ね! ikeちゃん trfもう一回 歌って!」 

 

女子大生になってケバくなったM子が言いました  

 

「ちょっと!まってよ!次 俺がいれたB‘z やで!

そうやんなぁ~ ikeちゃん☆」

 

M子がつれて来たコンパで知り合ったらしい彼 「 たけし 」が言いました

 

「たけし君はM子のアッシーやねん!

(ハイ☆意味のわからない人は誰かに聞きましょう)

この間なんか神戸の三宮までM子送らしてんで~☆」

 

 

前髪 真横半分をたらし そして残りを定規でキッチリ計ったかのように

カールして立たせてある これまた女子大生になってケバくなった

K子が言いました

 

「ヘェ~~?そうなん? ヤルや~んM子! 

なぁ あたし0時であがりやけどその後遊ぶ?

せっかくお客で来てくれたんやし!」

 

「さんせーーー☆あそぼ!あそぼ! 

でもあたし ここ気に入っちゃった☆

今度からミナミで遊ぶときはここにするわ!

ぜんぜん今まで仕事場ikeちゃ呼んでくれへんかったんもん 

こんなにイケてる所やとは思わへんかったわ~☆

なんか ピアノにすごいバイクまでかざってるし 

めっちゃ おしゃれやね☆ 」 

 

 

たけしのB‘z の熱唱を全然聞いてないM子が言いました 

 

「気に入ってくれてありがとう☆

ここはもの好きのマスターがバーとカラオケとラウンジをごっちゃにした所やねん

時々クラブにもなるから イベントの時とかには呼ぶわな~」 

 

 

 

「おおっと~~!ikeちゃ~ん!聞こえてるんですけど?

もの好きって?俺のこと~?」

 

ikeママン達の BOX席のすぐ近くのカウンター席に座った 

三人の女性客を相手に冗談を飛ばしていた

オーナー兼マスターがおもしろそうにこっちの話しに入ってきました

マスターはかなりのイケメンでしたが

なんだかうさんくさかったので 

最初は思いっきり警戒していたikeママンも

この一年で思ったよりキチンとしてるマスターをすっかり信用していました

マスター目当ての女性客がikeママンをギロリとにらみます 

 

「あら!やだ マスター褒めてるんですよ~~☆」

 

ペロッと舌を出してる ikeママンとアイコンタクトを取って

マスターが自分の金の ロレックスデイトナ をひとさし指でトントンと叩き

「時間だよ」

と教えてくれました 

 

「私 あがるけど どうする?おあいそする? 」

コソッとikeママンはみんなに言いました

 

 

「あっ!じゃあ うちらは下で待ってるわ おあいそして~☆」

 

「ありがとう☆」

 

ikeママンがあがる頃にはカラオケタイムは終わり

店には軽快なジャズが流れていました 

厨房の人に挨拶をして

 

「おつかれさまで~す☆」

 

と入り口の近くのスタンダードピアノを

ポロロン♪と流れるように弾いて あがるのがikeママンの日課でした 

8Fから乗り込んだエレベーターが1Fを射し

扉が開くと初夏の なまぬるい風とともにM子の声が飛んできました 

 

「ヘーーイ☆お疲れ~☆」 

 

「ヘーーイ☆」

 

ikeママンは待っていてくれた友達に順番にハイタッチ☆をし

土曜の終電もなくなったというのに圧倒的に多い

ひっかけばしの人の波にのまれない様に大声で叫びながら歩きだしました 

 

「みんなーお待たせ☆さぁどこいく~? 

この先にめっちゃでかいゲーセンできたで~

それともクラブで踊りあかす?」 

 

 

 

「あのさぁー! 今から築港で04レースがあんねん!

俺の連れいっぱい来るからいかへん?」

 

ikeママンの声に負けないくらいたけしが叫びました

 

 

K子が聞きました

 

「 たけし君って走り屋なん? イニシャルD? (笑) 」 

 

 

 

「いや~俺は走り屋ってほどじゃないよ!

ただ車が好きなだけで~

でも 俺の連れとかはめちゃすごいヤツいっぱいおんで!

そんで今日はちょっとしたイベントチックですごい車とかめっちゃくんで~☆」 

 

 

「そこ行こ~~~☆決定~~☆」

 

 

 

3人が一斉に叫びました!

御堂筋に路駐してある たけしのパールホワイトのシルビアに乗り込んで

一向は04レースの開催されている築港に向かいました 

車内にはB‘zのノリノリのアルバムが流れていました

 

 

 

「いや~~~☆しかし 

中学からずっと仲良しってめずらしいね~」

 

たけしが右ウインカーを鳴らし右折しながらいいました 

 

 

「うん うちらずっと一緒やってん!!

高2でikeちゃんが学校辞めてからは暫くはK子と二人やったけど・・・」 

 

M子が助手席から後ろに乗り出して言いました 

 

 

 

「 えっ? ikeちゃんって高校中退なん?」

 

 

たけしがびっくりしてルームミラーごしにikeママンを見ました 

 

 

「 で・・・・でもっ 

こうしてまた一緒に遊べるようになったからよかったやん!

ね!ikeちゃん 」

 

 

K子がikeママンに気を使って言いました

悪気はないにしても 

ときどきM子はikeママンの神経を逆なでする所がありました 

ムリもありません彼女の無神経なぐらいの無邪気さは

彼女の家庭環境がものをいっていました 

 

 

「 この車禁煙?・・・タバコ・・・吸っていい? 」 

 

 

ikeママンはフロントガラスを下げて聞きました 

 

 

 

「ああ~~☆いいよ~~どうぞどうぞ♪ そこ灰皿 」 

 

 

K子が気を利かしてくれたおかげで3人はもう違う話題で盛り上がっていました 

 

メンソールのタバコに火をつけて ルーフ越しに流れる景色を見ながら 

 

ikeママンは17歳で学校を辞めた時のことを

 

 

ボンヤリ思い出していました・・・

 

 

 

 

 

 

 

そう・・・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

彼のことも・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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