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ikeママンの純情な感情編No4

 



   おしてね




最終章 王子の視点編




No4












休日の昼下がりのコーヒーショップは次第にあわただしくなった


そして フラッペを食べ終えた僕もそろそろ
たいくつになってきた



もう お話しが終わってくれるといいのにな・・・・
そう 思いながら僕はママとおじさんを見上げた

ママはクスクス笑いをうかべ

真面目な顔を浮かべようとしていた
おじさんは 考え込んだように目を細めた




「 普通の暮らしをしているのかと・・・・・
  気にはなっていたんやけどな・・・・   」




ママは目をぱちくりとしてどっと笑い声をあげた





「 普通の暮らしってなに? N君  」






おじさんはポカンとした






「 一戸建ての家とか? 

沢山の子供にPTAの集まり

  田舎ですごす夏? ショッピングモール 

休日には家族で映画に行って

慈善ボランティア サッカー教室 

クレジットカードの支払い?  






おじさんの口元に悲しそうな笑みが浮かんだ

黙ったまま首を振る

おじさんは負けを認めて肩をすくめた




「 そこまで言ってないやろ  」





そして  また タバコに火をつけて言った




「 まぁ 普通なんて人それぞれやしな・・・・・

 第一普通がどんなもんか 俺にもわからんしな   」






ママはおじさんの考えていることを読むかのように

ニッコリ笑っていった





「 おかしなことを言うのね

 それを言うなら (幸せかどうか)ってことでしょ? 」





「 まぁ  そういうことかな?  」






「 この子のパパは・・・・・・

 そうね・・・・・

 私が水商売をやめてすぐに知り合ったのよ

 だから  彼とはもう15年以上の付き合いになるわ 」






「 へぇ ずいぶん 長いねんなぁ~  」





おじさんは僕をみて 細い目をよけいに細くした






「 結婚前に子供ができないって

  わかったあたしに向かって


 「 子供ができないなら 二人で金持ちの年寄りになろう 」

 

 って名言を残した人よ    」






「 そりゃ  また男前な!  」





おじさんはヒューッと口笛を吹いた






 「 今お金があるかは別として(笑)


  そうね・・・・・・

  奇跡的にこの子が出来て 一度だけ  旦那を

  うっとおしいと思ったことがあるわ       」





「 マジ?  」






ママは僕の頭をなでて話しを続けた





「 この子が生まれる時 

  とても難産だったの


  その時 私はなんか女の本能みたいなのが働いて

 ほら・・・・ 犬とか猫が子供を産む時ねぐらを整えるでしょ?

 それに似て・・・・・

 私はとにかく一人になりたかったの            」







「 俺は立会わされたぞ! あれはいただけん! 」








「 まぁ そうなの? 良いパパね

 でも 私は静かに陣痛に耐えてたかったのに

 あの人ったら 横でみんなに電話かけまくって 

 大騒ぎになってね!


 とうとう 分娩室出入り禁止になって

 あの人 病院から追い出されて自宅待機させられたわ

 あの時だけよ 初めてあの人に消えてほしいと思ったの   」






「 イカすな    」







「 ええ とても  」








ママとおじさんは二人で大笑いをしていた








僕はなにがそんなにおかしいのかわからなかったけど

ママが楽しそうなんで 自然と僕の顔もにやけたんだ・・・・・・











   おしてね






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テーマ:R18要素あり恋愛小説 - ジャンル:小説・文学

13 : 13 : 48 | ikeママン王子の視点編No4 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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