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ikeママンの純情な感情編No26

 


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第3章 純情な感情編


No26   (  月夜の夜に・・・・・  )














なつかしいGTRの車内の香り・・・・・



この匂いを嗅いだのはつい昨日のことのよう・・・・



そして今自分は・・・・・・



彼の腕の中にいる・・・・・・



抱きしめられたその肩のむこうに見えた景色・・・・・




きっと 忘れられなくなる・・・・・・








ハザードランプのチカチカッという音が

エンジンを切って静まりかえった車内の中に妙に響いていました

ikeママンはまだ涙が止まらず 

N君はテッシュでその涙を拭こうと

頬に当ててikeママンをじっと見つめていました





「 ・・・・・俺が泣かせてるんやな・・・・・・

     ほんまに・・・・

     マジで悪いと思ってる・・・・・        」






悪いと思うなら・・・・



優しくしないで欲しい・・・・・



かまわないでほしい・・・・・・





ikeママンは心の中でつぶやきました

家で話すのがイヤなら

いい場所があると彼がどうしても言うので

つれてこられた場所は

大阪でも有数の大きな緑地公園

そこは色とりどりの花のガーデニングの公園で有名でした


深夜2時もまわったその緑地公園は人などおらず

幻想的なライトに照らされたガーデンはまるで

ファイナルファンタジーに出て来るような現実味のない場所で

ikeママンとこうして二人で散歩している

彼の姿も幻を見ているような気分にさせられました



中央の池にまで散歩にきた頃にはすっかり涙は乾き

今やikeママンが気にしてるのは泣いて崩れた化粧と髪形でした





「 ちょっと!ダメだって N君ってば! 」





「 大丈夫や!絶対バレへん!    」





彼はその池にとめてあるボートにひょいと飛び乗り

ikeママンにも乗るように手を差し伸べました

言い出したら聞かないやんちゃな彼に

しかたがなくつきあうikeママンも

さきほどの怒りは忘れこの状況を楽しみ始めていました


台風はいつの間にか過ぎ

灰色の雲間に大きな満月が浮かび上がっていました


誰もいない大きなコールタールの池を

ゆっくり彼は漕いでいき

大きな月が池の波間に浮かびます

今やライトがなくても月の明かりだけで

十分二人の夜中のデートは補えました


ikeママンが指先を池の水面に這わすと

そこから波紋が広がり

池に浮かんだ月を手ですくっているとき

N君がボートを漕ぎながら言いました





「 まるで 人魚みてぇ・・・・・   」






「 この服? ピンクだよ?

 普通人魚って水色とかじゃない?  」







彼の髪が風に揺れます






「 いや・・・・・

 俺の中でお前のイメージ・・・・・・

 ずっとそうやった・・・・・・        」







「 え? 」






近くで魚が小さく跳ねた音がしました







「 あれ 最後 泡になって消えるやろ?

  お前 抱きしめたら 消えそうで

  だから あの時も・・・・・     」








「 あの時?   」









彼は少し顔を赤らめて言いました








「 いや・・・・・

 なんでもない・・・・・・     」








そのしぐさをみて一瞬でikeママンはいつのことを

いっていたのか把握しました

そして思い出してikeママンまで赤くなりました




そう あの夜・・・・

深く愛し合って夢中でお互いの

体を求め合ったのを

彼も思い出していたのだとハッキリ自覚しました





彼がそんなことを言うもんだから・・・・・

月夜の池に 

二人の乗ったボートが波も立てずに滑っていきます

ikeママンはかつて胸が焦がれるほどに求め

愛した彼を見つめていました




一線を越えたのに・・・・・





この人はどうして会うたび新鮮で

こんなにドキドキするのでしょう?


だから ボートから降りるときに

彼が両手でikeママンの手をつかみ

勢いで引き寄せられたので

思わず唇が近づきました




まるで自然とそうすることが当たり前のように・・・・・





ikeママンは目を閉じて彼の唇の感覚を感じました

どのぐらい二人が唇を重ねていたのでしょう

やがて月が陰り唇を離してきつく抱きしめられて






顔の表情が見えないまま・・・・・・

風の音と共に彼が耳元で囁きました











「 ゆみが・・・・・・ 手首を切ったんや・・・・・・ 」























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テーマ:R18要素あり恋愛小説 - ジャンル:小説・文学

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