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番外編M子の海岸物語act12

 

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   海岸

 

( 番外編 )

☆M子の海岸物語☆ 

 act 12キラキラライン2

  

 

 

 

 

「M子ちゃん!来てくれたんや!こっち!こっち! 」

 

 

 

そう言うとたけしはウチの手をひいて

近くの集会場まで連れていった

額のハチマキの回りに玉のような汗・・・・

首からお守りをさげたオリーブ色の肌には

真っ白なサラシが巻かれていた

ウチは後ろからその広い背中を眺めていた

少し鼓動が早いような気がした

 

 

「 着替えるからちょっと待ってて!

 どこ行く? 

 ハーバーランドでも散歩しに行く?

 それとも 中華街で何か食べようか?

 タコヤキは?  」

 

 

 

たけしのいつも通りの質問攻めにウチは圧倒されながら

いそいで後ろを付いていった

 

 

「 あ・・・あの ハッピ・・・  」

 

 

「 ん? ああっ!ハイッ! 」

 

 

たけしはウチの肩にハッピをかけた

 

 

「 ここらへんでは彼女に自分のハッピを着せることになってるんだ

だから 着といて! 」

 

 

 

・・・それって・・・・・

ウチはたけしの彼女ってこと?・・・・

 

 

 

「 たけし・・・・

 肩赤くなってる・・・・   」

 

 

「 ああ  今年は乗り子やったからあんまり

 かついでないけど 

 去年とか往復太鼓台担いだら

 2~3日は肩が上がらんようになるんやで~!!

  

 それよりこれっっ!  」

 

 

集会所の近くにはたけしのシルビアが停まっていた

そのトランクをたけしは バカンっ!

と空けた!

 

なんと

その中には大きな  バラの花束 254 があった

 

 

 

「 これ・・・・ウチに・・・?   」

 

 

 

 

「 この花より キミの方がキレイだよ! 」353 キラーン!

 

 

 

 

 

「 ・・・・・・・・・・  」

 

「 ・・・・・・・・・・・ 」  

 

 

 

 

 

 

「 何か・・・・リアクションを・・・・・  」

 

 

 

 

「 あっ! ああ・・・・・

でも 花は鉢植えのほうが長持ちするわね・・・・  」

 

 

 

 

「 ・・・・・そうだね・・・・・・    」

 

 

 

 

ウチは何て言ったらええかわからんかった

そう 実際ウチは花なんて贈られ慣れていたし

バラより胡蝶蘭の方が豪華で好きだった

 

 

 

「 え~とっ!

 気を取りなおして・・・・

 あっM子ちゃん!!子猫 がおるっ!

 すっげぇ~ かわいい~♪  」

 

 

 

たけしは道端にいた小さな白い子猫を抱きかかえた

そして かわいい♪かわいい♪ と何度も猫にKISSをした

 

 

 

「 ・・・・・どう? こんな俺・・・・  惚れた?    」

 

 

 

 

「 ・・・・・猫アレルギーやねん!  」

 

 

 

 ひややかに つい本音を言ってしまった

そんなウチに何故かたけしは大爆笑した

 

 

 

「 あはははははっ!!

 すっげ~!!

まったく 小細工通用しねぇ~~(笑)  」

 

 

 

 なんとなくウチも釣られて笑ってしまった

それからたけしは (もう計算やめた! )とか

(正々堂々と行く) とか何やらワケのわからんことを

言っていた

それからウチらは中華街に行ったり 夜はメリケンパークを散歩した

まるで 本当のカップルみたいだった・・・・

 

 

 

やだ・・・・・

何?これ?  楽しいやん・・・・・(゚´=Д=`)

 

 

 

 

たけしも もう彼が言う (小細工) をしなくなっていた

ウチらはいろんな話しをした お互いの情報を交換しあったし

たけしは神戸でも有名の(朝倉電気)の社長の三男坊だった

 

 

「 アニキ2人が優秀なおかげでさ 俺は本当に両親に

 あんまり期待されずに育ったんだ 

 だから俺は比較的自由にさせてもらってるんだ 

 でも

 M子ちゃんは大変だと思うよ   」

 

 

 

こんな優しい言葉と

メリケンパークの夜景に胸を打たれて・・・・・

つい 先日の心に引っかかってた事を打ち明けてしまった

 

メリケンパーク 

 

 

 

「 中絶費用のカンパねぇ・・・・・・  」

 

 

ウチは吐き出すように この間のクラスの女の子のことや

友達がいない事とか色々話してしまった

ウチが一気に話し終わるまでたけしは口を挟まず聞いていた

ウチにはそれがありがたかった だって言葉が途切れてしまったら

泣きそうだったから

全部話し終わってから タバコを吸いながらたけしが

そう一言つぶやいた・・・・・

 

 

 「 ウチ・・・・・・

 古いかもしれんけど・・・・・

 そういうのって・・・・・ 神聖なことやと考えてんねん・・・

 運命っていうか・・・・

 心から好きな人ができて もう言葉だけじゃ足りなくて・・・

 愛を全身で伝えたい時に自然とSEXするもんだと思ってた  」

 

 

 

「 ・・・・・理想的だね・・・・   」

 

 

 

たけしはウチの横で目を閉じて ウチの話しを静かに聴いていた

まるで 歌でも聞くように・・・・

ベンチについた ウチの手の小指が 隣のたけしの小指にあたってる

 

 

「 あの子達が簡単に中絶費用の事言ってる時

正直言って・・・・ 心の中では

ウチ・・・・

ゾッとしたんよ・・・・

でも 妊娠しちゃった子の事考えたら少し可愛そうかなって

それも思ったんよ・・・・   」

 

 

 

「  優しいんやな・・・・・君は・・・・・   」

 

 

 

「 ううん・・・・

 それは    ちがうわ・・・・・

 嫌われたくないだけなんよ・・・・

 悪く思われたくなくて・・・・・

 小さい子が遊んで欲しいから お菓子を配るのと同じよ  」

 

 

 

ポツッと・・・・・

手に何か落ちた・・・・・

ウチの涙やった・・・・・

 

 

 

 「 時代おくれかな?

 ウチ・・・・・

 好きな人に心から愛し愛され・・・・

 その人の子供を産む・・・・・

 そんな考え方  重いンかな?

 もっと みんな簡単に恋するもんなんかな?

 ウチ昔 友達に重いって言われたことあんねん・・・・

 もっと 物事軽く考えた方がええんかな?

 もう どう考えたらええかわからなくて・・・・    」

 

 

ウチは嗚咽がもれないように口に手を当てた

なぜか涙が止まらなくなってた・・・・・・

何でこんな事をたけしに話してるンやろう?

その時 そっとたけしがウチの肩を抱いた・・・・

その腕は力強く そしてすばらしく優しかった

 

 

「 アホやな!

時代遅れなわけないやろ・・・・

そんな子達ばっかりじゃないよ

皆 もっと 真剣に恋してるよ

重いなんて・・・・

君の考え方 俺はすごく好きや・・・・  」

 

 

 

 

「 ・・・・・初めて会った時

 ウチに強引にKISSしたくせにっ!  」

 

 

 

 

「 ・・・・・・ごめんなさい ・・・・・・  」

 

 

 

たけしはウチを抱きしめながら すっごく困ってた

それが なんかウチにはとてもおかしかったんで

つい    笑ってしまったんよ

 

 

 

「 ちぇ~っ! さっきまで泣いてたのに!  

 もう 笑ってんのかぁ~??

 俺をイジメて楽しんでるやろ~!!  」

 

 

 

とっても楽しくて 優しい時間が流れた

ウチらは駐車場まで手をつないで帰った

ウチはこの大きくて温かい手に繫がれてると

不思議といつも感じる 寂しさや不安が消えていた

最後までたけしは紳士で優しかった

家の前でウチを降ろしてウインドウ越しに二人は見つめ合った

 

 

 

「 今日は来てくれてありがとう・・・・・

 また 電話していい??  」

 

 

 

「 いつ?    」

 

 

 

「 じゃあ・・・・・ 明日!  」

       

 

 

 

「 明日が今すぐ来たらいいのに・・・・ 」

 

 

 

ガンっ!!

 

 

「 キャァァ! たけし!大丈夫?  」

 

 

 

たけしは車のハンドルに思いっきり頭突きした!

 

 

 「 かっわいいこと 言うナァ~~238

 アカン・・・・

 俺マジになりそう・・・・     」

 

 

 

ウチはたけしの言ってる意味がわからんかった

たけしは小さく一束ウチの髪の毛をつかんでいった

 

 

 

「 ねぇ・・・・・ M子ちゃん・・・・・

 俺と付き合ってよ!

本当は今日はこれを言いたかったんだ・・・・  」

 

 

 「 え?  」

 

 

 

「 ・・・・・・KISSしたいけど・・・・・・

ちゃんと返事もらうまでガマンだなぁ~!

じゃ!

返事は今度でいいよ!

おやすみっ!     」

 

 

シルビアが排気音を上げて走り去ってもウチは

その場にずっと立ち尽くしたままだった

貰った花束を握り締めて・・・・・

 

 

 

 

 「  ・・・・・たけしのバカ・・・・・・・  」

 

 

 

 

・・・・KISSしてくれてもよかったのに・・・・・・

 

 

 

 

ウチにするKISSと猫にするKISSは一緒なんやろか?

昔読んだ 「赤毛のアン 」でアンがギルバートに

告白されるシーンがあったな

きっと アンも今のウチみたいな気持ちやったんやろか・・・・

門限より少し遅くなるかもとママには言ってあったものの

ちょっとバツ悪く家にも戻ってリビングに入った時

ウチはちょっとママの顔が見れなかった

そんな事は全然気付かないママが嬉しそうにウチに言ってきた

 

 

 

「 ねぇ~~!!M子ちゃん!

今日ね ママ 難波で偶然誰に会ったと思う~??  」

 

 

 

 

「 だぁれ? ママ?  」

 

 

 

ウチは貰ったバラの花束を花瓶に移しながら

ママに聞いた

 

 

 

「 な・ん・とっ! ikeちゃんよ!!  」

 

 

 

 

 

「 うそっ!! 」

 

 

 

 

「 本当!実家に帰ってるんですって~

あらっ? キレイなバラね~

誰に貰ったの~~???

って・・・・ M子ちゃん??

どこ行くの? 」

 

 

 

 

ウチはママの話しを最後まで聞かずに

電話口まで急いでいった!

そして 今でもしっかり覚えている電話番号を押した

 

 

 

 

 

 

 

トュルルルル・・・トュルルルル・・・・トュルルル・・・・

 

 

 

ガチャっ

 

「 もしもし?  」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・ikeちゃんだ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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テーマ:恋愛小説 - ジャンル:小説・文学

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