スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-- : -- : -- | スポンサー広告 | page top↑

ikeママンの純情な感情編No40

 

ランキングに参加しています! 応援ポチッ プリーズ!! 

 






第3章 純情な感情編


No40       ( 新しき出発 )















「 いやぁね・・・・・・

 これだから 教会って・・・・・・・

懺悔なんてガラにもない        

あたしは過去をふりかえらない女なのよ    」





ikeママンはジェニーさんの最後の部分は

よくわかないふりをして首をかしげました


さっきのジェニーさんとフランクの話からまだ

頭が切り替わっていなかったからでした


若い頃の少し美男児のジェニーさんとフランクという男性が

寄り添っているのを想像すると

喉を締め付けられるような気分でした

ジェニーさんは何かしゃべり続けていましたが

ikeママンの耳の中では血がどくどく流れ 

音をかき消していました


聞こえたのは最後の言葉だけでした






「 あんた あのタレ目の 

キュートボーイとは どうなったの? 」





不意にN君のことを聞かれ          

ikeママンは髪の毛をひっぱられた気分になりました

かなり底冷えする教会にブーツをはいた足でも

つま先が冷えてきました


ikeママンは重心をべつの足に移しながら答えました






「 ジェニーさん風にいうと・・・・・・・

  一回 ヤッて終わりました        」







ジェニーさんの肩眉が上がりました








「 ・・・・・・・ 一回ヤレただけでもよかったじゃない



        女がいたのかしら・・・・・・・     」










「 まぁ そんなとこです・・・・・    」









ikeママンはふたたび 後ろの漆喰の長いすに

どっかり腰をおろし口をひらきました








「 実はN君の他に好きな人はいました  」









「 初耳ね・・・・・・  」









ikeママンは自分の過去を語ってまでも教訓を見出そうと

してくれた彼女に一種の義理のようなものを感じ

自分もなぜかおしゃべりになっていました・・・・・




夜の国道・・・・

排気音と沢山のテイルランプの光を浴びて・・・・・・

大勢に傅かれている彼を思い出しました

中世の王様のようなふるまいをする彼を・・・・






「 その人は・・・・・・・

  暴走族の頭で・・・・・

  カルバンクラインの香水の匂いと・・・・・・

  抱きしめられると

  大麻の匂いのする人でした・・・・・    」








ikeママンの言葉に一瞬ジェニーさんの目は大きくなりました







「 だから・・・・・・

 ライアンがドラッグをやってるってすぐ分かったんです

 あの時・・・・

 ライアンが彼と同じ匂いがしたから・・・・・    」








「 それは ヘビーだこと・・・・・・ 

     

  ドラッグキングのその後は?      」







「 あたしが16の時 逮捕されました    」


☆二十歳の再会  No7参照







「 ・・・・・・・・・・・・・・・・・



  女は海のように深い秘密があるほうが

  魅力的なのよ・・・・・             



  



  もう男はコリゴリって?           

  そっち方面に進むなら レズの知り合いを

  紹介するわよ                   」








「 まさか! 

  男は星の数ほどいるって言ったのは

  ジェニーさんですよ              」









フフフと二人で顔をあわせて笑いました

それからジェニーさんは 「 ZIP 」を

辞めるつもりのikeママンにマスターから

今月分の給料を預かってきていました


マスターもさすがにikeママンが戻るつもりは

無いだろうと感じていたことでしょう

これで マスターにあわなくて済むと内心ikeママンは

ホッとしました

いつでも連絡してこいというジェニーさんに何度も

感謝しikeママンは教会を離れました





いつもの御堂筋は

夕暮れ間近のあわただしさをかもし出し

渋滞していました




車のテイルランプの洪水

クラクションのいななき

迷路のような他の車の流れ

切羽詰ったような せまい車間距離





ikeママンはこれらを横目で眺めながら歩きました

財布を片手に休み時間に買い物にくり出そうと

しているOL軍団とすれ違う時

しばらく 彼女達の後ろすがたを眺めていました







「 今度はOLやろうかな・・・・・・  」







自分が会社の制服をきてPCの前に座っている姿を

想像しながら駅に向かいました


薄暗い階段を下りて

なま温かい風が下からikeママンを包みます

電車がホームに入ってきました

 

ちょうど帰宅ラッシュのこの時間は

日曜日でもないかぎりめったに座れません

運良く窓際の戸袋の脇のポールポジションが

ikeママン一人分空いていました



扉の手すりに持たれ

ikeママンは大きな窓から映し出される

ミナミのネオン街を見つめていました










ずいぶん長いことこの町にいたような気がしています





ikeママンは小さく誰にも聞こえない声でつぶやきました





















「 バイバイ・・・・・・  」



























         

          ☆ ikeママン物語  純情な感情編 ☆ 

                      

                   ( 完 )




                          ☆ikeママン 王子の視点編に続きます☆

















ランキングに参加しています! 応援ポチッ プリーズ!! 

 



スポンサーサイト

テーマ:R18要素あり恋愛小説 - ジャンル:小説・文学

12 : 48 : 48 | ikeママンの純情な感情編No40 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
| ホーム |

バックナンバー

最近の記事

RSSリンク

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ランキング

ブロとも申請フォーム

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。