〜節約主婦☆ikeママンのちょっとお得な話し〜から 引き続き本格的なブログ小説をはじめました☆ 皆さんに楽しんでいただければ幸いです☆
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( 番外編 )
☆M子の海岸物語☆
高校3年の夏休み目前の終業式
ホームルームで担任が言った
大阪府警と教育委員会からの通達で事前に情報があったと・・・・・
8月の第二土曜はこの辺一帯を占めてる
暴走族 (ブラック・ハンド) の
追悼集会の日らしく
担任は額に汗しながら 暴走行為は反社会的な何も生まない行為だと
憧れなど甚だしく 決してうちの学校から
呷りや仲間に加わる生徒がいないことを信じてるなど色々言っていた
ウチはその担任の話しを聞きながらある事を考えていた・・・
ウチの家は国道1号線の上の山の高台にあって
ウチの部屋のバルコニーからは
キレイな夜景と1号線が見渡せた
そして待ちに待った8月の第二土曜の夜・・・・・
11時頃ウチは部屋の電気を消してバルコニーにもたれて
1号線を走る小さいミニカーぐらいの大きさの
車から流れるライトをみつめてた
その時パパを乗せたベンツがライトをつけて坂を上がってくるのを見た!
ウチはこれをまってたんや! 行動開始や!!
「 それでは 社長!明日7時にお迎えにあがります! 」
「 うむ! 鈴木君も疲れたろう・・・・
今日はゆっくり休んでくれ 」
パパのお抱え運転手 鈴木さんが後部座席を開けてパパを下ろした
パパが家に入るのを見届けてから鈴木さんが再びベンツに乗り込み
エンジンをかけようとした時
バン!!
「 おっ!!お嬢様っ?? 」
「 乗せて!! 」
ウチはウムを言わさずベンツの後部座席にスルリと乗り込んだ
「 どうなされたんですか?こんな夜更けに???旦那様は? 」
「 お願い!! 鈴木さん!ウチを1号線に連れてって!!
連れてってくれるだけでいいの! 一生のお願い! 」
鈴木はすべて読めたと言わんばかりの顔で
おもいっきり 怪訝そうに言った
「 ・・・・今日は暴走族が大勢いて 帰りの道も大渋滞でした!
なんでも追悼集会らしくその数はハンパじゃないですよ
先日 お嬢様が見かけたお友達を探しにいかれるおつもりですか?
あの様な輩とお嬢様が親しくするのを旦那様がよしとお考えには
ならないと思いますが? 」
「 わかってるなら 話しが早いわ! ほんの少しでええねん!
ikeちゃんがおるかどうか確かめるだけでええのっ!
お願い! 鈴木さん!1号線横切ってくれるだけでええから! 」
鈴木は頭をかかえて 深いため息をついた
「 よいですか? 貴方は伊藤コーポレーションの (M子の苗字)
社長の一人娘なんですよ! そのお嬢様が暴走族となんかかかわって
もし警察ざたにでもなったら 私は社長になんとお詫びしていいか
わかりません! 今すぐお部屋にお戻りください! 」
「 ほな!ウチに脅されて車取られたって言うたらええわ!
鈴木さんパパに言いつけるなり歩いて帰るなりして!
一人で運転していくから!
もっとも仮免やけど一応道路は走れるやろ!
それやったら 鈴木さんのせいにはならへんやん!
ウチが勝手に車盗んでやったことや!
さっ!車から降りて! 」
ウチは本気やった!
ここん所色々な案を出して考えたけど
どうしても これしか思いつかんかった
暫くして鈴木はメガネを取って曇りを拭きながら言った
「 まったく・・・・
強情な所は 旦那様そっくりだ・・・・・
それに仮免で道路を走るには
運転免許を持った者を同乗させないと
運転できません! 」
「 ほな鈴木さん! 」
「・・・・お嬢様がお小さい頃から一度だって
鈴木はお嬢様に勝てたことなんかありません!
そのかわり!いいですか!
約束してくださいよ!
決して車から出てはいけません!
一度だけ1号線を走ったら帰ってくる!
いいですね? 」
「 ありがとう! 大好き鈴木さん! 」
ウチは鈴木のくびにしがみついた
「 やれやれ!まったく とんだお嬢様だ!! 」
山の斜面に沿って坂道を下り 一つ目の信号を右折すれば
そこはすでに1号線の入り口だった この時間に明るい所といえば
大きなガゾリンスタンドぐらいで そこを過ぎると
暗い夜道に蛍のように揺れるテイルランプが見えた
激しい爆音と共に5〜6台の改造バイクが
ベンツの前をノロノロとジグザグ運転していた
ちがう・・・・・ これじゃない・・・・
ikeちゃんはきっと 白のセルシオに乗ってるハズ・・・・
そう・・・・ あの時みた竹田先輩と・・・・
この時ウチは何がしたかったのか・・・・・
ひと目ikeちゃんに逢いたかったのか・・・
はたまた仲間に加わりたかったのか・・・・
今 思えば・・・ 本当に危ないことをしていたと思う
でも ただ ウチはあの時から ikeちゃんの寂しそうな
顔がずっと頭から離れんかった
「 おっお嬢様〜〜〜!!もう十分でしょ〜〜??
Uターンして帰りますよ〜〜!!! 」
鈴木の焦った声にハッとして我に帰った
その時
ブォンブォンブォン!
「 きぁあっっっ!! 」
突然後部座席の横からすごい音がした!
ベンツの両サイドに前を走っていた改造バイクが並んで走っていた
いつの間にかウチらは囲まれていた
「 オウラッ〜っ! おっさん何チンタラ走っとるんじゃ!
高そうな車キズついてもええんかぁ〜??? 」
改造バイクとベンツの間隔は数センチになってた!
なのに絶対あたらなかった!
ブォンブォン ブォブォブォン!!
前に2台!両サイドにも2台づつ
追い越すにも追い越せないし
ずっと低速度で走らないといけなかった
ウチらは完璧に囲まれて もて遊ばれていた
いかつい改造バイクに二人乗りで
赤や紫の作業服に似たみんな同じ服を着ていた
みんなウチと同じぐらいの年の子やった
そして手にはそれぞれ鉄パイプやバットや木刀・・・・
中にはオノまで持ってる子もいた
あれで殴られたら一発であの世行きやろか・・・
「 あああ〜〜〜〜!!
でも 挑発さえしなければ
何もしてくるような気配はないですね
このまま 開放してくれるまで 少し走りましょう〜〜!!
お嬢様! 絶対窓を開けないでくださいね!! 」
鈴木は声を震わせてハンドルをしっかり握り 前をみて
なにやら ブツブツ言ってた
来るんじゃなかったとか
車にはキズをつけないでくれとか
「 火ぃ つけっぞ ゴルァ〜! 」
「 ボンネット剥がしてタイヤとハンドルだけにしちゃうよ〜ん 」
「 それって! ルパンじゃね? 」
「 ふ〜じこちゃぁ〜ん♪ ヌホホホホホ♪ 」
「ヌホホホホホホ ♪
ヌホホホホホホ♪ 」
両サイドの改造バイクの子達のルパンの合唱が
車の中のウチまで聞こえた
ウチまで思わず
( うまいやん♪ ヌホホホホホホ♪ ) って
言ってる場合じゃないっ!!
どうしよう・・・・やっぱり来るんじゃなかった・・・・・・
って!!!
あれは!!
ウチはフロントガラスの窓を全快に開けた
「 ひぃ〜?? お嬢様!!
正気ですかっっ!! 」
そして 今まさに後ろからすぐ横を通り過ぎながら
ウチをガン見している白い改造バイクに乗ってる子に向かって
大声で叫んだ!
「 よっちゃん!! 」
「また!お前かっ! 」
坂上ヨシノは片眉を上げて信じられない顔をしていた
そして白の三角布で口もとを覆っていたのをはずした
その顔は完璧にイヤがっていた!
ウチはこんなに坂上ヨシノに会えて嬉しかったことはなかった
「 お願い!ikeちゃん知らない?
どうしてもikeちゃんに逢いたいの!
ikeちゃんここにおるの? 」
「まったく・・・・
口開いたらikeちゃん・ikeちゃんって
自分 ikeちゃんしか友達いないのかっ? 」
「 いないわっ!!! 」
思わず出てしまった自分の大きな声にウチはビックリした
坂上ヨシノの顔が真顔になった・・・・・・
二人は暫く睨みあった・・・・
坂上ヨシノはウチを睨みながら器用に
バイクを運転してた
何か考えているようだった
そして こう言った
「 ・・・・・この先の交差点の所に
バス亭がある そこに車つけろ
先行って待ってる! 」
そう言うとヨシノが先頭にたって
さらに爆音を上げて空ふかししながら
走り去って行った
すると
それにウチ達を囲んでいたに5〜6台のバイクが続いた
ウチ達はやっと解放された
暫く走ると 本当にバス停があって 軽く車を停車できるスペースがあった
ウチは鈴木の反対を押し切って 車から降りた
すると 白い改造バイクに持たれて
坂上ヨシノが腕を組んで立っていた
白いサラシに紫の特攻服の上着をヨシノは腰に巻いていた
そして右腕にはたぶんキズを隠してるんだろう
肘までの黒い手袋をはめていた その手袋とバイクには
「 ブラック・ハンド 」と英語で書かれたステッカーが貼ってあった
坂上ヨシノはクイッとあごをバイクに向けて言った
「 後ろ乗りな
ikeちゃん所連れてったるわ! 」
なぜかウチの手足は・・・・・
少し震えていたんや・・・・・・・・・
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