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ikeママンの純情な感情編No33

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第3章 純情な感情編


No32   (  悲惨な現実  )










ikeママンはレストランを後にして

暫く思考停止のまま歩きました・・・・・・・




並木道を通り

交差点で行きかう車のヘッドライトを見つめた時に

初めて現実感が体の底から湧きあがってきました


気が付くと中央公園の石畳の上を歩いていました

真冬も夜風が体を突き刺し 

体はかつてないほど冷たくなっていました






  マスターとあけみちゃん・・・・・



  あけみちゃんとマスター・・・・・





さっき見た光景が頭の中によみがえります


むさぼり合うようなキス・・・・
スベスベの腰や脚が簡単に

あらわになったサテンのミニドレス・・・・

快感にもだえ せつなくあえぐ声・・・・



ikeママンは吐き気がしそうでした

マスターがikeママンにくれたのはすこやかで穏やかな愛でした

ああいう燃え盛る肉欲ではありません



それにしてもあの二人はなんて芝居が上手だったのでしょう

今となっては 

たちの悪い冗談としか思えません

体中が屈辱で満たされ 

激しい動悸がします

マスターは婚約後も気の向いたときに

ikeママンをベッドに誘い

あけみちゃんのエロい姿を思い浮かべながら

ikeママンを抱くのでしょうか?





 あたしはもっとも愛してる二人の人間に裏切られていた・・・





婚約発表の幸せの絶頂からいきなり

不幸のどん底につき落とされた気分でした




  こんな仕打ちには耐えられない・・・・・・ 





ikeママンは何も知らなかった自分の間抜けぶりを嫌悪しました






  あけみちゃんはあの時・・・・・

  嵐の夜って言った・・・・・


  あの夜

  あたしがマスターから逃げてN君と会っていた頃

  マスターはあけみちゃんと・・・・・・

  もしかすると 

  あたしが性的な面でもっと協力的だったら?


  マスターは・・・・・・

  彼はよそみすることなくあたしだけを愛した?






皮肉なものだと薄ら笑いを浮かべたとき

ikeママンは初めて自分の頬から

涙がつたい落ちているのを感じました


そんな事を考えながらikeママンは

気がつくと ひと駅分も歩いてしまい

御堂筋のいつもの教会の前まで来ていました


駐輪場から見える 

いつもの教会の掲示板には

今夜は何も書かれていません


そのかわり教会らしくクリスマスイルミネーションが

キラキラ美しく輝いていました

柊の木の下でキスをしている天使の絵を眺めている時

フと隣に誰かが立っている気配に気付きました


コートの襟を立て 

見慣れた金髪に思わずikeママンは声を張り上げました





「  ライアン!!  」





暗がりで顔はよく見えませんが

たしかにかつて  「 Zip 」

一番のikeママンお得意様で英会話教師のライアンでした

ikeママンはおどろき でも久しぶりに会えて

嬉しくなってライアンに駆け寄りました





「 いったい 今まで何してたの?

 少しもお店に顔をだしてくれないから・・・・・

 元気? ジャックは?

 今日はお店にきてくれたの?           」






「 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・       」





言いたいことは山ほどありました

しかし

教会の街燈の下でライアンを見たとき

彼の異変にikeママンは気付きました


よれよれのコート・・・・・・

いつもは英会話教師らしく

きっちり整えられた金髪も

今日はボサボサで

髭も不精に生え伸びきっていました






「 今日・・・・・

 お店に行ったら・・・・・

 休みでシタ・・・・・・

 マスターと婚約したって・・・・・・


 ジャックから聞きまシタ・・・・・ 」







体の中の本能が危険な警笛を鳴り響かせました





何がおかしいかは

すぐには分かりませんでしたが



いつものライアンではないのはすぐに分かりました





「 知って・・・・・・・たの?    」






彼は何度も小さく鼻をすすりました

そして 


何故かおどおどしてikeママンと目を合しません






「 ike・・・・・・・・・


 一人デスカ?・・・・・・・・  」







街燈の下なのに暗くてライアンの顔はハッキリ見えません・・・・

ikeママンの心臓はなぜかドキドキし始めました

さきほどから 

ライアンからにじみ出て

ikeママンの鼻をついてくる匂い・・・・・・・


この匂いには覚えがあります

かつて 

危険な外国人パブに行ったときの匂いと同様なものでした

先ほどのジェニーさんの言葉がikeママンの頭をよぎります

そして 

心臓の鼓動を早めikeママンは

確信を持ってライアンに言いました









「   Your   drug  is   done.?   」


 (    あなた    ドラッグをやってるの  ?  )
















かつての


ハンサムな爽やかさはもはや彼からは消え去り・・・・・・









くっくっくっと笑うライアンの笑顔が










街燈に照らされ醜くゆがんで見えました 














ライアンはikeママンの手を掴み

残忍な目で見つめて言いました・・・・・・・















「  Merry  Christmas  ike・・・・・・ 」







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テーマ:R18要素あり恋愛小説 - ジャンル:小説・文学

12 : 13 : 09 | ikeママンの純情な感情編No32 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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