スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-- : -- : -- | スポンサー広告 | page top↑

番外編M子の海岸物語act 5

  ランキングに参加しています! 応援ポチッ プリーズ!! 

      にほんブログ村 恋愛ブログへ     


            

   海岸

 

( 番外編 )

☆M子の海岸物語☆ 

 act 5キラキラライン2

  

 

 

 

あれは 高校2年の冬・・・・・・

もうすぐクリスマスを迎える頃

ウチとK子は自分達の通ってる女子高の職員室に呼ばれ

クラスの担任の席の前でボーっと突っ立ってた・・・・・

机の上には ikeちゃんから学校に今朝送られてきた

 

 「 退学届け 」 

 

があった・・・・

 

 

 

「 お願いだから どうゆうことか説明して欲しいの

 M子さん!K子さん! 貴方達〇宮(ikeの苗字)さんと

仲良しだったでしょ?

何でもいいから知ってること 先生に話してちょうだい!!  」

 

 

 

どういうことかなんて・・・・・・

こっちが 聞きたい・・・・・・

 

 

ウチは絶望的やった

でも・・・・ なんとなくこうなるんちゃうかなって心のどこかでは

思ってた

 

そう・・・ あの時・・・・

ウチのママが学費を払えないikeちゃんの代わりに

立て替えといてあげたいと申し出た時

ikeちゃんは少し困ったような顔で ママに丁寧に申し出を断った

そして その気持ちはとても嬉しいと・・・学費は自分で何とかすると言った・・・

 ☆プレイバック☆ 二十歳の再会☆No2も一緒に読んでみてね

 

 

 

 

その数日後・・・・

彼女はこの退学届けを書いた・・・・

ウチらに一言も言わずに・・・・

 

 

「 私達は彼女から何も聞かされてません・・・・・・

でも 推測はできます! 

それは たぶん・・・・

あの事務員さんが原因やと思います   」

 

 

 

信じられない顔で机の上にある退学届けを

ジーっと見つめていたK子がやっと口を開いた・・・

そしてあきらかに怒りが混ざった声で言った

この間 ここの事務員が学費を滞納しているikeちゃんに

皆の前でそのことを言った事が原因だってことを・・・

そして放課後 

どうしてもikeちゃんともう一度話したいという担任とその事務員を

ikeちゃんの家に連れて行くことになった・・・・

 

 

 

 

 「 ウチがきっと・・・・・

 また余計なことしてしまったんや・・・・・  」

 

 

 

「 今回はM子が悪いんじゃないわっ!

まったく・・・・・ どういうつもりなんやっ!

 

こんな 大事なこと勝手に一人で決めて! 

どうしても ieちゃんつかまえて

一言 いうたらなアカン!  」

 

 

 

K子はそう言って  本気でikeちゃんに怒ってた

大事なことやからこそ・・・・

彼女は一人で決めたんやろか・・・・・

ウチらに言うてもどうもできへんことは彼女が一番知ってたんやと思う

 

担任とその事務員とK子とウチ・・・・・

電車に揺られ ikeちゃん家に着くまで誰も一言もしゃべらないまま

重苦しい空気が流れた

 

 

 

ドンドンッ!! ドンドンっ!

 

 

 

K子が2~3回 ikeちゃん家のドアを叩いた

前にも思ったけどikeちゃん家のアパートは全体的に古くサビついていた

でも ikeちゃん家の玄関だけはまだ新しかったので 最近この玄関を

付け替えたのがまる分かりだった

暫くしてウチら全員が誰もいなのかとあきらめかけた時

玄関の扉が ガタガタと音を立てて開き 一人の男の人が出てきた

 

 

「 誰や? 」

 

 

目の前の男の人の髪はぼうぼうで 小さい目は暗く 

顔は真っ赤だった

そして鼻をつくほどのお酒の匂い・・・・

そう・・・・ikeちゃんのお父さんは完璧に酔っていた

 

 

 

「 突然おじゃましてすいません!

私〇〇女子高校の松永と申します

お嬢さんのikeさんの担任です  」

 

 

 

ウチは担任が数歩下がってから

話しかけたのも無理はないと思った

ikeちゃんのお父さんは玄関にもたれて立っていた

まともに歩けないようだった

 

 

 

 

「 娘は昨日から帰ってない、 

学校は辞めたと聞いとるが 今さら担任ふぜいが何のようや?

それとも お前ん所の学校は辞める時も金とるんか?

え? この学費どろぼう!! 」

 

 

 

担任はカッとなって口応えしかかったが 

ikeちゃんのお父さんの脅すような目つきを見ると

思い直したようにハッキリとした口調で言った

 

 

 

「 今日 私達は学費の催促にきたのではありません!

 彼女の将来の事を真剣にご相談に来たのです!

 私どもとしましては 彼女が学校を中退するにせよ

 キチンと将来設計を立てた上で

 彼女を社会に送り出したいと思っております!

 

 できれば 彼女とシラフの時のお父様と3人でお話ししたかったのですが

 とても 残念です!  」

 

 

ウチはこの中年のオバサンの担任はそれほど好きではなかったのだけど

この時ばかりは この担任に尊敬の気持ちが高まるのを感じた

でもikeちゃんのお父さんはあきらかに これを違う意味にとったらしく

目を細めてウチらの顔を見ながら たっぷりの挑発口調で言った

 

 

 

「 俺の金で酒のんでるのが 何が悪いんじゃ!

くそうっ!どいつもコイツもバカにしくさって!!

何が将来じゃ!!

お前の学校は金さえ払えば卒業させてくれるんやろ!

貧乏人をバカにしにきたんかっ!!

帰れ! 帰れ! クソ女どもっ!  」

 

 

 

 

 

「 きゃぁ!! 何するんですかっ!」

 

 

 

とっさにikeちゃんのお父さんは近くに無造作に積んであった

空の缶ビールをうちらに投げつけた!

その缶ビールに少し残っていたビールの残り汁が

担任の顔や服にかかった 

それは日にちが立ち 腐敗していてとても臭かった

 

 

 

 

「 偉そうに俺様に向かって説教なんぞしおって!!

 金はビタ一文 払わんぞっ!! 

 帰れ!!帰れ!! 」

 

 

 

 

 

「 行こう! もうこれ以上ムダや! 」

 

 

 

K子が両腕を広げて担任やうちらを帰り道にいざなった

ikeちゃんのお父さんは狂ったように高笑いし

まだ缶ビールを外に投げつけていた

 

 

担任も事務員もハァハァ息を切らし 明らかに興奮していた

おそらく こういう屈辱は受けたことがないんだろう・・・・

 

 

 

「 こうなるような気はしてたんやけど・・・・  」

 

K子がボソッとつぶやいた

 

 

 ウチは・・・・・・・・・

ショックやった・・・・・

 

ikeちゃんの学費を払えれば

それですべてが解決すると思ってた・・・

また3人で楽しく学園生活が送れると・・・・

ウチは分かってるようで何もわかってなかった・・・・・

 

 

今 彼女がどこで何してるかは分からないけど

誰と一緒におるかだけは想像がついた

 

 

 

そう・・・・ まちがいない  絶対そうや

 

 

ikeちゃんは

 

 

 

 

坂上 ヨシノと一緒におるはず・・・・・

 

 

 

 

 

 

そこから月日は流れ・・・・・ウチは3年になった

ikeちゃんの送られてきた (退学届け) は学校に正式に受理された

もう 担任は二度とikeちゃん家に行くつもりもないだろう

文字通りikeちゃんは高校を中退した

ウチらには今だに連絡ひとつなかった

3年になってK子ともクラスは別れた

K子とは以前として仲は良かったものの 

お互い別のクラスの友達も増えたので

前みたいにベッタリ一緒と言うわけもいかなかった

 

 

不思議なことに・・・・ 

友達に依存しまくってた時は 一人も出来なかったのに

友達に依存しなくなって 別に一人でも平気と思い出したら

友達は増えた

でも 学校の中だけでの付き合いやった・・・・・・

うちがそれ以上仲良くなりたいと思わんかったんや

改めて知る自分の中のikeちゃんの影響の大きさ・・・・・

あれは・・・・・

3年になったばかりの春

 

 

「 お嬢様!このまままっすぐにお帰りになりますか? 」

 

 

パパの会社のおかかえ運転手の鈴木さんが右折をしながら

後部座席に乗ってるウチに聞いてきた

 

 

「 そうね~・・・あと パパの時計が直ってるから

取りに言って欲しいとママに言われたんよ・・・・

一号線の時計屋さんに寄ってちょうだい!  」 

 

 

 

「 はい かしこまりました 」

 

 

 週末なのに何もすることなく買い物三昧のウチは

車の窓から楽しそうに歩道を行きかう人達を眺めていた

交差点でキレイな女の人が待ち合わせっぽく立っていた

 

いいなぁ~・・・・

ウチもあんな服が似合うような女になりたいなぁ~・・・

そうだ今度のパパの会社のパーティにはあんな大人っぽい服で決めよう

ママの選ぶドレスはもう似合わへん年頃なんや・・・・

 

 

 

 

 

!!

 

 

 

 

 

 

体のラインがハッキリわかる ボディコン・・・・

茶パツ・・・・・ 10cmはある真っ赤なハイヒール

すこし憂いを含んで・・・・ダルそうに立ってる・・・・

化粧をしててまるで変わってるけど

ウチが見間違えるわけない・・・・・・

 

 

 

 

 

あれは ikeちゃんや!!

 

 

 

 

 

 

 「 鈴木さん!! Uターンして!!  」

 

 

 

「 ええ?? ムリですよお嬢様この渋滞じゃぁ~!  」

 

 

 

「 じゃぁ!! どっかで ウチを降ろして! 

 お願い! 友達がおってん!!   」

 

 

 

 

 はやく!はやく! ikeちゃんがいっちゃう!!

 

 

 

 

その時 一人の背の高い男の人が 高級時計店から出てきて 

ikeちゃんの肩に腕を回した

ikeちゃんはそうされる事に慣れてるように 二人は歩き出した

 

そして後ろからボディガードのような風貌の二人の男の人が

付いてきて4人は駐車場に向かっていた・・・・・

男の人は白いセルシオの助手席を開けikeちゃんを乗せた

そして自分も運転席に乗り込んだ

後ろのボディーガード風の二人は駐車場の近くに止めてあった

改造バイク2台にそれぞれ乗り セルシオの後に続いた・・・・

たちまちバイクの爆音が辺りに響きわたりウチは思わず耳を塞いだ・・・・

 

 

 

 

黒の肩幅が大きな仕立ての良いスーツ・・・・・

中はエンジ色のシャツでノーネクタイ・・

髪は短くツンツン立ってた 銀に近い金髪で方耳にはダイヤのピアス・・・

大きなサングラスをしてまるで芸能人のような風貌だけど

ウチはikeちゃんに肩をまわしてたあの男の人を中学の時に見たことがある

 

 

 

 

そう・・・・・

当時

この地域に住む人間なら誰もが知ってる

最近この地域の管轄の 警察が頭を抱えて悩まされてる

週末に必ず  1号線に出没する

 

 

 

総勢約200人はいるという 暴走集団

「 ブラック・ハンド 」 の 総長・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

竹田先輩だ・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ランキングに参加しています! 応援ポチッ プリーズ!! 

      にほんブログ村 恋愛ブログへ     


            

   

 ☆続き act 6 を読む

 

  

 

スポンサーサイト

テーマ:恋愛小説 - ジャンル:小説・文学

07 : 44 : 49 | 番外編M子の海岸物語act 5 | トラックバック(0) | コメント(18) | page top↑
| ホーム |

バックナンバー

最近の記事

RSSリンク

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ランキング

ブロとも申請フォーム

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。