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二十の再会☆No18

  

 

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 キラキラライン2

 

 No  18  (  嵐をおこして  )

 

 

1990年代初頭の大阪は難波の週末・・・

すこし歩いただけでも体が汗でベトつく8月の蒸し熱い晩でした

 

 

近くの道頓堀は なにわ座で新しい芝居が公演されたのもあって

心斎橋は暑さなど関係なく 人で溢れていました

明るい街の灯りに背を向けて 

ikeママンはクラブ 「ZIp」 のカウンターの中にいました 

お酒が強くないikeママンはいつものウーロン茶のグラスを片手に

さりげなくカウンターに寄りかかって なじみの客の愚痴に耳をかたむけてました 

 

 

このなじみの客は  近くの駅前留学の英語講師の ジャック

そして祖国のオーストラリアから同じく講師として呼び寄せた

ジャックの友人で 少し日本語が苦手でシャイな青年 ライアン 

 「 ZIp 」 は場所柄とマスターの気質もあって 多くの外国人客も

週末にはここでボトルをおろします

ikeママンはこの二人が来ると必ず 映画 「 プライベート・ライアン 」と 

このライアンをかけてマシンガンで二人を打ち抜く素振りをしてみたり

軍隊コントしてライアンをいじって遊んでいました 

そして これが この二人にとてもウケるのです

ジャックはお店の先輩お姉さん達と楽しそうにダーツをして遊んでいます 

そしてカウンターに残ったのはライアンとikeママンだけでした

 

 

 「・・・ike・・・今日職場でイヤなこと ありまシタ・・・聞いてくれマスカ? 」  

 

 

「 Shure ! ( もちろん ) 」 

 

 

ikeママンは顔を傾けて ライアンに言いました

ここで外人さんを相手にしているうちに

軽い片言の英語ぐらいは話せるようになっていました 

つづりを書けと言われれば書けませんが 

考えてみれば3歳の子供でも耳にした言葉を話すことができます 

会話だけなら英語がうまくなりたければ外人の恋人を

持つのが一番てっとり早いと当時は考えていました 

 

 

 

そしてここからikeママンの本当の仕事が始まります

マスターから仕込まれたとっておきの・・・・・

 

 

 

「 日本の人はおかしいデス  ・・・ボク・・・・

いつも生徒のみなさんにクスクス笑われマス・・・

でも何がおかしいか話してくれまセン・・・

何も解らず 笑われるのは嫌デス・・・ 」

 

 

ライアンは黒ビールを片手に話します

金髪の下の彼の青い目がとても寂しそうに写りました

 

 

「 あなたがステキだからよ  」

 

 

 

ikeママンは肘をついてカウンターにもたれ微笑みながら言います 

ライアンはikeママンの言葉にポッと赤くなります

白人さんは色素がうすくその様は肌の下の血管まで見えそうなくらいに

赤くなります 

 

 

 

「・・・・それは・・・ウソデス・・・・ 」

 

 

 

「 あら ウソは言わないわ! あたしが生徒なら きっと

ライアンに恋するわ! そして会えたら嬉しくてクスクス

笑うかも(笑)   」

 

 

 

これは マスターから教わったのですが

外人さんと接客する場合関西弁より標準語のほうが

彼らにはしっくりくるそうなのです なぜなら標準語で

日本語を勉強するからだそうです

 

 

そして 

このあたりからライアンはikeママンを意識しはじめます

ライアンの青い瞳がikeママンの顔から下に視線を移します 

キャミソールワンピからムキ出しの肩・・・・そして胸もとに

これも先輩のお姉さんから教わって実行しているのですが

ikeママンの 肩・・鎖骨・・・胸もとにはパールのハイライトが塗ってあって

それがブラックライトの下では妖艶に美しく光ります 

そしてikeママンはここぞとばかりに魅力を振り撒きます 

親身になってライアンの話しを聞き 

ライアンの心の隙間にスルリと入り込みます 

 

 

ikeママンを忘れないように・・・

またikeママンに逢いたくなるように・・・・ 

 

 

それからお店は超満員になってikeママンは他のお客様の相手に忙しくなります 

他のお客様の接客をしている時にも

ikeママンはライアンの視線を全身に浴びています

フィに ライアンを見つめると 彼は目が合って焦ったのかまた真っ赤になります

 

 

ジッと10秒見つめ・・・・

 

ikeママンは表情を緩めライアンに背中を見せます

背中を向けられライアンは遠慮なくikeママンを見つめられます

そして・・・・ その背中は・・・・とてもライアンを全身で誘っているのでした

 

 

ジャックとライアンが帰る時にikeママンはエレベーターまでお見送りに行きます

ライアンに先に行くように言われているのでしょう

ジャックは一人だけエレベーターに乗って降りてしまいました

二人きりになって ライアンがikeママンの両手の先をそっとつかんで言います

 

 

 ike・・・・・このあと 時間ありまスカ・・・ ?? 」

 

 

ライアンがこの様に切り出すのをikeママンは予想は付いていました

そしてこの言葉を言われたのはライアンが初めてではありませんでした

ikeママンは目を大きく見開いてジッとライアンを見つめ

以外な事を言われたかのように振る舞います

 

 

 

「 ボク・・・・ikeがお店終わるまで どこかで待っていマス

もっと ikeと話しがシタイ・・・・・ 」

 

 

 

「  まぁ!

まぁ・・・・・・ライアン・・・・・

嬉しいわ・・・・・・ とても・・・・

嬉しいのだけど・・・・   」

 

 

 

ikeママンは目を潤ませふしめがちに斜め下を見て

うるんだ唇に手をやってとても困って見せます

 

 

 

「 まだ ・・・・・ 仕事が・・・・・  」

 

 

 

 

「 イヤッ!いいんデス! ボク・・・また来マス!

今度・・・・ いつくれば・・・ikeに会えまスカ?

ボクなにかプレゼント持ってきマス・・・・

ikeの喜ぶ顔が見タイ・・・・ 」

 

 

 

ikeママンはライアンの頬を優しく撫でて最後の暗示をかけます

 

 

 

「 来週の水曜日に・・・・

今日の話しの続きを聞かせてくれたら

他に何もいらないわ・・・・ 」

 

 

 

 

ライアンを乗せたエレベーターのドアが閉まりました

そしてikeママンの手の中には

ライアンの自宅と職場のTEL番が書かれたメモがありました

来週の水曜日にはライアンはジャックを誘わずに一人で来ると

ikeママンは確信していました

 

 

 

「ikeちゃ~ん!! お疲れ~あがっていいよぉ~♪ 」

 

 

「 おつかれさま~っす!! いや~外人さんはストレートっすね!

思ったより手間どっちゃった! 見送り何分だった? 」

 

 

「 30分!! 時間かかったね~! 」

 

 

「 ZIp 」 では見送りは10~20分以内と決まっているのです

なぜなら その間他のお客様をお待たせすることになりますし

そのお客様をお相手するお姉さんをまた手配しないといけないからです

そう お客はライアン一人だけではありません

 

「 いっけっちゃん!♪ 」

 

 

洗面室で顔を洗って化粧を落としてるikeママンの横に気が付くと

マスターが立っていました 

 

 

「今日これから この間の中学の友達とキャンプ行くって言ってたよね!

これごほうび!

ライアン専属にできそうだね! 」

 

 

 

マスターの指の間に挟まってるのは 3つ折りにされた諭吉が2枚でした

うそのようですがバブリーなあの当初は 誠意や思いやりのかわりに

現金が本当に飛びかっていました

 

 

 

「 ありがとう!マスター!! 」

 

 

 

ikeママンは私服に着替え  ジーパンのポケットに

お札をしのばせ夜の街に飛び出しました

そして店の前に止めてある ikeママンの愛車 スポーツJOG

( ミニバイクで通称ヤンキーJOG )

に飛び乗ると御堂筋を疾走しだしました

 

 

  今から帰って・・・シャワーあびて 待ち合わせの場所にギリギリ間に合うな

 

 

難波からikeママンの家までは夜中バイクを飛ばせば20分で帰れます

いそいで海に行く用意をしてまた再びバイクにまたがり

 

 

 

 

 

待ち合わせの場所 

この間みんなで食事をした1号線のビックリドンキーの駐車場に向かいました

 

 

 

「 ikeちゃ~~ん!! おそっ~~~い!こっち! こっち!  」

K子が手を振って言いました!もうすでにM子 K子は来ていました

 

 

 「ごめんごめん! ちょっとお店忙しくて~!しかし!集まったね~ 」

 

 

「 俺らとまーくん所の走り屋チームいれて総勢12人や! 」

 

 

たけしが楽しそうにいいました!見渡すとドンキーの駐車場には

走り屋らしい車が沢山駐車していました 

 

 

 「 N は酒もってくるから 現地で合流するって!

 ikeちゃん荷物かして!それとみんなに紹介するわ! 」

 

 

 まーくんがikeママンの荷物を預かりながらいいました

びっくりドンキーの駐車場で各自初めての人達と一通り挨拶して

それぞれの車に乗り込みました ikeママンとK子はまーくんのアルテッツァ

に乗せてもらいました

 

 

 

「 ほな!いこか~!! 一回〇〇のインターで休憩なぁ~!

事故のないように 何かあったら俺の携帯電話して! 」

 

 

まーくんが今回のリーダー的な存在なのでしょう皆に指示していました

たくさんのスポーツカーが一般道を走っているのはとっても見ものでした

 

 

 

ikeママンはこんな大勢でキャンプとか海とか行くのは初めてでした

っていうか  今までヤンキーだったのでこんなアウトドア的なことは

したことがなくて  わくわくしていました・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

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テーマ:恋愛小説 - ジャンル:小説・文学

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