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二十の再会☆No7

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 キラキラライン2

 

 No  7  ( 泥中の花  )

 

 

 

   覚えているのは・・・

   あの人のにおいと・・・   純粋すぎる瞳・・・・・ 

 

  ○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○.。.:・°○

 

 

 

 

 

 「 お前に手だしたら・・・   アイツに殺されるかな? 」 

 

その声にikeママンはパッチリ目を開けました

先輩は親指でikeママンの舌唇を < びろん > としたので

ikeママンはいかりや長介みたいになってしまいました

 

 

 

 「 ん 」      チュッ☆

 

 

 

 

先輩はikeママンのおでこにムチュッとKISSをして 

ぎゅ~っと抱きしめ 頭のてっぺんに顎をのせました

 

 

 

  唇にしてくれると思ったのに・・・・ 

 

 

温かい先輩の腕の中でikeママンは考えていました 

先輩は殺されるのを恐れる人ではありません 

だとしたら・・・・・ 

 

 

今まさに!

 

 

 

ikeママンが先輩と会った時から まさに聞きたかった事を

聞くべき時が来た と悟りました

もうさっきのように二人の間には甘い空気は流れていませんでした 

それに アイツとは・・・・

 

 

ikeママンは緊張しながら先輩に聞きました  

 

 

「 先輩・・・N君と・・・ N君のお兄さん達と 昔何かあったんですか? 」

 

 

先輩の肩がピクッとしました 

 

 

 

 

 

「 ・・・・・誰?  それ  」 

 

 

 

 

 

 

 ビンゴだ!!

 

 

 

 

これですべて 一瞬でつながりました 

まるでパズルのピースを繋げてすべての全体像が見えてきたかのように・・・

ikeママンは先輩と仲良くなってから 

あの夜のことを何度も何度も思い出していました 

そう・・・中学3年生の時に大好きな彼・・・N君とふたりの時

この先輩に絡まれたときのことを・・・ 

 

 

それはもう こと細やかに 鮮明に思い出さないといけない事でした 

でないとこんなに この人がikeママンに優しく してくれている

辻褄が合いません    ikeママンは思い出していました

竹田先輩をずっと前から知っていたようなN君の口ぶり・・・・

先輩ではなく仲間の人が絡んできた事 

シンナーであまり正気ではなかった先輩の仲間の人 

先にかかっていったのはN君で そして思わず殴ってしまった先輩・・・・

N君のお兄さんは竹田先輩を 鑑別から出てきたとか 

とにかくよく知っているような口ぶり・・・・

N君のお兄さんの彼女のサオリさんは先輩を恐れていなかった・・・・

きっと女の子なら誰でもあんな場面に出会ったら恐ろしくて

その場に立ち尽くしてしまうでしょう・・・

なのにお兄さんの彼女のサオリさんはikeママンを気使ってくれていました 

そして何より一番気になったのはサオリさんが先輩を見る目は

 

・・・その目は・・・

 

今まさにikeママンが先輩を見つめてる目に似ていたと感じました

 

 

 

「先輩・・・話して・・・・聞きたい・・・」

 

先輩は観念したように口を開きました 

 

 

「  俺と・・・・敦・・  Nの兄キな・・・

それとサオリは幼馴染みやった・・・ 

中学に入って  俺はもう大分悪くなってたしな    

それでも アイツらは俺に変わらず接っしてくれようとしてた・・・ 」   

 

 

 

「 ・・・・でも・・・・ 」 

 

 

 

ikeママンはギュッと先輩の皮ジャンを握り締めました

 

 

 

「 俺は・・・・・ひどくアイツらを傷つけたんや・・・・・ 」  

 

 

 

その口調は自己憐憫でも苦渋もまるでこもっていない 

ただ 事実を述べているだけでした

  

   強い人だ・・・・・

 

他人の同情など無用の人でした

 

 

 

 

「  ・・・・・もう昔の話しや・・・・ 」

 

 

 

先輩はもうこれ以上話したくないだろうと感じていました 

ikeママンと竹田先輩は N君で繋がっていたのです 

いや・・・正確にいうとN君や彼のお兄さん達・・・

あの太陽のような人達と・・・・ 

 

 

 

「 敦の弟と一緒におった  マジメそうやったお前が 

 何年かしてコンビニの前で 金髪で座ってた時は

 これが同じ人間かと思ったぞ  」 

 

 

 

フッと笑って  

先輩は両手でikeママンの顔をはさみ おでこをひっつけました  

 

 

「 まぁ いいさ 人生寄り道も必要や 泥の中でしか生きられへん魚もおる 

しかしな ike

泥の中でもあの蓮の花のように美しく咲かせることはできるんやぞ 

俺は自分のしてきたことは後悔はしてないけど 

責任はとらなアカンと思ってる  

ガキの頃は親の意向や環境でどないしようも無いこともあるし 

友達に流されたりもするけど 

でも17歳やいうたらもう立派に自分で ものごと決めて 

地に足つけてやっていける歳やぞ 

ヤンキーは人より早く大人にならなアカンのや 

もう  ike  は立派な大人やろう? 」

 

先輩の意思の強そうな茶色の瞳がikeママンを映していました 

もう 先輩はikeママンのことをネコ扱いしていませんでした

ikeママンはこの人にとても感謝してました 

学校へ行くことしか知らなかった自分に とても広い世界を見せてくれました 

不良の世界ではありますが その中でも組織の作り方 

人との接し方 そして人は誰しも自分を理解してくれる人に

絶対の信頼を寄せるものだということを学びました 

そう・・・先輩はそんな人だったのです 

 

 

 

 

 「  ike  ・・・夜明けや・・・ 」

 

 

 

 

空は紫とグレーの明るい色に変わり 

山から立ち昇る霧を通して朝日が差しはじめていました

 

 

 

 

「  キレイ・・・・・  先輩・・・・ 」 

 朝焼け

 

 

 

 

「  ああ・・・・・・・

いい女になれよ ・・・・・・ ike・・・・・ 」  

 

 

 

ikeママンは先輩に抱きしめられているのに 体全身に不安がよぎっていました 

どうして先輩はこんな話しをするのでしょう 

 

 

 

 

 

 

 

  先輩の話しは まるで別れの言葉のよう・・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

それから 数日たった朝  まだ出勤時間にはずいぶん早いのに 

ヨッちゃんがikeママン家のドアを割れんばかりに叩いていました 

 

 

 

「  なぁに~? ヨッちゃん めちゃ早いやん~ 」 

 

 

ドアを開けるとヨッちゃんがikeママンに新聞を渡して大声で叫びました  

 

 

 

 

 

 

「 ikeちゃん!!竹田先輩がっっ!! 」  

 

 

 

 

 

「  え?  」

 

 

 

 

 

 

渡された新聞は ikeママンの手から 力なくハラリと足元に落ち 

見開いたその隅の記事に小さく こう書かれていました

 

 

 

 

 

 

 

大阪府警は〇〇地区 

集団暴走行為及び

麻薬取り締まり容疑の疑いで

首謀格 少年5人 を逮捕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二人で抱き合って朝日をみた あの日から・・・・

 

 

 

 

ikeママンが先輩の姿を見ることは

 

 

 

 

 

もう ありませんでした・・・・・

 

 

   

 

 

 

 

                                        蓮円形白


 

 

 

 

 

 

 

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